Tシャツとサンダルの候

山陰を行く。出雲~奥出雲

10月19日

 

出雲大社はこの2年の間に、今回を入れて、3回目の訪問となる。

雨風も強いし、参拝は止めとこうかとも考えたが、目の前まで来ておいてそうもいくまい。

少し雨風が納まる頃合いを見図らって、車から出た。 

松並木の参道。

 

ここって、例の某有名歌手の実家の旅館だっけ?

趣のある旅館とは前から思っていたが、今まではそうとは知らなかったので、素通りしてたよ。

今回は写真を撮っとこっと。

お邪魔しまーす。 

 

境内から本殿までが下り坂なのは、珍しいとかなんとか、テレビで言ってたっけ。

確かに知ってる限りでは、数段にせよ登りの階段がある所ばかりだ。 

道の両端は、つわぶきが一斉に黄色い花を咲かせていた。

 

真ん中は神様が通る道。

よって、人は端を通る事になっている。

そう言えば、以前来た時、丁度稚児行列があっていて、それは真ん中を進んでいた。

あれは、神様の使いという事かな。 

ここの鳩も、人が間近に近づいても逃げようとしない。

 

ちょいとごめんよ。 

拝殿が見えてきた。

 

出雲大社は参拝の作法が、他とはちと違う。

二拝 四拍手 一拝である。

基本的にはそれで十分だが、正式には不十分だと、久留米の諏訪神社の神主さんが言ってたが、どうするのか忘れた。

まあ、間違いではないので、その方法でお参りする。

本殿

 

本殿は南向きだが、御神体は西向きに安置されていると書いてある。

西の方向の、こちらからお参りする方法もあるのだとか。 

本殿裏。

この場所の苔むした感じが好きである。 

檜皮葺の屋根が苔むして、いい感じである。

 

これは、八百万の神様が、一年に一度出雲に集まって来る時の、宿舎だそうだ。 

随分と窮屈な事であろう。

あ、夫婦して寄進してる。

 

北嶋国造館

 

千家国造館

 

出雲大社前駅の駅舎内には、日本最古の電車の展示がある。

 

 

床板や内装が木で拵えられた電車だ。

 

さて、出雲井神社と言う神社をご存じだろうか。

私が出雲大社よりも、むしろ重要視している神社である。

大和朝廷に征服された出雲族が奉じていた神様が、祭られていると云われている。

クナトの大神と言う。

真偽のほどは知らないが、征服された側が奉じていた神様が、出雲大社には祭られていないのは確かである。 

 

 

雨風が止まぬ。

今日は室内の見学が無難である。

奥出雲にたたらの展示館があるという。

行ってみた。

客は私ひとりだった。

 

こんな日、(一体全体彼らは、一日何をしてるんだろう)と思うぐらいの数の職員がいた。

入館料を払う。

受け付けのおばちゃんがビデオを見てから、館内の見学をせよと言う。

云われた通りに見ていた。

程なく、おばちゃんに届け物を持ってきたらしい、別のおばちゃんが建物の中に入ってきた。

二人は知り合いらしい。

私のすぐ後ろの席に二人は座り、大声で笑いながらいつまでも世間話をしている。

ビデオの音声が全く聞こえないが、30秒ぐらいは我慢した。

 

 

31秒後、

 

「やかましか!!これば見ろってあんたが言うから見てんだろうが。静かにせんか!!」

 

久留米弁で怒鳴ったが、おばちゃんたちは理解したようだ。

謝りながら、どこかに引っ込んで行った。

 

全く仕事を何だと思ってる。

客の観覧より私用のおしゃべりが優先って何事だ。

ビデオを見終わって私が中に入ると、おばちゃん達の中まで聞こえてくる大声のおしゃべりが再開した。 

 

施設の名は【奥出雲たたらと刀剣館】と言う。

展示物はそれなりに興味を引くものが揃っている。

もし行く機会があれば、

《受付のおばちゃんは静かにしろ!!》のプラカードを持って入館される事を強くお勧めする。

 

 

プンプン

 

本日のお風呂は尾道ふれあいの里

820円と、ちとお高い。

宿泊は道の駅クロスロードみつぎ

wifiとあったが、電波弱し。駐車場では拾えない。

 

走行距離181km

累積走行距離2744km

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