
アメリカンフードと言えば、ホットドックにハンバーガー、ピザにホットドックなどがあげられる。カロリーの高さがうまさのあかし、見た目より大きさ重視的な印象はあるわけなんだけど、全米各地で食べられるアメリカンフードでも、実は地域によって違うらしく、ご当地モノは是非一度食べてみるべき価値があるそうなんだ。アメリカの情報サイトに「死ぬまでに1度は食べてみたい9つのこだわりのご当地料理」が特集されていたので、どんなもんなのか見てみることにしようそうしよう。
ソース:9 City-Specific Foods To Try Before You Die - Refined Guy
1.シカゴスタイル ホットドッグ
シカゴ(イリノイ州)の住人以外なら、ホットドックに欠かせないのはケチャップだと思っているだろう。しかし本家のシカゴドックは、ケチャップ以外のありとあらゆるトッピングが、ワイルドに入れ込まれている。イエローマスタード、白玉ねぎのみじん切り、鮮やかな緑のスイートピクルスのみじん切り、ディル入りピクルスの細切り、輪切りまたはクシ切りのトマト、グリーンペッパー、そして少量のセロリーソルトといったラインナップだ。最後にもう一度いうが、ケチャップは無い。

2.フィラデルフィア フィリーチーズステーキ
フィラデルフィア(ペンシルベニア州)の住民から崇拝されているフィリーチーズステーキ。今や全米中でその亜種バージョンを買うことができるほどだ。ただ、2004年の大統領選挙で、民主党の大統領候補に指名されたジョン・ケリー氏と同じ過ちを繰り返さないように、フィラデルフィアでこれを注文する時はちょっと気をつけて欲しいことがある。彼はこの"フィラデルフィア"のチーズステーキを"スイス"チーズ付きで注文した。この組み合わせはご当地料理こだわり派には邪道なのでオススメできない。

3.ケベック プーティン
カナダのケベックが発祥の地である"プーティン"は今やアメリカで増殖し、様々な亜種が出回っている人気のおつまみ系ファーストフードだ。しかし一方で大半の人々にとっては、中に何が混入されているのかわからないちょっとカルトな食べ物のままでもある。純粋なケベック独自のスタイルは、普通のフライドポテトにブラウングレービーソースと柔らかいチーズを掛けたものだ。

4.ロサンゼルス フレンチディップ・サンドイッチ
フレンチという名前につられて、わざわざフランスに行って食べる必要はない。フレンチディップサンドイッチを食べるならロサンゼルスに行くべきだ。二つの違うレストランがそれぞれ最初に作ったのはうちだ!と言い張っているが、そのメニューは両方共に肉汁を掛けた、"濡れサンドイッチ"状態で登場する。旅先でこのちょっと個性的なサンドイッチを味わうのもまた一興かもしれない。

5.フロリダ キューバ風サンドイッチ
ネーミングが若干ずれてるサンドイッチ。まるで発祥の地はキューバみたいに聞こえるが、実際はフロリダ州のタンパ生まれだったりする。そして多くの本格派にもアツく語られてるこのサンドイッチの最も重要な部分は、独特の生地のキューバ・ブレッドである。ハム、豚肉、マスタード、ピクルス、その他色々な材料がドッサリ入れられて、それらがシッカリとプレスされるのだ。

6.ボストン・クラムチャウダー
様々な種類のクラムチャウダーがこの世に存在するが、1番人気はおそらく マサチューセッツ州のボストン・クラムチャウダーとして知られてるニューイングランドタイプのものだろう。クリーミーで魚貝風味豊かな味はこの地方のシンボルとなった。それから大事な注意を一つ、決してトマトは入れるべからず。

7.シンシナティ・チリ
ご当地料理の楽しみの一つに、一般的な食べ物であるはずなのに、一般的なものとは、どこかがかなり違うといった地方での進化を遂げたものがある。オハイオ州シンシナティのチリは確実にこの例に当てはまる。一般的にチリと言えば、スパイシーなミートソースのようなもののことなのだが、シンシナティ・チリは、チリソースが山盛りチーズとセットになっていて、スパゲティやホットドックの上にてんこ盛りされて出てくる。

8.ニューオーリンズ ポーボーイ
ニューオーリンズ(ルイジアナ州)には特別な料理が数多くある、地球上で最高に美味しい食べ物がある都市の一つなのだそうだ。その中でも1番有名なのは、フランスパンの上に揚げたエビと、レタス、トマト、ピクルス、そして玉ねぎといったトッピングがのせられたサンドイッチの"ポーボーイ(Po'boy)"だろう。ちなみにポーボーイは"poor boy"(プアボーイ:貧しい少年)がルーツと言われているので、地元の人間でなければ大声で発音し難いに違いないが、確実にその価値がある美味しい食べ物だ。

9.ニューヨークスタイル ピザ
ピザと言えばシカゴだろう?と言われる人もいるかもしえない。シカゴピザ対ニューヨークピザ論争は永遠に決着がつかないだろう。ただここでは、すでにシカゴホットドックを取り上げてしまったから、今度はニューヨークにしよう。
ニューヨークスタイルのピザは、その大きさも特徴的で、重力に負けてダランと垂れ下がる1切れは、折り畳んで食べるのが正解だ。ニューヨークスタイルピザは世界中でマネされているが、他の地域で完全なコピーはできないという。一説にはニューヨークの水道水の何らかの成分がピザの味を良くしている、という話もある。なんであれ、その成分とやらの効果はあるようだ。

☆ろくな食いもん、あらへんがな!