ときどき「体が不自由でもテルミンが弾けますか?」というご質問を受けることがあります。
いままで演奏についての言い訳につながることにはあまり触れないでおきたいと思っていたのですが、けっこうたずねられる話題なので、その辺についてちょっとまとめてみようかと思います。
質問を受ける理由は、もちろんわたしが弾いているのを見聞きされたからだと思いますが、触れないで音が出せるとからというのも理由ですよね。
わたしは関節リウマチによって、関節を中心に不自由な個所があります。 それと痛みもあります。 それでも弾いているのだから、簡単に弾ける楽器かも?と思われるかもしれませんが、結論から言うとやってみなければわからないというのが正直なところです。
もし同じ病気であったとしても、個々に状態は違います。 薬や治療法の選択が難しいのと同じだと考えてくださればわかりやすいかと思います。
弾けるかどうか?というのは、弾けるという言葉をどのように考えるかによって違ってきます。 単に音が鳴ればそれでOKなのか、あるいは曲が弾きたいのか、どういった曲をどの程度の正確さどの程度の速さで弾きたいかにもよります。 後でお話しますが、たぶん正統派の奏法で弾けるようになるのは残念ながらかなり困難なように思います。
●テルミンについてはてるみんるーむをどうぞ
そういう意味では、みな、平等、かも。