ミニ四駆、もう一度始めてみたよ

少年時代に夢中でいじったミニ四駆を、20数年ぶりに再開してみた素人の活動日記です。

81 電池の検証② 内部抵抗について

2020-03-29 | ミニ四駆
こんにちは、ロングです。

前回のおさらい...



タミヤのネオチャンプは公称1.2Vとされていますが、実際は充電量によって1.2Vを超えることができ、電圧によってタイムが大きく異なることが分かりました。
また、最大充電量1.53~1.54Vに達すると、コースアウトが始まることもわかりました(豚さんの初期仕様の場合)。

つまり、ミニ四駆って実はスイッチ入れてただフルスロットルで走行するのでは無かったということですね。
充電電圧によってスピードの調節が可能になるということは、コースに合わせてスピードを調節したり、自身のマシンに合った電圧を知ることができるということです。



これまで体感的に薄々気づいてはいたのですが、実際に数字で確認してみると、大きな気づきと言えると思います。1年経って、僕もようやくここまでこれたか...。

数値で見える充電器は本当に便利!これは自信をもっておススメします!




さて...そして今回は、
電池の内部抵抗というものを調べていきたいと思います。
今回僕が購入したX4アドバンスミニという充電器は、電池の内部抵抗を測定できる機能も搭載されているのです。

内部抵抗というのは、ざっくり言うと電池の劣化度を表すものだそうです。
内部抵抗の数値が高ければ高いほど、電池のパワーが低下していくとのこと...。

ふ~む、これも気になるポイントですね...。
これも数値で見える化ができるということですので、早速検証していきたいと思います。

って、電池の内部抵抗だなんて、いよいよ専門的で本格的って感じですよね...。
素人の僕もここまできたか...。少しずつ成長して参りました...。
そのうち、電気抵抗とか摩擦抵抗とか、空気抵抗だとか、そんな世界にも首を突っ込むのでしょうか...。

「抵抗」...モロ物理の世界ですよね...。難しそうだ><
いけるとこまで頑張って、僕なりにご紹介していきたいと思います...。
















必死の抵抗をしても、無理なものは無理ですけどね....。

それでは、検証スタートです...。




普段使っている電池の内部抵抗を測定してみます。
購入したのは昨年の8月頃で、今日に至るまで(約半年)ちょいちょい使ってきた電池であります。



見づらいかな...わかりますでしょうか?「ディスプレイ」のボタンを押して表示が切り替わるのですが、

mΩ128 mΩ130 

という数字が出てきます。これが電池の内部抵抗の数値なんだそうです。
(ちなみに、今の電圧は1.3V)



一旦取り出し、メモしておきます。

ところで...
この数値は高いのか低いのかサッパリわからないですよね。
何か比較するものが必要になると思いますので...




この度、新品の電池を1つ買い増してみました。これと比較していきたいと思います。




見間違えることがないよう、新品のほうはテプラシールで「新品」と貼って区別しておきます。

それでは、新品を計測していきます。



まず、電池を入れた瞬間の電圧は1.28~1.29Vでありました。
はじめから公称1.2Vを超えていますね...。
わりと満タンの状態で出荷されていることがわかります。

とりあえず先ほどと同じように電圧を1.3Vに揃えて内部抵抗を測定してみます。
半年使って128~130だったんだから、新品は100くらいなのかなぁ~??





mΩ156 mΩ154 !?

( ,,`・ω・´)んんんn?なんじゃこりゃ?
あれ....数字高いじゃん...え、どういうこと...?


あれ、もしかして、数値が低いほうが劣化してるんだけ??
しかし充電器の説明書やネットで確認してみると、やはり数値は低いほうが良くて、劣化が進むと数値は高くなるとのこと...。

ん~~~~??? なんで新品のほうが数値高いの...?
あれ僕...中古買ったんだっけ??

いや違うか....どういうことだ...。

一瞬、間違えて古い方に新品シールを貼ってしまったのかと思ったのですが、



半年使っているほうは汚れもあるし、包装が若干破れているものなので、間違いではないのです。この破れかた...確かに僕が使ってきたネオチャンプだ...間違いないぞ...




とりあえず両方をメモして比較してみます...。

う~む...これは...あ!そうか!スカウターの故障か!?
そうか...そうとしか考えられないな...。
ちっ...まいったな...新品の電池をいきなり劣化と計測するなんて...。

そうだ、ちょうど両方とも電圧1.3Vなんだから、これで走らせてみたらわかるかもしれない。

まずは半年使用のほうから...
(豚さんで測定してみます)


100m走23.58秒。

次に新品電池だと....




100m走24.60秒...

まいったな...完全に故障....いやいや待て待て僕!スカウターの故障じゃないのか!!?
ありえん....新品より半年使った電池のほうが内部抵抗が低いだなんて...。

ていうか同じ電圧・同じ銘柄のネオチャンプでもタイムが1秒以上も差が出てくるなんて...内部抵抗値って無視できないですね...。

となると...



電池にも個体差があるということなのでしょうか...?
もしかしてこの新品はハズレだったってこと?

わからん....

そうだ…電圧を上げてみたらどうなるのかな?
もしかすると電圧の違いで内部抵抗は変わってくるのでしょうか?
それぞれ、電圧を上げてみます...。

まずは半年使用から...



1.4Vでも mΩ128 mΩ130...




1.5Vでも mΩ128 mΩ130...

変わりませんね。内部抵抗値に電圧の変動は関係なさそうです。


新品のほうも一応電圧を上げてみます...。

(7分経過)
1.4Vでも mΩ156 mΩ154... 



(15分経過)
1.41Vでも mΩ156 mΩ154...あれ、あまり電圧が上がらなくなってきたぞ...? 



(30分経過)
1.43V... mΩ156 mΩ154... 
やっぱり内部抵抗値は変わらないんだけど...電圧の伸びが...少ない...




嫌な予感...



(56分経過)

1.46V 1.47V でフルになったーっ!(泣)

なにこれーー!! 1.5Vも上がってこないじゃないか!!
抵抗値もmΩ156 mΩ154のままだし...。
やっぱり電圧は関係ないようです...。




なんだこの新品...完全にハズレじゃねーか...最悪だ...。














どうした新品!!こんなものなのか??
お前の咆哮を...見せてみろ!!


この後、僕はネットで電池のことを勉強し直して、あることに気が付いたのです...。
実は電池にも、ブレークインによって真の力が引き出されるのだということを...。


どういうことか?

次回に続きます...。
(今回は短いですが、疲労気味なのでお許しを...)



検証してわかったこと

・電圧が同じ電池同士でも、内部抵抗値の違いでタイムが変わってくる

・電圧が変動しても、内部抵抗値は変わらない。




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2 コメント

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Unknown (パオ)
2020-03-30 19:19:04
お疲れ様です。
いよいよ専門的になってきましたね!

僕も電気やら電池は無知に等しいので前回からの特集は非常に勉強になってます。
ネット情報ですけど、新品の電池やしばらく使ってない電池は一度放電してから充電した方が良いみたいですよ。

電池の育成って先人方は言ってますがホントその通りだと痛感してます。
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Unknown (mini4-restart)
2020-03-30 20:52:28
パオ様

いつもコメントありがとうございます♪
そうなんですよ、最近やっと僕も理解を深めてきたところなんです。
新品のブレークイン...中古のリフレッシュ...メモリー効果...パンチ力と垂れ...色々理解しないといけないことがあるようです。

次回、僕なりに噛み砕いてご紹介していきたいと思いますので、どうぞご覧下さい!!
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