サンタさんの草花

スマホ片手に観音山の草花から季節の移り変わりを切り取っています。

ヘクソカズラとヤブカラシ 観音山

2020-07-23 13:18:27 | みんなの花図鑑
ヘクソカズラの花が咲き始めました。
そろそろ梅雨も明け、真夏がやってきたなあと感じられます。

ヘクソカズラは漢字で書けば「屁糞葛」でおならやうんんこの臭いがするつる草です。
枝や葉を揉むと、独特な嫌な臭いがします。
ヘクソカズラにはメルカプタンというスカンクの屁の主成分と同じものが含まれ、
虫に食べられたりしないよう害虫から身を守っています。
植物の特徴を端的に表した名前ですね。

ヘクソカズラ 屁糞葛
科目:アカネ科ヘクソカズラ属
学名:Paederia scandens
別名:ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)
原産地:日本、東アジア
開花期:7月~9月
花言葉:人嫌い、意外性のある

2020年7月22日撮影


▼花の中心が暗紅色に染まっているのでお灸の火に例えて
「ヤイトバナ 灸花」とも呼ばれています。

▼釣鐘状の花を早乙女のかさに見立てて
「サオトメバナ 早乙女花」とも呼ばれています。


秋には黄土色の実を付け、この実は「スズメノタゴ」とも呼ばれています。
実をつぶすととても臭い臭いがします。
「タゴ」とは「担桶」で、水肥などを入れて天秤棒で担ぐ桶のことです。


ヤブカラシ 藪枯らし
科目:ブドウ科ヤブカラシ属
学名:Cayratia japonica
別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)
原産地:日本、中国、マレーシア
開花期:6月~8月
花言葉:不倫、攻撃性に富んだ

ヤブカラシは藪を覆って枯らしてしまうほどの、生育の旺盛なツル性植物です。
人間にとって厄介な雑草ですが,蜂や蝶などがたくさん集まります。

2020年7月22日撮影
▼ヤブカラシの花は咲き始めは花柱が短くやがて花柱(雌蕊)が伸び)て、
4本の雄蕊と緑色の花弁が脱落し、オレンジ色の花盤がピンク色に変ります。






オマケ:玉虫の羽が落ちていました。綺麗ですね。








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