朝っぱらから、とある公園へ。
目的は、

これだ。
ヒレンジャクだ。
「ドヒャー、鈴なりやん。」

ちょいワルのヘアースタイルにサングラス。
イエーイ、ロックだぜ。

惜しむらくは、我々を警戒してか、高い梢にいるばかり。

「お腹しか見えん。」
「あ、移動したよ。」

ユズリハの実を食べようと、比較的下に降りてきてくれた。
チョコマカと枝の間を動き回るヒレンジャク。

よしきた!
これで、首が痛くなるほど見上げないで済む。
ヤレヤレと思ったのも束の間、
一羽のカラスがやって来て、一群を追い立ててしまった。

逃げ惑うヒレンジャクを、カラスは執拗に追いかけ回す。
しつこいったらありゃしない。
カラスって、いつだって嫌なヤツだよ。
一群が去って、暫く待っていると、

少し離れた別の木に、戻ってきてくれた。
カラスの野郎、
今度邪魔しやがったら、食っちまうからな。

それにしても君たち、
見かけによらず小心なのね。


ご馳走、ゲットー

撮ってる最中は気づかなかったが、家でパソコンに落としこんでいると、ヒレンジャクの集団の中に、キレンジャクが1羽だけ写っていた。
残念なことにそれは、極々小さくしか写っていない。

↑超トリミングを施して掲載。
微かに見える黄色い尾羽が凛々しい。

珍しく近くで撮れたので、シジュウカラも。
「ヒレンジャク見れたし、時間も早いけん、あの池に行ってみるか。」
「おう。」
移動の途中、前稿の王将戦ゆかりの店で、例の庶民ハンバーグを食し、
そして、いつもの調整池に到着した。

「おっと、いきなりタゲリおるぜ。」
「100羽はいるっちゃない?」

群れまでの距離50mほど。
その間、身を隠す場所もない。
もっと近づきたいけど、飛ばさないよう、この距離を保つしかないようだ。

こちらは、マガンのペアかな。

上空をノスリが舞う。

ノスリが去るのを待っていたかのように、池の上を旋回するミサゴ。

モズ男くん

ホオジロ

カワラヒワ
池からの帰り、田んぼ道を走っていると、
「そこ、タゲリおるよ。」
「あらほんと。」

いたのは、6~7羽のグループだ。
都合が良いことに今回も、車から降りずに、タゲリのすぐ近くで撮れる。
車が停めやすい佐賀平野って、何て良い所なんだ。

ピョコタン
なんとも独創的なヘアースタイル。
ヒレンジャクのちょいワルな感じとは、随分違う。


こだわりのヘアースタイル。
格好いいぜ。