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Tシャツとサンダルの候

高山植物と霧 大雪山旭岳を行く


7月16日 

 

この日は朝から、大雪山旭岳だ。

北海道に来て、最初の山登りである。

ロープウエイで姿見駅まで登る。

2年前の6月末に、この山へは訪れている。

あの時は、山靴など持ってきていなかったし、姿見の池周回コースを散策しただけだった。

という訳で今回は、待望の旭岳初登山なのだ。 

姿見駅到着。

ガスが立ち込める中、9時15分、山登り開始だ。 

いきなり、一面のチングルマである。

 

チングルマ

なお、花の名は姿見駅の売店で買った「すがたみのはなたち」という冊子を参考に書いているが、毎度のことながら全然当てにはならない。

決して鵜呑みのしてはいけないと言っておく。

間違いがあれば指摘して欲しい。

ミツバオウレン

 

アオノツガザクラ

 

コエゾツガザクラ

 

このピンクの群生は、

 

エゾコザクラだ。

 

ハクサンボウフウ




キバナシャクナゲ

 

キバナシャクナゲとツガザクラのコラボ。

 

メアカンキンバイ

  

ミヤマアキノキリンソウ

 

ハクサンチドリ

 

イワブクロ?

 

ウラジロナナカマド


2年前とは3週間ほど時期がずれていて、今回見る花の種類は随分変わっている。

姿見の池の後方には、凄まじい音を立てて噴きあがる噴気孔が何個も見える。

 

地獄谷だ。

正にここは、噴火口なのだ。 



姿見周回コースから、登山コースへと進む。

これから先は、ピッタリと植生は無くなり、ガレ場とザレ場の登山道となる。

この辺りまでは、視界もそう悪くはなかったのだが、 


少しづつ、ガスが立ち込めてきた。

 

6合目を過ぎた辺りからは、ガスは益々濃ゆくなり、20m先も確認できない。 


9合目。

ニセ金庫岩が見えて来る。 

何故か山頂直下のここだけは、高山植物が生い茂った緑地となっていた。

 

こちらは、本物の金庫岩。

 

山頂までの最後の急登を登ると、

 

あ、この薄気味悪い笑みを浮かべている親父の事は、無視して欲しい。

 

10時56分山頂到着である。 

但し、この視界だ。眺望などまるっきりゼロである。

早めの昼飯を終えたら、とっとと下山する事に。


問題はここからだ。

膝の不安が消えたわけではないのだ。

登りは何ともなかったが、下りは・・・

結論から言うと、

階段状の段差では、やや痛みがでるものの、通常の下り勾配では問題なしである。

ほぼ全快と言っていいだろう。

気を良くした私。途中からは、走って降りる始末だ。

鏡池

周回コースまで降りて来た。

すり鉢池

12時29分、姿見駅到着。

3時間とちょっとの山行だった。

今回、視界が悪かったのは少し残念だったが、

霧の先に薄っすら見える、火山らしい荒々しい風景は十分迫力があったし、

高山植物も満喫できたし、膝の確認も出来た。

旭岳を十分楽しんだ登山だった。 

 

温泉は旭岳温泉郷の湧駒荘。

800円とちょっとお高い。

宿泊場所は道の駅とうま wifi良好 ゴミOK 大型トラック多し

走行距離86km 累積走行距離1046km


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