5月16日
草千里ヶ浜レストハウスにて、F夫妻と待ち合わせ。
先に到着していた二人は、山肌をピンクに染めるこの光景に、既に興奮冷めやらぬ様子である。
九州に越してきたばかりのF夫妻。
ミヤマキリシマ咲く山を登るのは初めてなのだ。
いやいや、ここからが本番たい。
これで驚いてはいけません。
「んじゃ、出発しようか。」
「ハーイ (^O^)/」
草千里を横断。
先ずは烏帽子岳西尾根に取り付く。
マグソダケ
文字通り、馬糞で生育するキノコ。
メタリックな黄金色で、環境の割には至極綺麗である。
今話題の牧野富太郎博士も、お気に入りだったらしい。
ミヤマキリシマについては、まだ見頃に達していないとの事前情報もあり、若干心配したが、
十分楽しめる咲き具合と言っていいのではなかろうか。
一心不乱に囀るホオジロ。
山頂方向。
阿蘇にピンクの季節がやって来た。
ピンクの斜面の向こうには、この後登る杵島岳が見える。
白花のミヤマキリシマ
草千里方向を振り返る。
イワカガミ
頂上が見えてきた。
烏帽子岳山頂に到着だ。
360度のロケーションを楽しみながら、シリアルを口に放り込んでいると、
「あー、もう。シャッ!!」
突然、どこからか奇声が聞こえてきた。
虫除けバンドまで装着し、今回の山登りに備えていた家内である。
「私、刺されると酷い事になるっちゃけんね!」
それを、虫に言い聞かせてどうする。
ミヤマキリシマに虻、蜂は付き物だ。
休憩の後は、反対側の尾根を下山である。
こちら側もピンクのうねりが続く。
マイズルソウ
「どこを切り取ってもよかね。」(私)
「ホント、綺麗ねえ。」(F夫妻)
続く