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Tシャツとサンダルの候

いつもの湿原からいつもの山へ


「ムラサキセンブリ見に行こうか。」(家内)

「するってえと・・・あの湿原にも行くか。」(私)



先ずは、するってえとの樫原湿原である。

駐車場に着いて、ラッゲージスペースからカメラを取ろうとしていると、


「ねえ。ワルが出没してるって。」

「え?」




あのねえ・・・




お前、取り敢えず眼鏡ばかけんか。



ワルって・・・

こんな山奥に出没する悪ってなんなんだよ。

今時、


山賊か!


ったく。

猿に謝れ!



謝るべき猿の代わりに、湿原の木の上はやたらと鳥が多い。

濡れた羽を乾かしているのか、ずっと広げたままの鵜。



アオサギも。




私らを見て、慌てて飛び立つチュウサギ。




キッコウハグマ




ノササゲや、




ツルリンドウは実に変っていた。




リンドウ




その蜜を吸うヒョウモン。




アケボノソウ

1輪だけ残ってくれていた。



アキノキリンソウ




ウメバチソウ



そんじゃ、


「そろそろ移動するぞ。下手するとワルに会うかもしれん。」

「まだ言うか!」




ブイーーーーン





そんなこんなで、いつもの天川駐車場である。




左に行けば天山。右は雨山。

今回は直接天山を目指さずに、雨山を経由する。



天高く秋の筋雲が浮かぶ。




雨山が見えてきた。




サイヨウシャジン




登山道にリンドウが目立ち始めた頃、




「ムラサキセンブリみっけ!」


早くも今回の目的達成である。



準絶滅危惧種との事。

間違っても、持ち帰って煎じてはいけない。



雨山到着。




有明海と雲仙普賢岳。

今日は特によく見える。



では天山へ。




はい到着。




季節外れのミヤマキリシマと秋のリンドウ。

あり得ない図柄である。



タンナトリカブトも花から実に。

間違っても、持ち帰って煎じ・・・・る人はいないか。


ツルリンドウ

湿原では実に変っていたが、天山稜線では辛うじて残ってくれていた。



昼飯を食べていると、



足元にカマキリが。

雄だろうか、雌だろうか。

いずれにせよ、もうすぐその生は終わる。

無事に子孫は残せたろうか?





天山&樫原湿原。

夏の賑やかさから一転、今は静かに冬を待っている、と言ったところである。

今シーズンはこれで最後かな。


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