みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

「Personal depeche Belarusian on tribute」(2002年)

2007年12月28日 | ベラルーシ音楽全般
 ベラルーシ語ミュージシャンたちが、ベラルーシの音楽を世界に広めようと、英語で歌っている曲を集めたアルバム。
 このためにトーダルが英語の作品「I want you now」を書き下ろした。

 訳したら、「今、君がほしい」だよ、これ。
 おおっと。きっと、セクシーな曲に違いない、と期待して聴いたマーサであった。
 しかし! 聴いてみたら、全然セクシーじゃなかった! ちょっとがっかり・・・(^^;)

 他の収録作品のほうを聴きましょう。



(詳しい内容については気長にお待ちください。)

「聖なる夜」(1999年)

2007年12月21日 | ベラルーシ音楽全般
 もうすぐクリスマスですねえ。
 というわけでクリスマスソングがテーマです。

 日本人の皆様、何でもいいので日本語でクリスマス・ソングを歌ってみてください・・・と言われたら、どんな歌を歌いますか?
「ジングルベル」「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」「もろ人こぞりて」「サンタが町にやってくる」・・・たくさん出てきますね。
 日本はキリスト教徒が多いわけでもないのに、どうしてこんなにたくさん知っているのでしょう?
 何と言っても歌詞が日本語に翻訳されているから・・・これが理由の一つでしょう。

 では次に日本に比べると圧倒的にキリスト教徒が多い国、ベラルーシで「クリスマス・ソングを歌ってみてください。」とベラルーシ人に言ったら、どうなるでしょう?
 ベラルーシ語だろうがロシア語だろうが、ほとんどの人が「知らない。」「歌えない。」「お正月の歌なら歌えるけど・・・。」と答えます。
 私は日本語だけど「ジングルベル」「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」などの歌を日本語でベラルーシ人に歌って聞かせたことがあります。しかし、誰からも
「ああ、この歌、メロディーなら知ってる!」
と言われませんでした・・・。日本だけじゃなく他の国々でもよく歌われている歌ばかりなのに・・・。
 一体全体これはどうしたことなのでしょう?
 
 その理由はソ連時代、ベラルーシは宗教が禁止されていたため、クリスマスソングをはじめとする、賛美歌が歌われなくなり、また教えられなくなったからなのです。
 独立後、宗教は解禁され、
「うちの子は教会の賛美歌隊に入っていて、宗教曲をたくさん知ってますよ。」
という人もいます。
 しかし、一般ベラルーシ人には気軽にみんなで歌えるクリスマスソングは、まだまだ復活していません。
 日本だと、別にキリスト教徒が多いわけでもないのに、街中でジングルベルが鳴り響いているような時期でも、ベラルーシの商店のBGMにこのような定番クリスマスソングが使われているのを、私は聴いたことがありません。(イギリスの歌手たちが歌っている「ラスト・クリスマス」などならオリジナルが、ラジオから流れてきたりしますけど。)

 母国語で歌えるクリスマスソングが存在しない、これは由々しき事態である・・・と思ったのかどうか分かりませんが、1999年にベラルーシのミュージシャンが集まって製作したCDがこれ。「聖なる夜」です。
 「きよしこの夜」や「ジングルベル」「アヴェ・マリヤ」をベラルーシ語に訳した曲のほか、ベラルーシ・ミュージシャンのオリジナル・クリスマスソングも収録されています。
 メンバーは・・・
「クリヴィ」(トーダルがメンバーだったグループ)
リャボン・ボリスキー(「N.R.M.」(ハードロックグループ)「クラムバンブリャ」(お笑いソング)のリーダー)
「パラーツ」(これもトーダルがメンバーだったグループ)、
アリャクサンドル・パミードラウ(ラッパー。「月と日」収録曲「茶摘み」でラップ部分を担当した人。)
「ネイロ・ジュベリ」(パンク・ロック) 
 そしてかわいらしい子どもシンガーのお二人。(もう今は高校生ぐらいになっていると思うけど。)

 ちなみに当時クリヴィのメンバーだったトーダルはこのCDによって初めて公開されたベラルーシ語版「きよしこの夜」の編曲とボーカル、そして シューベルト作曲の「アヴェ・マリヤ」のベラルーシ語版の編曲を担当したほか、
「新しいベラルーシ語のクリスマスソングを我らがベラルーシ民族に!」
という企画のもと「めぐみの夜、聖なる夜」「神の子イエスが生まれた」という曲の作曲もしています。
 また他のアーティストが作った歌にバックコーラスとして参加もしています。

 ラッパーのパミドーラウさんが作詞作曲したクリスマスソング「クリスマスの奇跡」は、やっぱりラップです。歌詞はちゃんとクリスマスソングなのですが、ラップのクリスマスソング(しかもベラルーシ語)というのは、なかなか聞けないでしょうね。

 「ジングルベル」はパラーツがベラルーシ語訳を作り、以前自分たちが作ったアルバムに収録されていたのですが、「聖なる夜」に追加収録されました。
 ♪ ジングルベ~ル ジングルベ~ル ・・・の部分がベラルーシ語だと、どう変わってしまうのかがおもしろいんですが・・・。
 たねを明かせば、こうなります。
 ♪ ズボン ズビニ~ツィ ズボン ズビニ~ツィ (^▽^;)

 このようにベラルーシ語音楽の普及に尽力している、ミュージシャンの方々には敬意を表したいですよ。
 ベラルーシ語で歌うクリスマスソングが、ベラルーシ人の間で定着すればいいな、と思います。(ある意味、歴史的な足跡を残すCDですね、これは。)

「Narodny Albom」(1997年)

2007年12月10日 | ベラルーシ音楽全般
 画家のミハル・アネムパドィスタウがベラルーシ語ミュージシャンに呼びかけ、製作した合作アルバム。
 トーダルも参加しているが、なぜかあまり目立っていない。

 ミハル・アネムパドィスタウはトーダル&WZ-オルキエストラの「月と日」の解説を書いてくれた人。
 画家なので、多くのベラルーシミュージシャンのCDジャケットデザインを手がけている。トーダルの作品で言うと「薔薇と踊るタンゴ」「長い引き出しの歌」「LIRYKA」など。
 ちなみに「月と日」のジャケットデザインを担当したのはミハル・アネムパドィスタウの奥さんでデザイナーのアレーナ・ダシケビッチさんである。
 
 ミハルさんは歌手じゃないのに、このアルバムでは歌まで歌っている。
 ある意味すごいベラルーシ人だ。 
 

(内容については気長にお待ちください。)

「僕はここで生まれた」(2000年)

2007年12月07日 | ベラルーシ音楽全般
 ベラルーシ語ミュージシャンが勢ぞろいし、共同で作成したアルバム。
 アルバムタイトルにもなっている「僕はここで生まれた」のボーカルをトーダルが担当した結果、この曲がウルトラ・スーパー・ミラクル・ホームラン級大ヒット。
 トーダルが歌っている曲の中で、一番有名で、人気のある曲になる。



(内容についてはしばらくお待ちください。)

「ヘイ・ローリー」(1997年)

2007年12月06日 | クリヴィ
 パラーツのメンバーだったフランツとトーダルが脱退し、ボーカルのベラニカが加わって3人で結成したグループ「クリヴィ」の鮮烈デビューアルバム。
 長らく絶盤状態だったため、「幻のアルバム」と呼ばれていたが、2005年にボーナストラックを加えて再リリース。これがまた馬鹿売れしたという伝説の域に入っているアルバム。

 日本国内で販売されているのはこの再リリース盤CD。
 当時26歳だった若かりし頃のトーダルのお声が聴けます。(あまりこの人、声が老けてないけどね。)
 あと、CDを開くと「決め決めアイドルポーズ」のトーダルの写真が載っていて、笑える。
 ちなみに表ジャケットで言うと、右端がトーダルで、左端がフランツなので、間違えないようにね。



(アルバムの詳しい内容については、しばらくお待ちください。)

「フォークロア・モダン」(1995年)

2007年12月06日 | パラーツ
 ベラルーシを代表する超人気グループ「パラーツ」のデビューアルバム。
 「フォークロア・モダン」とは「現代の民謡」と言う意味で、ベラルーシの民謡を大胆にロックにアレンジ。
 パラーツ登場後、ベラルーシ音楽界では、ベラルーシ民謡を現代風にアレンジした音楽のことを「フォークロア・モダン」というジャンルに入れるほど、アルバムタイトルを超えて、音楽用語として定着した言葉。

 当時サポートメンバーだったトーダルがクラリネットやジャレイカ(ベラルーシの民族楽器である縦笛)を演奏し、バックボーカルとしても製作に参加している。

 2005年にボーナストラックを加えて、再リリースされ、日本国内で販売されているのは、この2005年度版CDである。

 リーダーのアレーク・ハメンカがとにかく、かっこいい。マーサは大ファン。
 2000年にパラーツのコンサートに行って、ハメンカさんのお声を聴いた瞬間マーサの人生は変ったよ・・・。


(アルバムの内容についてはしばらくお待ちください。)

http://palac.org/

トーダルのサイト&ブログ

2007年12月01日 | トーダル
 トーダルのオフィシャルサイトはこちら。

http://www.todar.net/


 トーダルのオフィシャルブログはこちら。

http://todar-vojt.livejournal.com/


 ただしどちらもベラルーシ語表記のみ。
「それじゃあ、何も分からないよ。」
という日本人の皆さんのために、ベラルーシ語が分からなくても楽しめるオフィシャルサイトの見どころをお教えしましょう。

① 右下にコンテンツが並んでいますが、右から3番目をクリックすると、トーダルと彼が率いるグループ「WZ-オルキエストラ」が今まで発表してきたアルバムのジャケットが見られます。
 (ただしソロ活動開始前に発表したアルバムについては、紹介されていません。)
ちなみにこの中で1番たくさん売れたアルバムは「季節の香り」で、2番目は「月と日」だそうです。
 それとユニセフからの依頼で製作されたアルバム「子守唄」は市販されていません。
 
② コンテンツの一番右端をクリックすると、作品のいくつかを試聴できます。
 前は「月と日」収録作品も聴けたのに、今は聴くことができないのが残念。(そのうちまた聴けるようになるかも。)
 でも彼の他の作品も聴いてみてください。全ての曲をおすすめします。

 が、このリストの中からあえて1曲「マーサのおすすめ!」を選ぶと・・・
アルバム「MW」の3曲目「リャザンの男の歌(バーチュシキ・マートゥシキ)」
 ただし、これはベラルーシ語ではなく、ロシア語で歌っています。歌詞がマヤコフスキーなので。
 でも曲がいい。とてもいい。大変よろしいです。聴いていると泣きたくなるね。

③ コンテンツの左から3番目をクリックすると、トーダルの画像がたくさん見られます。
 画像をクリックすると大きく表示され、カラーのものはカラーになります。
 ミュージシャンはルックスではない、音楽で勝負だ!と思うのですが、
「トーダルってどんな顔しているの?」
と思う日本人リスナーもいると思うので、(しかもCDジャケットにあまり自分の写真は使わないからな、トーダル君。)興味のある人はHPを見てください。

 画像見どころ その1
 分かりにくいけど「押忍」と白い字で書かれた黒のズボンをはいている画像がある。2006年の自分のバースデーコンサートではこのズボンをはいて、ステージ上を1人で踊りまくった。
 このズボンは友だちにもらったものだそう。でもあげた友だちももらったトーダルも、何て書いてあるのか分からず、コンサートが終ってから意味と読み方をマーサに尋ねた。

 画像見どころ その2 
 「月と日」コンサートで着た金ピカのスーツは、それを見た日本人から
「あまり売れていない吉本の漫才師のような格好だ。」
 と言われたりしたが、トーダル本人はいたく気に入っているようで、この画像撮影のためにわざわざ選んで着ている。
 ちなみにこのスーツは
「こういうステージ衣装がほしい。」
と思って、オーダーメードで注文しようとしたら、500$もすることが分かってやめてしまい、 その後ポーランドで、そっくりなデザインの衣装を見つけ、150$で購入したもの。

画像見どころ その3
 特別に撮影した画像は男前になるよう、やたらと工夫され撮影されている。流し目だったり、バラをくわえていたり。
 「これ、本当にトーダルか? かっこい~!」
 と思った画像もある。
 でも、私はよそいきの顔をしているトーダルはあまり好きではない。
 もっと自然な顔をして写っている画像のほうが好きだ。
 この中でマーサが1番好きな画像は自転車と写っているもの。でもこれだとトーダル君が小さすぎるので、2番目に好きな画像をこのブログにアップロードしておきます。
 これは、どっかの市場へ友達と行って、こういう帽子をとある店先で見つけて気に入ったので、かぶってみて友達に
「どう? 似合う?」
ときいている写真ですね。
 こういうごくごく普通な画像のほうが、本人の内面がよく出ているように思えるね。

(このブログへの画像の転載はトーダル本人から許可をもらっています。はい、これが許可。↓)
「ia soglasen.foto mozno ispolzovat...zmicer」
(↑分かりにくい・・・。)