5月8日
那覇に降り立った。
これから、私達の南の島の旅が始まる。
空港でレンタカーを借り、先ず向かったのは、
旧海軍司令部壕跡だ。
初日前半は、沖縄戦の戦跡巡りを主題としたい。
網の目のように張り巡らされた地下通路。
司令官室
次の目的地へ移動。
ガジュマルの巨木が枝を広げるこの場所は、
ひめゆりの塔である。
塔のすぐ前には、沖縄陸軍野戦病院第三外科壕が、ポッカリと口を開けている。
資料館
朝が早かったせいで、昼前からお腹がペコペコである。
近くの売店で昼食をとることにする。
当然、沖縄そばである。
いと美味し。
移動
摩文仁の丘から望む沖縄の海。
かつては、米軍の艦船で埋め尽くされていたことだろう。
沖縄平和記念公園
公園内は、各県毎に建てられた戦没者の慰霊碑が建ち並ぶ。
これは福岡県戦没者慰霊碑。
遠い昔の戦争など知らぬげに、慰霊碑を舞うイシガケチョウ
沖縄は既に梅雨。
気温はそうでも無いが、湿度が高く、少し歩いただけで汗びっしょりだ。
堪らず公園内の売店で、
「沖縄ぜんざい頂戴！」
ちべたーーい！
沖縄ぜんざいって、小豆じゃなくて金時豆なのね。
この日最後の訪問地首里城へ。
首里金城石畳道
琉球王国時代に作られた石畳の古道。
守礼門
先般消失した正殿などの復旧現場。
物見台
首里城の石垣や石畳は、沖縄戦の米軍砲撃により木っ端微塵にされて殆ど残っていない。
現在の石垣は戦後復元されたものである。
画像下部の白い部分が、その僅かに残った石垣。
玉陵（たまうどぅん）
歴代琉球王の墓所。
同じく戦後復元されている。
さて、
私らが宿泊するホテルは、あの国際通りに面している。
なので、夕食と言えば、
そりゃ、繰り出すでしょうよ。
今日一日よく歩いた。
たっぷりと掻いた汗は、このオリオンビールで流そう。
カンパーイ！！
海ぶどう
島豆腐
アグリー豚串
朝4時半に起床、
寝ぼけ眼で高速バスに乗り、
飛行機では、スマホの充電コードを間違えて引きちぎり、「アッ！」と叫び、
レンタカーでは、移動の度に老眼鏡を掛け、スマホで目的地探し。
沖縄戦の悲惨さに気分を重くし、
消失した首里城を見て唖然とし、
国際通りで、沖縄料理にニンマリする。
長い一日が終わった。
