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くい打ち工事データ改ざん問題について⑦

2015年11月30日 | 家を建てるなら&メンテナンス
くい打ち工事データ改ざん問題について⑦
その後、フランスのテロや色々の話題が多く、この問題が話題に出る機会が少ない。
日本人の悪い面(良い面でもあるが・・)が出て、すぐ忘れるか・・・と思える。
話はやはり他の杭打ち工事業者まで話が発展した事くらい。
元請業者の対応は責任転嫁・逃れの発言としか思えない。
設計施工で受けた以上、
もっと責任を持って完全に独立した立場で監理しなければならない。
監理であって管理ではない。
監理とは、施工の状況を発注者・設計者の立場で現場を確認する事。
第三者の目で見る事の大切さをもっと理解し実践する事が一番。
だが現実は、現場を監理できる者は少ない、育っていない。
設計事務所でも共通仕様書も読んだ事もない設計者がほとんど。
現場は施工業者まかせ(頼り?)の設計者がいかに多いことか。
それこそ建設業者のやりたい放題である。
設計は意匠と構造と設備に分けられるが、
たしかにその一分野は解かっている者はいる。
しかし設計・監理とは、全ての事を最低限理解していなければできないのだ。
吾々の育った世代と私が修行した事務所ではそれが当たり前であった。
それが建設省(現国交省)の方針と構造・設備事務所の独立で、
構造士や設備士の資格に分れ、分断された。(それはそれで良い)
あくまで全てをまとめる力が無い者が設計・監理をしてはいけないのだ。
オールマイティが本当だが、今の時代ではそれは無理。
構造にしても設備にしても、この発展した時代では、それぞれ専門でなければ解からない。
だから設計はもちろん、監理も構造・設備の専門の者に依頼し確認が必要なのです。
良い物を建てるという事は、この全ての条件を満たさなければできない。
この後は、別の工事(鉄骨・鉄筋・コンクリート・左官・仕上げ・道路・etcなど)
他の工事に問題は発展するだろう。
それぞれが自分の仕事に自信と誇りを持ってやらなければ本物はできないのだ!
設計も現場も携る全ての人間が「職人」でなければいけない。

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