お気に召しませご主人様 ~でもそれ出汁だし~

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ディズニーとかお笑いとか食べ物とかを日記的に書いていきたいと思います。

彩の国さいたまで燃え尽きなSAI(再々)

2018-01-04 00:31:31 | 音楽
鍋においたままの計量スプーンなんかに触れて熱いとき
『あーあぁ、コレぇ〜 熱伝導〜!!』って歌うのは定番だったんだけど
こないだ耐熱皿を用意してるとき
『皿はね耐熱〜 皿 dish 皿〜♪』ってなんの迷いもなく歌った時にはその完成度に一人スタンディングオベーション。

この変換力をどこへ生かせばよいのか。





さて

あけましておめでとう!!!

やっほー2018年!



本当はSadisticな夏歌の持ち主
時雨ちゃんが出演した
狂喜乱舞のCDJについて爆書きしたいのだけど
2017年に逆戻りいたします。

最高だったSAIを終わらせたいの。

もう年明けちゃったけど
主役出てきてないから終わらせたいの。






4組目:BRAHMAN
周りになんとなく男性が増え
男祭り感の中緊張の面持ちでその時を待つ。

先のSAIキービジュアル映像から続けて
No Nukes訴え&SAIコラボのようなオープニング映像からスタート

何年か前のロッキン特集号。
掲載されていたTOSHI-LOWワンショット写真から放たれる
圧倒的大パワーに震えておったわたくし。

ご本人さん、BRAHMANさん
もう面構えがつよい
みんな髪がながい

自分の魂を持って行かれそうになるため思考回路停止で平仮名感満載。

一体どういう気を放っているのだBRAHMAN…!


ライブ
【賽の河原】
【SEE OFF】
【BEYOND THE MOUNTAIN】
そして【鼎の問】(原発関連の仕事をされている方々へのインタビュー映像つき)が聴けてよかった。

なんのときだったか
TOSHI-LOWが客席ダイブ

観客もダイブしてたはいいけど
一人思いっきりTOSHI-LOWに突っ込んでた人いて
アレ大丈夫だったのか。
間違いなく殴られるぞ。


MC
OAUの時にはだいぶふざけてた気がしてたけど
さすがにBRAHMANのときは喋らないのでは?と思いきや
めちゃくちゃ喋った。

しかもめちゃくちゃふざけてた。

「今日このフェスで大事なことを言っておく」みたいな流れから
「華々しいメンツの中…この時間が唯一のおしっこタイムです!」

そして前列にいたと思われるラッドファンに対して
「待て、まだ洋次郎もおしっこしてる。」とか言う始末。

その後もACIDMAN3名を
佐藤→あぁアホね
一悟→あぁ細美武士のサンドバッグね
大木→チャラい
と散々ないいようでバッサリ。

さらにゴッチちゃん同様
大木先生の帽子の中身まで
「う…う…(宇宙と思わせて)薄毛が?」と言及してしまう。

会場内、通して大爆笑で
一気に緊張がほぐれた。

あああ
そういえばこの人大木先生との対談で
"大をしたらその分体重が減るはずなのに変化がなかった"とかいう内容で盛り上がってたっけかーと思い出す。

ただその直後に
「2011年3月11日から多くのアーティストが口を閉ざす中、大木だけが原発や戦争のことを語った」
「それから毎年その日は福島でライブしてます」
「今日仲間として読んでもらえて感謝します!」
と話してて。


書かなかったけど
ACIDMANはすごいバンドだぜみたいなこと
TAKUMAも言ってたんだよな。

なんていうかこの二人はそのはぐらかし方?がうますぎて
ギリギリのライン、ふざけながらも愛ある絆が溢れ出てるところが超絶いい。


ラストは大木先生のリクエストということで細美筋肉バキバキ武士さんを呼び込んでの【今夜】

最後にはガッチリ握手をしてステージが終わった。


蛇に睨まれたカエル状態でスタートした時にはどうなるかと思ったけど
いやーよかった。

そもそもBRAHMAN観れる日が来るとは思わずだったので
貴重な体験ができてそれで満足。

しかもなんだか妙に長くなってしまった。



ここでラッドを隙間聴きしながらポテトやら肉やらを食して休憩。

お仲間と疲れ果てすぎて
もう帰るかーと言い出すデッドマン状態。

アリーナでこのメンツは辛すぎるんじゃ…



5組目:ストレイテナー
【ROCKSTEADY】
【シーグラス】
【SIX DAY WONDER】
【シンクロ】
【DAY TO DAY】
【冬の太陽】

特筆すべきは【DAY TO DAY】

ホリエテナーの
"ACIDMANに送ります"的な言葉(忘れた)から始まったのも印象的だったけど
特筆すべきはシンペイテナー

あんなにドラムが前面へ出る曲だとは思わず。
私の語彙力で表現するならば
「ドラム破れる」

確か武道館でみた投票セトリライブでの【Toneless Twilight】も
同様の感想を抱いた気がする。

一見そんな曲には聴こえないのに、凄い音の圧。


ライブ自体は楽しかった。


ただね、テナーちゃん。
自分たちのライブしてもよかったの。

というのもシンペイテナーのMCで
「今日はとても濃いアーティストの中で、どうして俺たちがACIDMANの前を務めることになったのか」

「きっとフィルターのようになってACIDMANの空気になるように任せられたんだと思います」
みたいな話をしていて。


確かに結果的に爽やかフィーリングなコーヒーフィルター感出てたけども…

ちーがーうのーよー!!!(ニュアンス柔らかめ)

大丈夫なの。
あなたたちがバラード2本歌わなくても
ACIDMANってアホみたいな重量級バラード呆れるほど持ってるの。

それゆえ
もしも川の水でも狼の血でも五臓六腑でもなんやらかんやら混ざっても
ACIDMANって一挙に浄化できる脅威のブラックホール大宇宙パワーを持ってるの。

きっとテナーちゃんがそれはよく知ってるはず。


私が考える本フェスのいい感じセトリは
【SAD AND BEAUTIFUL WORLD】
【シーグラス】
【SIX DAY WONDER】
【ROCK STEADY】
【From Noon Till Down】
【KILLER TUNE】
あたりだと思ってる。

前前前世な彼女らや狼と一緒にダンスする彼らには"From Noon〜"を

昔から聴いてるアラサーアラフォー(以下アダルト)には
テナーのセトリ投票で1位であり
カバーアルバム『PAUSE』に入ってる"SAD AND〜"と
名作『TITLE』収録でめちゃくちゃ踊れる"KILLER TUNE"を
ご披露していただきたかった。




話、多少脱線。




このSAIというフェスは
RAD&マンウィズ…
若者中心でアダルトも聴くし聴いてたし

10-FEET&アジカン&HIATUS(細美さん)…
若者もアダルトも青春

テナー&ACIDMAN&BRAHMAN…
アダルト中心で若者も聴く…?
という感じで構成されていると思う。
(Dragon Ashとバックホーンにつきましては私が詳しくないのですみませぬ)


で、そのあたりの層をちゃんと踏まえてる例が
10-FEET
【RIVER】【VIBES BY VIBES】【ヒトリセカイ】etc

RAD
【前前前世】【いいんですか?】【おしゃかさま】【05410-(ん)】

HIATUSは
新しめのアルバムからはとても少なくて。
ほぼエルレ活動休止直後のアルバム2昨からの楽曲で構成されてるけど
そこがアダルトの願望120%満足させてる。

変化球なのは
マンウィズとBRAHMANだけど

前者は踊り多めの参加型で一体感が半端なく楽しいし
後者は圧倒的ワールドでファンがどうとか知ったこっちゃない感出すので
何してもいいんです。


もしもSAIではなくて
CDJとか他フェスで今回のセトリなら
「聴きたかったなぁ〜!」程度で済んだのだけど

1ステージで聴く人が通常フェスよりも明らかに多かったから
もっとストレイテナーをアピールして欲しかったのねん。



6組目:ACIDMAN
明らかに人でぎゅうぎゅうのフロア

浮かれるでもなく騒ぐでもなく
静かな熱で満たされた空間

長かった1日
最後の最後の大トリACIDMAN

セトリ
【新世界】
【FREE STAR】
【ミレニアム】
【赤橙】
【最後の星】
【世界が終わる夜】
【ある証明】
【飛光】
【ALMA】
【Your Song】


久しぶりに【新世界】聴きたいな〜なんてお仲間と話してたので
1曲目イントロ流れた瞬間驚く!


そしてライブ初聴きの【ミレニアム】はやはり良い!

イントロのギターで泣かしてくるこの曲。

サビは楽しさと切なさの混在
胸が締め付けられるんだけど高揚感

あぁもうこれすき…
また魂抜かれて平仮名感。


【ある証明】と【飛光】は
あるんじゃないか…いやでもどうだろうかないのだろうかうーむと予想していたゲスト登場

他でもないACIDMANの恩人
スカパラ谷中さん&加藤さん!!!

ツーマンの感動をまさかのおかわり!!

その時よりも谷中さんのバリトンサックスが聴けてコラボの実感出た。

「本当はつよしさんとかGAMOさんとかも話とかめちゃくちゃ聞いてもらって…!みんなに来てもらいたかったけど…!」みたいなことを話していて
本当にスカパラの皆様が解散引き止めてくれてよかったよかったと再度思う。


MCはすべて大木先生による説法

少しリアクションが薄くなったあたりでの「…寝ちゃった?」がなんだか可愛かったです。

実際半分寝てた人がここにいますたすみませぬ。
9時間目でのACIDMANとか120%重量級で神々しすぎて勝てませぬ。


ラストは「アンコールやりませんがみんなで一つになりましょう!!」とひと叫びしてからの【Your Song】

あんまり私の好きなバンドってキラキラ感がなくて。
どちらかというと荒廃的でこんな言葉はそぐわない気もしてたけど
この日の【Your Song】は世の中のHAPPYを全部詰め込んだみたいな時間だった。



で、1日通していろんなバンドのライブ観て思ったこと。

ACIDMANのライブってほんとにCD。

ギターのメロディもドラムの繊細なリズムもうねるようなベースも大木先生の歌声も
どこまでもCD。

なんて丁寧な演奏であり安定した歌声なのか。



ただ20th Anniversaryなのでその流れを引き継いでくれると思いきや
結構いつも通りのセトリに戻ってた。


カルビ!特上カルビ!ホルモン!な激オモロックバラード。
いつものセトリでこそACIDMAN。
それわかる、すごくわかる。


でももっとエモい曲あるの。
【風、冴ゆると】か【to live】とか【Star Rain】とか【REMIND】とか【World Symphony】 とか

さっきのテナーのお話と一緒。

ACIDMAN"らしさ"とのバランス
わかるの。
またフェスでも大きなステージで観たいからゆえの想いです。
華々しくのれる曲をセトリに入れてほしい。
エグい難しい。複雑だな。



最後は大木先生の「ベタなやつやっていいですか?」からステージに全員大集合で写真撮影

10-FEETはまだACIDMANで
NAOKI氏はシャツもちゃんと揃えていてサトマの隣に並ぶとすごくサトマであった。
自分で書いていてなんのこっちゃ。


で、『は!そういえば今日いっちゃんのMCゼロだった!』と思っていると一悟氏マイクを掴み一言

「あのこれだけはほんと言わせてください!」
「今日ほんとに豪華なメンバーばっかりで、俺は一日夢見てるみたいでした」
「導いてくれた大木に拍手を!!」

この一言って大木先生がなぜか「もういい!いいって!」とちゃちゃいれながらのお話だったのだけど
この言葉、たまアリにいた人心から全員思ったと思う。

アーティストラインナップが驚愕で
本当にこの日が楽しみだった。

多少書いてしまったテナーちゃんとACIDMANのセトリ問題はあったけど
伝説の1日、本当に最高だった。


好評であればまたやりたい、と大木先生も言っていたので
もう年に1回やっちゃえばいいと思う。
なんなら毎回おんなじメンツでいい!とお仲間と口々に話しておりました。



そんなこんなでこれにてSAI備忘録終了。

な、長かった…





こちらは当日より予約開始されたACIDMANフィギュア(brokker)

そういえばライブにて散々にイジられた帽子の中身は
20周年でも結局わからずじまい。

売り場のお兄さんに確認しましたが楽器は取れても帽子は取れない仕様だそうです。
誰も中身知らないっすもんねぇ〜とここでもいじってしまった。

きっと帽子を取ったら
常人には目視ができないほどの宇宙の眩い光が溢れ出てしまうのだと思います。
あのハットはサイクロップスのサングラスのようなものだと考えております。



帰宅後ちゃっかり予約したので許してください、大木先生。





以上