毎年この時期、雁俣山に登っている。
無論目的は、春の妖精カタクリに会うためである。
あの姫沙羅を過ぎると、そろそろ、見えてくるはずだが、
あちゃ!
遅かったか。
去年、ほぼ同じ日付で登って、ドンピシャリのタイミングだったのだが・・・
カタクリらしい反り返りを見せてくれているのは、数輪のみである。
花期を過ぎてしまった事に加え、
時折小雨が降る天候のせいなのか、花弁を開かない個体ばかり。
残念!
その他も、
コガネネコノメソウや、
シロバナネコノメソウ、
ワチガイソウも、全て見頃を過ぎていた。
ここで、もう一度言う。
残念!!
ユキザサ
サワハコベ
タニギキョウ
バイケイソウの大群落。
カタクリ保護区域を抜けると、山頂まで急登が続く。
よっこらせっと。
フーッ
ヒカゲツツジに出迎えられて、雁俣山到着である。
例年だと、まだ蕾が残る山頂のヒカゲツツジ。
今年は満開である。
ミツバツツジも満開。
どうやら今年は、何もかもが、1週間程早いようだ。
山飯にしよう。
オニギリにインスタント味噌汁、意表をついて、大好物の魚肉ソーセージだ。
白状するが、私の体の八割は、魚肉ソーセージで出来ている。
頂きまーす。
山から下りたら、東山本店に立ち寄る。
何たって、ただで車を停めさせて貰っているのだ。
ちょっとした土産物と、
揚げたてのいも天を買うのが、恒例である。
「あーあ、残念やったにゃ。モグ」(私)
「まあ自然相手やし。こんな時もあるさ。モグ」(家内)