樫原湿原散策の後はここ。

天山である。
湿原とは、セットの山と言っていい。

蛇紋岩の登山道を登る。

コナスビ

オオバギボウシ

山頂だ。
お昼はとうに過ぎている。
腹が減りすぎて気絶しそうだ。
とっとと山飯にしよう。

大急ぎで、道の駅で買ったサンドイッチを取り出すと、このザマである。
何たる事だ。
この危うさはどうだ。
掴んだ時点で、既にトマトが落ちそうである。
慎重にかぶりつくも、懸案のトマトではなく、キュウリの全てが落ちてしまった。
「なんばしよっとか!」(家内)
「ううう(泣)」(私)

気を取り直して、稜線を行く。

ネジキ

ヤマトキソウ

この時期の、この山のお目当ての花である。


風に揺れるおちょぼ口。



これはチョイと口を開いている。


稜線を歩いていると、生存競争の現場にも出くわす。

モウセンゴケに捕まった、生まれたてのバッタ。

助けてやりたいのは山々だが、これも自然の摂理。
手出しは無用だ。

雲仙寒葵

ツマグロヒョウモン

いつまで歩いてもキリがない。
あのヤマボウシで折り返そう。
樫原湿原と天山。
爽やかな風に吹かれて涼んだら、暑さ日本一の久留米へ帰らなくちゃ。