11月3日
ここまで、フラフラと風任せの旅を続けてきた。
ただ一つ、
九州を出る前から決めていた事がある。
『11月3日は呉にいる』である。
旅の主題が今、訪れようとしている。
呉地方総監部第1庁舎
午前中はここで旧呉鎮守府庁舎見学。
午後からは海上自衛隊艦艇の一般公開を予定している。
9:15分の受付をすませ敷地内へ。
案内はこの女性自衛官。
今回やたらと画像が多い。
いつもの倍近くある。
とっとと始める。
旧呉鎮守府庁舎
初代の建物は明治38年の地震で被害を受け、現在の建物は2代目との由。
玄関前の松の剪定は、
「錨をイメージしています。」(女性自衛官)
「なるほど!」(一同)
「真ん中を除いて、右側と奥は、明治19年に鎮守府が開設された当時の建物です。」
ほほう。
よく見ると、1階と2階と建物のデザインが違う。
桜に錨のモニュメント
この江戸期製造とみられる大砲を、誰が何のために置いたのか、
「今となっては分からないそうです。」
ふーん
「柱が3本て珍しくないですか?なんでだと思います?」
「毛利元就の『三本の矢』!」
「正解!!」
この出っ張りは、馬車の車輪で御影石の柱を傷つけないため。
いわばプロテクターなんだそうだ。
玄関
「なんてことありませんが、私、このアーチが個人的に好きでして。」
それはよかったね。
庁舎裏側
NHK『坂の上の雲』の撮影で使われたそうだ。
地下壕入口
佐世保のそれは戦闘指揮所だったが、
「ここは電話交換所だったらしいです。」
コンクリート壁の厚みは1m程もある。
大階段
これで呉地方隊総監部の一般公開終了である。
次の艦艇一般公開まで時間がある。
一旦、車を駐車している『アレイからすこじま』へ歩いて移動。
戦艦大和のドッグ跡。
今では使われていないそうだ。
係留中の護衛艦群
壮観である。
アレイからすこじまに到着
何隻もの潜水艦が係留中だ。
魚雷積載用クレーン
明治34年設置。昭和40年代まで稼働していた、と書かれている。
煉瓦倉庫が立ち並ぶ。
かつては呉海軍工廠で使われていたもの。
そうこうしている内に、もう一つの一般公開の時間である。
呉基地係船堀
内部を一般公開してくれるのは、輸送船「しもきた」 だ。
要するに海自版フェリーだ。
車両甲板
ちゃんとレクチャーもしてくれる。
洗面台。
カーテン奥はシャワールーム。
下の階への階段。
随分と急である。
桟橋には、それぞれ用途が違う護衛艦が並ぶ。
同型艦が2隻並ぶ。
カッケー
対潜ミサイルだったっけ。
これもミサイル発射筒
対艦、対空?
魚雷発射管
呉満喫の一日である。
お風呂はほっとカモ 700円
宿泊は道の駅西条のん足の酒蔵 wtd
走行距離117km 累積走行距離635km