日曜日。
例によって、樫原湿原へとひとっ走りである。
到着。
湿原に点在する淡いピンク。
今年も、トキソウの季節がやってきた。
まさに朱鷺色である。
朱鷺・・・見たことないけど。
ヒメミクリみっけ。
でも、ちょっと遠いなあ。
湿原だし、近づけないし、最大ズームでこれだ。
近くの木道には、バズーカ砲のようなレンズで撮っているオジサンがいる。
いいなあ、あれ。
その後も、
「ほらあそこ、ハッチョウトンボ!」(家内)
「ほんとだ。」(私)
パシャリ
しかし、
帰ってパソコンに落とし込んでみたら、あまりに小さすぎて、何が何やら、
である。
「何だか猛烈に、デカい望遠が欲しくなってきた。」
「下手なだけやん。腕を磨け。」
「それを言っちゃあ・・・」
お終いである。
それに比べて、お利口さん(寧ろおバカさんが適切?)のシオカラトンボ。
こんなに近くまで寄ってきてくれた。
ヤマボウシは、各所で白い花を咲かせていた。
スイカズラ
ナワシロイチゴ
ソクシンラン
では、
そろそろ、場所を変えて、
ここだ。
いつもの天川登山口から天山へ。
この登山口からなら、たった20分で山頂に着く事が出来る。
手軽さが何よりである。
バイカイカリソウ
はい到着。
山登りと言うにはあまりに短いが、ここからの稜線歩きこそが、この山の真骨頂なのだ。
稜線を行く。
南側は少し霞んでいる。
薄ぼんやりと、佐賀平野と有明海の広がりが見える。
縦走路沿いには、ミヤマキリシマがポツポツと。
今年は、九重のミヤマキリシマの不作が聞こえてくるが、ここ天山でも同様である。
ピークを過ぎている事を差し引いても、いつもの半分以下と言ったところか。
黄色モスラ発見!
縦走路では、この黄色い芋虫ばかりがやけに目立つ。
何の幼虫なのだろう?
ツボスミレ
日当たりのいい縦走路ではあるが、以外とモウセンゴケが多い。
キュウシュウコゴメグサが芽を出している。
ヒメハギ
ミヤマキリシマに関しては、最初から期待はしてなかったものの、
いざ行ってみれば、予想以上に寂しい状態である。
もう少しすれば、色々な花が稜線を賑わせてくれるだろう。
これからに期待したい。