だいたい私は式と名前のつくものは苦手だ。成人式も卒業式も結婚式もパスしてきた(あ、授賞式には行ったっけ。結構いいかげんだ)。私に関してはあとは葬式だけのような気がする。そういえば、お葬式の夢をみたことがある。誰かが亡くなっていて、枕元でお坊さんがお経をあげている。周囲に人が集まっていて、泣いて人もいるし、話している人たちもいる。それは天井のあたりからの俯瞰図で、カメラのように、一人ひとりの表情が映し出されていく。笑っている人がいる。知っている人だ。泣いている人も知っている人だ。亡くなっている人の顔が映し出されたとたん、びっくりした。あれ、私じゃないの。お坊さんは、好きだった人だ。好きな人にお経をあげてもらえてよかったねと、俯瞰しているもうひとりの私が思っている。
葬式の話はさておき、先日はりゃんめんの南出とえびちゃんの結婚式だった。結婚式の花婿というものはだいたいが間抜けにみえる。まあ、私以外の女にうつつを抜かしている男は、私にはみんな間抜けにみえるんだけど。
でもえびちゃんはとてもきれいで幸せそうだったし、お料理もおいしかったし、南出がきたない字で書いていた「僕が芝居を書き出したことも作風もみ群さんの影響です」なんてメッセージには、ほんとか?と思いながらもちょっとうれしかった。私みたいないいかげんな人間でも、誰かに影響を与えることもあるんだなあ。
二人で刀を入れていたケーキには、南出の誓いの言葉が、きたない字で書かれてあった(きたない字なんて、二回も書いてしまった。あ、三回か)。
南出さん、えびちゃん、どうか末永くお幸せに。そして私が天涯孤独の身になったら、めんどう見てくださいませ。
葬式の話はさておき、先日はりゃんめんの南出とえびちゃんの結婚式だった。結婚式の花婿というものはだいたいが間抜けにみえる。まあ、私以外の女にうつつを抜かしている男は、私にはみんな間抜けにみえるんだけど。
でもえびちゃんはとてもきれいで幸せそうだったし、お料理もおいしかったし、南出がきたない字で書いていた「僕が芝居を書き出したことも作風もみ群さんの影響です」なんてメッセージには、ほんとか?と思いながらもちょっとうれしかった。私みたいないいかげんな人間でも、誰かに影響を与えることもあるんだなあ。
二人で刀を入れていたケーキには、南出の誓いの言葉が、きたない字で書かれてあった(きたない字なんて、二回も書いてしまった。あ、三回か)。
南出さん、えびちゃん、どうか末永くお幸せに。そして私が天涯孤独の身になったら、めんどう見てくださいませ。