私の好きなライトノベル作家、
有川浩さんの作品「空飛ぶ広報室」の中で、
元戦闘機パイロット・のセリフに出てくる「エレメント」。
昨日、動物病院の帰りに見かけて撮りました。
この作品を書くに当たり、
航空自衛隊を取材したときの話をNHKの番組で見て、
有川さんならきっとキュン死しちゃう話だろうと、
すごく期待してたところ、TBSでドラマ化。
有川ワールドを生かしながらも、
自衛隊とマスコミの姿勢という点、
恋愛と仕事という女性にとっても気になるところに焦点をあて、
重くなりすぎないよう配慮した作りになってました。
稲葉リカ(新垣結衣)と、空井大祐(綾野剛)のセリフは、
ん、もう、あなたって人は…的なものが多いけど、
中でも印象的なセリフだったのが、
最小単位。
2機の編隊をエレメントっていうんです。
互いを近くで感じて五感をフルに使って存在を意識しながら同じ場所を目指して飛ぶ。
それがエレメント。
僕と、稲葉さん。
こんなこと言われたら、それまで意識して無くても
ズキュンと来ますよね。
有川さんの作品はキュン死ワードに彩られ、
こんな恋愛してみたいという、
女子の憧れポイントを押さえつつ、
そういうベタ甘の作品でありながら、
人としての情愛も織り込んだ作品が多いので、
ゆるゆるとした時間を楽しみたいときにピッタリ。
この原作の良さも、TVとは全く違ったものなので、
男子も女子も、ぜひ読んでみて欲しい1冊です。
この日は、やたらエレメントし放題でしたね。
コースがちょーど家の真上で、大きな影がふたつ過る度
ウチの猫が身を伏せ、ヒゲをピクピクさせて窓から見送ってました。
有川浩さんの「旅猫リポート」は泣きながら読みました。
猫の細かい描写が素晴らしくリアルなので
猫のセリフに説得力があるんですよね。(ホントに言いそーな事)
「空飛ぶ広報室」もちょっと読んでみたくなりました。
>この日は、やたらエレメントし放題でしたね。
いた場所がコースをはずれてたせいか、
私はこれしか気がつかなかったけど、し放題でしたか。
私も自宅にいると音がねー、やっぱちょっと気になる時があります。
あと、練習だから、くれぐれも落ちないでねーって思います。
凛は生ゴミ回収車の音を超怖がりますが、エレメントはヘッチャラでした。
猫ちゃんはああいう音が怖いんですかー。
きっと嫌いな周波数なんですね。
有川浩さんの作品は行間が好きです。
深夜にやってた「図書館戦争」のアニメがきっかけで、よく作品を読むようになりました。
身近なことを、そう、そうなんだよね、と思わせる、感情移入しやすい文章が良いなと思いますが、
人によっては一人称と二人称、三人称がゴチャゴチャで、読みづらいという人もいます。
たしかに文学作品を好む人には受け入れられないかなと。
「空飛ぶ広報室」は最後に東北大震災の章があります。ちょっと現地に行って取材したくらいでは、被災した方たち立場を描くのは難しいかもしれません。
何より被災地によっても相当状況が違いますから、当の被災者同士でもわかりあえないこともあるはずです。
大きな被災地とならなかった地域の人が、被災地の現実をすべて伝えたり、感じ取ることなど出来ないことはわかっていますから、復興を願う気持ちを継続させるためという意味で読んで欲しいなと思いました。