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かつてのインカ帝国が築き上げた、2300年前の太陽観測所、チャンキロ遺跡「13の塔」(ペルー)

2012年11月09日 | 世界びっくりニュース


 インカ帝国は、南アメリカのペルー、ボリビア(チチカカ湖周辺)、エクアドルを中心にケチュア族が作った国。インカの神の象徴は太陽神であり、太陽への信仰と発達した文明で知られている。

 南米ペルーに存在する「チャンキロ遺跡」は、インカ帝国が残した古代遺跡であるが、この遺跡が、約2300年前の太陽観測所であるとする研究結果が発表されたのは2007年とつい最近のことだ。この遺跡、南北アメリカ大陸で発見された古代観測所としては、最古のものなのだそうだ。

ソース:Загадочные башни Чанкильо (3 фото + текст) - Fishki.Net
南米ペルーの遺跡をめぐる議論に決着 「13の塔」は2300年前の太陽観測所だった

 南米ペルー、北西沿岸地域のカスマ・セチン川流域にあるチャンキロ遺跡は、約4平方キロにおよぶ古代遺跡。遺跡に残された建造物のうちもっとも有名だったのが、立派な城壁と門を持ち、丘の上に建てられた砦(とりで)を思わせる建物だ。



 紀元前4世紀頃から発達してきたと言われているこの遺跡には、13の塔と呼ばれる建造物がある。南北約300メートルにわたり、歯のように並ぶこの塔は、以前からその存在が知られていたものの、一体何のために存在していたのか、研究者たちの間の謎だった。







 ペルー・カトリック大学のゲッチィ氏と英ラインチェスター大学のラッグル氏による調査により、この塔はアメリカ大陸最古の太陽観測施設であることが判明した。

 炭素同位体による年代測定から、「13の塔」は2300年前の遺跡であることもわかった。ここはペルーのカスマ-セチン河川流域における儀式の中心的場所の一部であったそうだ。

 塔の近くに、儀式に使われた形跡のある場所が存在する。ここから日の出の時刻に塔の並びを見ると、一番左の塔が夏至の太陽、一番右の塔が冬至の太陽と重なることがわかった。「日の入り」を観測するための場所も見つかった。


 
 ペルー近辺と言えばかつて「インカ帝国」が栄えた地域だ。インカ時代の建物の配置が、日の出や日の入りの方向と密接にかかわっていることはよく知られていた。彼らは太陽を神としてあがめ、帝国を治めたのは「太陽の子孫」を自称する王である。観測所を建てて季節を把握できた者こそが権力も把握できたのだろう、とゲッチィ氏らは考える。

塔を利用した観測の仕組み




 インカ帝国がスペインに滅ぼされたのは16世紀のことだが、そのルーツはChankilloが栄えていた紀元前4世紀までたどれるかもしれない。

HANKILLO Ancient solar observatory sun tour,Observatorio solar antiguo America turismo
CHANKILLO Ancient solar observatory sun tour,Observatorio solar antiguo América turismo


☆インカ帝国がもし滅ぼされてなかったらと考えると・・・!

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