孫の手と立原道造。

「花のつぼみを

おさへるやうに

私は　おまへの

手を　おさへる

とぢられた　おまへの

まぶたは　かすかにふるへてゐる」

（立原道造）



なんともロマンチックなシーンを

想像させてくれる詩です。



立原道造、好きだったなあ。

詩だけではなく、東大の建築学科で在学中に

建築で賞をとり、２４歳で逝去。



文学部生だった私は、

とてもかっこいいと思いました。



太宰治や三島由紀夫の最期も

かっこいいと思っていました。



なんか生意気ですよね。

「死」を美化していました。





私が今、愛しいのは「孫」の手。

外で道を歩くときは私の親指を握ります。



今日も読んでくださりありがとうございました。

朝夕寒いですよね。

冬物のカーディガンを出したら、

前職のことを思い出し、

少し切なくなりました。



寒い日が続いています。

暖かくしてすごしてくださいね。



ではまた明日。



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久々の街。

私が去年まで働いていた街です。

北九州市八幡西区黒崎です。



私が浪人生活をしていたのもこの街です。

近くに工場地帯があって、

高度経済成長期には光化学スモッグが

ひどかったです。



人口が減少していて商店街も

寂れています。



新日鉄八幡製鉄所の発展とともに

出来た街だから、鉄鋼業の衰退と

ともに廃れてきました。



昔は北九州第二の街と言われていたのですが…。



三十年近く働いていたのでいろいろな思い出がいっぱいです。

空き時間に仕事後に通った書店、毎年妻の誕生日に立ち寄った

花屋、飲み会をした居酒屋、シメのラーメンを食べたラーメン屋。



昨夜、前職の管理職の人からダメだしをされている夢を見ました。

なんとなくしんみりとした朝でした。



ではまたのちほど。



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