遙か彼方、南の海からやって来る蝶、アサギマダラ。
そんなアサギマダラを、早くも見る事が出来る場所がある。
さとランド小局園。
岡垣アサギマダラの会が管理する、山間の小さな畑である。
フェンスの向こうには、20頭(蝶の数え方が頭なのは何故?)ほどのアサギマダラが舞っていた。
シマフジバカマの蜜を吸うアサギマダラ。
アサギマダラの95%は雄なんだそうな。
「雌って、今いますか?」
「あ、そこ。そこに飛んでるのが雌。」
「え?どこ、どこ。」
管理人の方に教えられ、何度もシャッターを押すが、どれもこれもブレブレ。
結果的に、まともに映っていたのは全部雄。
上の写真も雄である。
雌の写真の全てがボツとなった。
グシュン
⬆ 羽にOKGの文字が見える。
ここで孵化したアサギマダラだ。
「もうすぐすると、皆んな富山に渡ります。」
「渡る場所まで分っているんですね。」
アサギマダラの命は4~5ヶ月。
旅立って行けば、目の前で舞う彼らは、もう二度と見る事は出来ない。
彼らは、旅の途中でその短い生涯を終え、次の世代へと『渡り』を託す。
来たるべき旅立ちに備え、懸命に蜜を吸うアサギマダラ。
私達が帰る頃には、沢山の愛好家達が思い思いに、アサギマダラを楽しんでいた。
動画(36秒)
移動
吉木浜海岸
ここでは、10頭ほどのアサギマダラが舞っていた。
ここでの彼らのお気に入り、スナビキソウ。
しつこくアサギマダラを掲載する。
何せ、これしか撮ってないんだもん。
次回、私達がここを訪れるのは、フジバカマが咲く秋となる。
きっと、彼らの子供らが、長い旅の途中、ここで羽を休めている事だろう。