垂直に切り立った断崖絶壁の上、そんな目もくらみそうな場所に町や村がある…。
そんな「行ってみたい」「見てみたい」とは思っても、住むのは遠慮したくなる世界の4つの町をご紹介します。
ロンダ(アンダルシア州・スペイン)
Rondaはジブラルタル海峡に面したスペイン南部のアンダルシア州にあります。最古の闘牛場のある歴史ある街なのですが、ご覧の通り谷底まで100mはゆうにある崖っぷちです。
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顔を出したら奈落の底まで見えそうです。窓掃除もおちおち出来そうにないですね…。
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中世の古い町並みなのですが、さすがに崖側の建物は老朽化したものが見られません。
ボニファチオ(コルシカ島・フランス)
Bonifacioはナポレオンの出身地でもあるコルシカ島の南端にあります。
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見ての通り、石灰岩の崖が侵食されて、垂直どころかマイナスの角度になっています。
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城塞都市を建てた頃の崖の状態がどうだったのかわかりませんが、少なくとも端の建物では眠れそうにありませんね…。
カステイフォリッ・デ・ラ・ロカ(カタルーニャ州・スペイン)
Castellfollit de la Rocaは、バルセロナやF1サーキットなどのあるカタルーニャ州にあります。
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両脇が切り立った高さ50mの断崖絶壁の上、幅30m~50m、長さ1kmの場所に細長い小さな村が出来ているそうです。この村でアルコールを飲んだら自殺に等しいと言えるでしょう。
クエンカ(カスティーリャ・ラ・マンチャ州・スペイン)
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歴史的城壁都市
クエンカとしてユネスコの世界遺産にも登録されています。
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二つの川に侵食された石灰岩の岩山の上に、9世紀にイスラム教徒によって要塞都市が建てられそうです。その後
レコンキスタ(国土回復運動)によって12世紀にカスティーリャ王が奪回し、ゴシック様式の建築物が建てられていったそうです。
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断崖の上に建っているクエンカの名所「宙吊りの家」
以上、断崖絶壁の上にある4つの町でしたが、実に3つまでがスペインです。
平地の正規軍相手に無敵を誇ったナポレオンは、スペインでゲリラ相手に苦戦してから没落が始まったとも言われていますが、ゲリラ以前にこの国に攻め入ってはいけない気がしてきました。
☆こんなん、ほんまにあるんやねぇ~!