こんなタイトルでは、
『ははーん。また例の佐賀の湿原だな。もう飽き飽きだぜ。』
何て声が聞こえてきそうだ。
もっともである。
当の本人の私だってそう思う。
普段なら、
『代わり映えしないので、とっとと閉じる事をお勧めする』
そんな書き出しで始める所だが・・・
でも今回だけは、最後まで見た方がいいかもね 💖
と、
ハートマーク入りで始める。
先ずは天山である。
登山道にはヤマホトトギスが目立つ。
山頂到着。
山の主のカラスに挨拶を済ませたら、何時ものごとく、稜線歩きである。
有明海から上昇してきた水蒸気が山肌にぶつかる。
雲が出来上がる瞬間である。
シギンカラマツ
マツムシソウは稜線のあちこちに。
ツルリンドウ
キュウシュウコゴメグサ
時期は少し早いが、タンナトリカブトはどうかな?
もしかしたらの淡い期待で、ある場所を捜すと・・・
ほらいた。
思った通りだ。
トリカブトも見られたし、湿原に移動するとするか。
ブイーーーーン
そんなこんなで、いつもの湿原到着。
ミヤマベニイグチ
デカイ!
17~18cmはある。
キスゲ
ナンバンギセル
木道の方を向いてくれると、良い子なんだけどねえ。
サワギキョウの蜜を吸うのは、コシブトハナバチ?
もしそうだとしたら、あのブルービー(ルリモンハナバチ)は、これに寄生してるんだとか。
幸せを呼ぶ青い蜂も、コシブトハナバチにとっては、とんだ厄介者である。
ミズトンボソウ
こちらは本物のトンボ、キイトトンボ
ヒツジグサ
「ぼちぼち、車に戻ろうぜ。腹減った。」
駐車場へと続く道路を、二人でテクテク歩いていると、
「あれ?いるやん。」(家内)
「へ?」(私)
それは、ふいに私たちの目の前に現れた。
「そこに、いるやん。ほら!」
ハウアー!!!
もももも、もしかしてこのお方は、
ブルブルブル、、、、
私達が探し求めていた、コシブトハナバチにとっては厄介者でも、世間一般では幸せを呼ぶ青い蜂と称されている・・・
えーい、長い!!
とにかく、あの、ブルービー様では、あーりませんか?!
ドヒャー!!!
と、
やたらと文字強調と感嘆符が続くが、何しろスッカリうろたえてしまって、
どうにもこれは、仕方ないのである。
先日は、これを見たいが為だけに、わざわざ阿蘇まで出かけたのに、全然見られず、
思いもかけず、こんな道端で、見る事が出来ようとは。
ワーイ \(^O^)/
と、
ウキウキしながら、シャッターを数回押してる間に、
「あああー、飛んでった。」
ものの10秒間の出来事だった。
まるで、私らだけのために、コッソリ会いに来てくれたかのようだ。
短い縁だったけど、
有り難うよ、ブルービー!
てな出来事があった訳で・・・