ミニ四駆、もう一度始めてみたよ

少年時代に夢中でいじったミニ四駆を、20数年ぶりに再開してみた素人の活動日記です。

20 ノーマルモーターを改造してみたよ

2019-05-12 | ミニ四駆
こんにちは、ロングです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いや~遂に世界陸上でサニブラウンがやってくれました!
日本人2人目の100m走9秒台!しかもまだ20歳ときました。
潜在能力や伸びしろもまだまだあるんじゃないかなー。
もちろん桐生選手(23歳)にも頑張ってもらいたいものです。
日本の陸上はレベルが上がってきていますね~。
僕のしめ縄君も負けてはいられないわけですよ。
 
 
 
 
ところで記録は9.99秒(追い風1.8メートル)だって。
追い風ってあれでしょ?風が後ろから押してくれるわけでしょ?
これはいいヒントかもしれません。
アンビ君にバレないようにこっそりミニ四駆でも応用できないものでしょうか。
レース時に「今日は蒸しますなぁ」とか言いながらしめ縄君が直線レースを通過した瞬間うちわを全力であおいでみるとか(姑息)
いやダメか、これではこっそりにならない...。
では加藤茶張りの「へっっきし」ではどうだろう...これは生理現象なので仕方ないと誤魔化せそうですが、風量不足と唾の飛散被害が懸念されます...。
あれだな、AIとか積んだ高性能なサーキュレーターが自分側には追い風を、相手側には向かい風を送ってくれるような識別機能があればバカ売れのビジネスチャンスかもしれませんのでピンときた方は発明・起業してみるといいでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、バカも休み休みとしまして....
 
 
今回はですね、1歩上の改造をやっていきたいと思うのです...。
 
 
画期的な...いえ革新的な、一歩先んじるような改造であります。
これは上手くいけば、すごいことになるかもしれません。
 
 
 
 
その名も...
 
 
 
 
「高電圧ブレークイン」
 
 
と言います。
 
 
ある日、ネットでミニ四駆関連の記事を見ていてモーターを強化されている方を発見しました。
 
 
どういうものかと言いますと、モーターに強い電流を流し、モーターを一気に覚醒させるという荒ワザであります。
 
 
現在使用中のノーマルモーターが強くなるのなら、強いモーターを買う必要が無くなるかも?正に画期的ですね。
ただ電流を流すだけなので、モーターの中身を弄るような不正改造でもありません。見た目も中身もそのまま、性能だけアップする訳です。いや~素晴らしい!
 
 
ノーマルモーター搭載なのに颯爽と駆け抜けるしめ縄君...
いいですねー。このギャップがたまりません。
 
 
ギャップといえば、見た目と中身が違うことって往々にして大衆的にウケるじゃないですか。
 
 
色白なガリ勉メガネ君が、実は運動神経抜群だったとか
のんびり屋の天然と思いきや、仕事の前では人が変わるとか
チャラいイケメンが、実は金銭感覚の優れた堅実な節約家とか
見た目は子供!頭脳は大人!名探偵○○○!とか
お調子者のムードメーカーが急に色気を出してきてドキドキとか
冷たい年上女性の上司がプライベートでは超甘えてくるとか
冴えないパートのおばちゃんが夜には性欲旺盛な美魔女に変身するとか
お嬢様学校に通う清楚系女子大生が実は風俗嬢とか行ってみたぁぁぁあああい!!けど嫁がキレて一家崩壊となりそうなのでやめておくことにします....
 
 
 
 
しかしこれで今度の対決、圧勝してしまったらどうしよう。
アンビ君はびっくりしてオシッコちびっちゃうかもしれませんよ。
いやぁ、大興奮ですなぁ(色々な意味で危ない)
 
 
 
 
 
 
どうして強い電流を流すとモーターが覚醒するのか?
要はこういうことです。
(いくつかのミニ四駆関連のブログ作者様より抜粋)
 
 
 
 
 
そもそもモーターとは電池から電流が送られることで、上図のように電流がブラシを通り、整流子が回転する仕組みなんですね。
そしてこの整流子は、ブラシにギュッと挟まれているそうな。
 
 
ブラシ■ 整流子○とすると
 
 
■○■
 
 
こういう訳です。
 
 
モーターが新品の時は ■○■ の状態であり、整流子が回転し続けるとだんだんブラシが削れ、
 
 
■○■ →【○】
 
 
こうなっていくそうです。
ブラシが丸みを帯びて整流子を覆うような形に変形していくことで、接触する面積が増え、電気の流れが大きくなる→回転数が上がるんだそうです。不思議ですな~。
(第3話の記事でもちょびっと触れましたが、これがモーターを使い続けることでモーター内がなじんで出力向上する理屈です)
 
 
 
 
ではどうして高電圧が必要なのか?
 
 
先述通りモーターは通常使い続けるだけでも少しずつブラシが削れていき出力がアップしていくそうなんですが、使い込む一方で、今度は固定子(磁石)が熱を食らい続けるため、だんだん磁力が弱まり、回転数が落ちていくそうなのです。
 
 
ですから高電圧を短時間だけ与えることで、磁力が低下する前に一気にモーターの性能を引き出すという訳なのです。これが高電圧ブレークイン。
 
 
 
 
さらにもう1つ。
 
 
ブラシによって金属製とカーボン製ってのがあるようで、金属製は耐久力が弱いことから一気に削ることができるので高電圧ブレークインに向いてるものの、カーボン製は耐久力が高いために中々削れないそうで、高電圧ブレークインを行ってもブラシを削れないまま磁力だけを弱めてしまうリスクもあるのだとか...。
(カーボン製の場合はモーターが熱くならない程度に、少しずつ少しずつ使い込んで削っていかないといけないそうです。大変そうだ~)
 
 
強いモーターはカーボン製ブラシが多く採用されているそうなんですが、今回の
ノーマルモーターは金属製のブラシなので高電圧ブレークインはうってつけ。これはもうやるしかないですね!
ただし....あるサイトでは魔改造と揶揄されていたり、またあるサイトでは故障の原因となるから自己責任で...と紹介しているところもありましたので、とてもリスキーな改造のようです...。
 
 
 
 
ブログの作者様方曰く、9V(ボルト)の高電圧を短時間流してみろとのことでした。
よーし、ではいっちょやってみっか~!
 
 
 
 
 
 
モーターを用意して、9Vの高電圧を与えよっと............いやいやまて僕、
 
 
 
 
 
 
9Vの高電圧ってどうやって用意するの?( ;∀;) 
 
 
 
 
 
 
 
 
自慢じゃありませんが、僕は文系人間なので、知識が全くございません。ましてや電気関係なんて....さて、参りました。
 
 
 
 
 
↑とあるブログの方は、このように専門の機材を使って高電圧を与えていらっしゃいました。こんな見たこともない機械、僕にはとても使えそうにありません。てかどこに行けば売ってるの?って感じです。イオンでは売ってなさそうだなー。
 
 
 
 
9V...9V...はて。
 
 
 
 
あ、ちなみに、
ミニ四駆で使う電池は単三電池2本ですが、1本あたり1.5Vつまり通常は3Vの電圧を与えています。要は通常使う電池の3倍の電圧が必要なわけですが...
 
 
 
 
....まてよ、僕はふと小学校の理科の実験を思い出します。
 
 
そういえば昔、豆電球に電池を繋げて点灯させた時、電池1つよりも、2つ3つと直列に並べて繋げたら、すごく明るく点灯したんだっけ...。この方法でいける??
 
 
単三電池6本用意すれば9Vじゃん?
 
 
僕は閃きました。これで一回やってみようと...!
電池とモーター、どうやって並べて繋げる??
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レゴでいけるんじゃね?
息子(4歳)が使っているレゴをこっそり拝借して、ブロックを組み立ててみました。ようし、モーターと電池を並べてみよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まずはノーマルモーターを用意して
 
 
 
 
 電池と接触するためのターミナルを取り付けます。
 
 
 
 
モーターを置いて...
 
 
 
 
電池を並べてみました!我ながら上手くできました。
電池は家中からかき集めて、ちょうど6本集まりました。
銘柄がパナソニックに東芝とバラバラですが、ここはオールジャパンと行きましょう。
 
 
 
 
そしてもうひとつのターミナルをブロック片にテープで巻きつけて...
試しにちょこっとだけ繋げてみます。
 
 
 
 
 
 
プオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
ものすご~~い音が鳴りました!設置は成功です!
 
 
参考までにブログ情報からですが、
高電圧ブレークインは9Vの高回転のために若干のブレが生じ、ブラシが歪むこともあるそうなので正回転・反回転(電池を+・-並び替えて)5分ずつ行うとベターとのことでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここで、レゴ人形 陽気なヒゲおじさんと生真面目なヘルメット君を投入します。
 
 
 
 
 
ただ10分も回し続けるのはヒマだな~と思ったので、遊び心でレゴ人形を2体並べて雰囲気を出してみました。陽気なヒゲおじさんは嬉々としてモーターに近づきます。
 
 
 
 
レゴのセットをミニ四駆のコース 交差部分の下に設置すれば....
 
 
 
 
 
 
 
マッドサイエンティストっぽい雰囲気が出てきました♪
気分は秘密研究所の極秘実験といったところでしょうか。
(30年ぶりくらいに1人でブロックと人形遊びをしています)
 
 
 
 
 
 
よ~し、じゃあそろそろいきますよ~~~~~~~~
 
 
 
 
 
プオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
 
 
 
 
ものすごい音が部屋中に響き渡ります。
火災報知器が鳴り響いているような感じです。
現在時刻23時.....これ、近所迷惑になってないかな?(ドキドキ)
 
 
【音量注意】 お暇な方はどうぞ。20秒程度です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5分後、電池の向きを変えてもう一度プオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!
 
 
 
 
ぼ~っと待ってることが苦手な僕(35歳)は、人形遊びを始めます...
 
 
 
ヒゲおじさん「さてと、飽きてきたから動くとするかな・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヘルメット君「おい!?まだ実験は終わってないぞ!何処へ行くんだ!」
ヒゲおじさん「ちょっとコンビニ行ってジャンプ立ち読みしてくるわー」
ヘルメット「なっ...!馬鹿言ってるんじゃない、戻るんだ!」
 
 
 
 
ヒゲおじさん「じゃあなー!一人で頑張ってくれ~!」
ヘルメット君「待つんだー!!お~い!ヒゲおじさん!」
 
 
 
 
5分後....
 
 
実験終了です。
 
 
 
 
 
前週のジャンプが合併号で今週が休刊だったことをすっかり忘れていたヒゲおじさんは、結局戻ってきたのでした。
 
 
そしてモーターから少々焦げ臭いがします....
一応触ってみます.....
 
 
 
 
 
 
 
アヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂッ!!!
 
 
くっそ熱かったです。マネをされる方は十分にお気を付け下さい...。
 
 
 
 
 
 
さて!
 
 
無事?に高電圧ブレークインが完了しました!
 
 
早速新生ノーマルモーターで実測と参りましょう!
 
 
(1時間程度モーターを冷ましてから、実測しています)
 
 
 
 
 
 
 
 
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出ました!新記録の18.25秒!
前回の18.70秒から0.5秒程度タイムの更新です!
 
 
(すみません、実は記録画像を紛失してしまい見つかりませんでした;;
 以後気をつけます.....orz ホントすみません....)
 
 
高電圧ブレークイン、有効のようでした!
装備を変えずに記録を伸びてくれたのは嬉しいですね!しかし.....
 
 
 
 
まだ18秒台です...
 
 
アンビ君の16秒台は一体全体どういうことでしょう....
 
 
ここまで大がかりなことやったのに、くそう、18秒の壁が厚い....
 
 
 
 
 
 
 
 
結局、心の優しい僕はこのことをメールでアンビ君に報告してみます。
 
 
 
 
アンビ君「ブラシの寿命を早めるだけなので、はっきり言って懐疑的。ブラシがいつか折れて無くなりそう」
 
 
 
 
自動車関連メーカーに勤めるマジな有識者アンビ君に「よくここまでやったねーすごいじゃん!」と褒めてもらおうと思っていたのに、意外にも冷たくあしらわれてしまったので僕は結構傷つきました.....。
 
次こそは....18秒台切たい....
 
 
 
おわり
 
 
 
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1 コメント

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Unknown (1000個)
2022-11-26 20:01:50
ブレークインして単三乾電池10本直列したらスプリントダッシュモーターが焼けた
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