いつもの調整池へやって来た。
車を降りてカメラを担いだ途端、いきなり
うあっと、なんだあ!
眼の前を高速で飛び去る奴らが。
カメラの設定を変える間もなく、
パシャ、パシャ
ピーチクパーチクとうるさいのは、
ヒバリだ。
しばらく追いかけっこを眺めていたが、こいつらも色々と忙しいようで、絡み合いながらもどこかへ飛んで行った。
「ボチボチ池ば回るぞ。」
「おう。」
タゲリ
カンムリカイツブリ
池を生活の基盤としているのは、なにも鳥ばかりではない。
茂みに逃げ込むこれは、
どうやらイタチのようである。
池を埋め尽くしていたトモエガモも、今ではすっかり数を減らしている。
数が減った分、彼らが浮かぶのは池の中央部だけとなってしまった。
すなわち、カメラが届かないという事だ。
ここでのトモエガモ観察も、そろそろ終わりのようだ。
・・・ということはだ。
こいつらだって遠いわけで。
ミコアイサ
いつものように、思いっきりトリミングして掲載する。
ヒヨドリ
ツグミ
草っ原を飛んでいるのは、
ハイイロチュウヒである。
獲物でも見つけたのか、おもむろに葦の茂みに飛び込んだ。
すると、
押し出されるように、10数羽の群れが、すぐ近くの木に避難してきた。
えーっと、これは?
カシラダカかな。
ハイチュウが茂みから出てくる気配はない。
休息しているのか、はたまた狩りに成功したのか。
カシラダカの仲間が犠牲になっていないことを願いたい。
雪を頂く天山。