信頼の回復は簡単ではない

信頼はお互いにその気持ちと覚悟をもつべきである。

一度失ったら

簡単には取り返すことは出来ないだろう

私たち夫婦もそうだ

裏切られたと知ったとたんに信頼など消え去った

それを取り戻すために夫は大きな決断をした
私を信じる事にした。


２度はない！永遠にない！

裏切らないように……

成り立たない

1➕1＝2

人生において

この答えは成り立たないんだ

あなたはそうだからこうしなさい

君はこうしなさい


誰にも指図など出来ない

人の人生が自分以外のものであってはならない


長男だから

長女だから

部長だから

課長だから

だから、だから

だから何？


人間としてどうか

人の道としてどうか

礼節は欠いてはならない


感謝の気持ちはしっかりと


肝に命じます

しんどいが口癖

母の口癖

しんどい

確かにしんどいと思う

普通の人の3分の1しか肺が機能しない

在宅酸素をはじめて４年近くなる

最初は0,5の酸素量から始まった

今は安静時が2,0

動いている時は3,0

増えているが……

増やせばよいという訳ではないらしい

3分の1しか機能しないからそこに一気に多くの酸素が入ったら偉いことになるらしい❗

心臓にも負担がかかり、心不全になる


心不全になりかけて２度入院した


静かに静かに暮らさねばならない

ゆっくり、ゆっくり

普通に呼吸している私には母のしんどさはわからない

酸素を吸えばよいと思っていた

吸うのも吐くのもエネルギーがいる

だから、食事もちゃんととらねばならない

食べるだけでしんどくなるらしい



先生、しんどいが口癖になってしまいました

先週、通院時に笑いながらそう言っていました

口癖ではなく、ほんまに……

しんどいんだ……

母にどれだけ寄り添えるんだろう

日が落ちる

さまざまな思いが思い出される

女性は黙ってその家をみた

両親がいる

兄姉もいる

深い樹木に覆われた家

もう少ししたら灯りが灯るだろうか

辺りは静けさがまし

日が落ち始めている


家から声が聞こえる

楽しそうな子供の声

そして食器があたる音

夕げの支度だろう

あっ

母が出てきた

勝手口から


若いと思った

母はまだこんなに若いんだろうか

崩れかけた石塀に体を隠して母をみた

母と一瞬、目があったような気がした

早く帰っておいで ご飯だよ

そう言って手招きをしてくれるような気がした

後から出てきた小さな少女が母にまとわりついていた

あれは誰？

兄姉の子供だろうか

女性は長く家には帰っていなかった

捨てたわけではない

逃げたわけでもない


母と少女が家に入って行った

日がどっぷりと落ち始めている

風が冷たい

もうすぐ冬が来る

家の中から声がする

灯りを早くつけないと

心で呟く

声だけが闇の中に響いている



闇の中に深い樹木に覆われた家がある

声すら途絶え


家に灯りが灯ることはなかった

趣味は楽しい

趣味は楽しい

好きなことはずっとやっていても飽きない

ずっとずっとやってる

子供の集中力が半端なくすごいように……

子供はそうしていることが生活の一部

大人は？

それだけしているわけにはいかない

働かなくてはならない

女性なら家族の世話もしないといけない

男性は家族を養わなければならない


好きなことばかりは出来ないのだ

まして、他の人に迷惑をかけてまで趣味に没頭するのは考えもの

時間がほしいけど

時間は平等 24時間

36時間ほしくても無理

睡眠削る訳にもいかない

だから、好きなことばかりしてやらなきゃならないことを怠るのは……ブー🙅🙅🙅🙅🙅🙅🙅🙅

肝に命じる