旅館の美味しい朝飯も食ったし、そろそろ出かけようか。
せっかく宗像まで来たんだ。
出掛けるのなら、やっぱ、ここだろう。
て事で、宗像大社である。
神宿る島沖ノ島とその関連遺産群として、世界遺産に登録されたばかりだ。
本殿脇から高宮祭場へ行く。
古代の森に迷い込んだかのような錯覚さえ感じてしまう。
そこらの木の間から、みずらに結った古代人が今にも出てきそうだ。
高宮到着
この場所こそが宗像大社の始まりだそうだ。
大川の風浪宮の森も同じだが、神道の原風景がここには残っている。
宗像大社の祭神は三女伸である。
沖津宮の田心姫神、中津宮の湍津姫神、辺津宮の市杵島姫神で、宗像族の海洋ルートに由来する。
さて、次なるは、
宮地嶽神社だ。
風浪宮や玉垂宮、志賀海神社などとともに、安曇族の拠点である。
私にとっては、宗像大社などより、遥かに重要な神社である。
海へと続く道。
嵐のCMで有名になった、年に二回だけ出現する光の道である。
こうなる。
もっとも、
年に二回しかない日の夕暮れ時に、この石段の上に立っても、人の頭ばかりを見る事になるだろう。
日本一の注連縄。
祭神は言わずと知れた神功皇后と、勝村大神、勝頼大神。
奥宮へと進む。
一番社から八番社まである。
日本一の大きさである横穴式古墳。
この中に不動神社がおかれている。
というところで、
楽しかった一泊旅行も、この辺りで終わりのようだ。
それぞれが、それぞれの場所へと戻る時間が来た。
そんじゃ、また来年!