みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

雑誌 ソトコト 2013年3月号でCD「月と日」が紹介されます

2013年01月24日 | トーダル
 ソーシャル&エコマガジンの「ソトコト」2013年3月号(2月5日に発売予定)にチロ基金のボランティア活動について記事が掲載されるされるのですが、活動の一つとしてCD「月と日」が紹介されます!

 ソトコトのサイトはこちらです。

http://www.sotokoto.net/jp/


 CD「月と日」の売上金一部をベラルーシのチェルノブイリの子ども達支援に使ってきたからなのですが、こういう取り組みが日本の雑誌で紹介されて、とてもうれしいです。
 
 しかし「月と日」完成時は日本が原発事故が起きて広範囲の放射能被曝の脅威にさらされるなんて、思ってもいませんでした。
 事故前は「日本→ベラルーシ」の一方的な支援ばかりでしたが、これからは「ベラルーシ→日本」の支援も増えていくでしょう。
 長い目で見れば、相互方向の文化活動ができればもっといいのですが、現時点ではまだ先の話ですね。
 ベラルーシが日本人の間で、チェルノブイリ関係で名が知られるようになったのはうれしいのですが、まだまだ・・・
 それに放射能まみれの国、というイメージが先行してしまうと、悲しいですね。
 (逆に外国人から「日本は放射能まみれの国。日本製の物は危険だから買わない! 日本産のものは一切口にしない!」と言われたら、日本人なら誰しも少々悲しく感じるのでは?)

 先のことになっても文化交流などが増えれば、理解も深まりいいと思います。そういう日が来ることを願います。

トーダルの伝記本 

2011年01月18日 | トーダル
 これは音楽と言うより本の話です。が、読んでください!
 2010年年末にベラルーシの音楽家トーダルの伝記本が出版されました。
 伝記と言ってもご本人はちゃんと生きております。(^^;)
 半生記を綴った本、と言ったほうがいいですね。

 ご本人は内容について直接執筆しておらず、3人のジャーナリスト、音楽評論家が共同執筆者になっています。
 内容は主にトーダルの生い立ちや、インタビュー記事、今までいっしょに音楽活動をしてきた関係者の人たちの紹介、ヒット曲の歌詞などから構成されています。
 そして当然のことながら、CD「月と日」誕生のいきさつ、2008年の日本公演のことなど、かなり詳しく多くの紙面を使って紹介されています! 写真もたくさん掲載されています。 
 本の最後には代表曲の歌詞が紹介されているのですが、その中に「月と日」収録曲である「村祭り」「われは海の子」「故郷」の歌詞も載っています。
 さらにトーダル君の音楽活動には関係のないチロ基金の活動についてまで、親筆者の1人でジャーナリストのエラ・ジビンスカヤさんのご厚意により、この本で紹介されているのです。どうもありがとうございました!

 本を読んでみると、ベラルーシ語版「さくら」を歌っているクセニヤちゃんのインタビューがあり、
「今まで歌ってきたたくさんの歌の中で一番好きなのは『さくら』です。」
と答えています。おお! うれしいです!
 
 画像は本の表紙です。タイトルを日本語に訳すと「ベラルーシの言葉は歌うことから」。(それにしても最近のトーダル君、ひげもやもやになりましたね。)
 タイトルの由来はベラルーシを代表する詩人、ルィゴール・バラドゥーリン「ベラルーシの言葉」という詩の最初の1行目から引用されています。 
 ルィゴール・バラドゥーリンの詩にトーダルは作曲したことがあり、それがCD「愛の汽車」となって発表されています。
 
 そして今年に入ってから、出版記念式典が行われ、行ってきました。スポンサーの1人として呼ばれたのですが、何だか気分がよいのう。(^^;)
 式典ではトーダル君が歌を歌ったり、ゲストとして呼ばれたベラルーシ民謡グループ「GUDA」の歌が間近で聞くことができて、よかったです。
 私は挨拶などあまり上手ではないので、本のタイトルの由来になった「ベラルーシの言葉」を日本語に翻訳して、朗読しました。後から翻訳した文章をちょうだい、と出版社の人に言われたので、きれいに清書してからあげました。(汗)

 しかしまあ、人生40年になる前に本が出版されて、すごいですね、トーダル君! あと40年がんばってくれ。
 こうなったら、人間国宝にでもなるしかないですね。(笑)
 付け足しみたいですが、ベラルーシでは芸能人関係の出版物(写真集を含む)が発行されるのは、非常に珍しいことなのです。
 

「トエ・シト・トレーバ」(2008年)

2009年04月06日 | トーダル
 2008年にトーダルが発表したアルバム。同じ年、日本公演のときに高松のヤマハで購入した赤いギターがジャケットに使われています。
 これを見ると「ああ、2008年だなあ・・・。」と思います。

 しかしトーダルもイメチェンしましたよね。夏に会ったときは熊みたいになっていたのが、ライオンになってしまってますからね。どうしちゃったの?
 この問いには「おもしろい人生」の映画監督さんにトーダル自身が話しており
「髪型と髭を変えたのは日本に行ったから。」
だそうです。
 日本と何か関係があるのかよく分からないイメチェンですね。いっしょに日本に行った捨平は
「俺のスタイルを真似している。」
と指摘していましたが・・・。

(詳細は後ほど更新します。しばらくお待ちください。)

2009年3月8日コンサート 2

2009年03月12日 | トーダル
 さて、「さくら」の前の前の曲が終わったとき、すぐに私は舞台袖に小走りで移動。クセニヤちゃんも、その次の曲は自分の出番がないので、舞台袖に・・・
 そして大急ぎで着替えを手伝いました。
 この格好、少々変なのですが、構想段階でいろいろ考えたのです。
 いくら浴衣の模様に桜の花が使われていても、遠くから見たら何なのかよく分からんし、そうすると単に青いキモノを着ているだけにしか見えないでしょ?
 そうすると、どうもあの「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 この歌専用のクセニヤちゃん専用のキモノ(舞台衣装)を縫っている時間は全然なかったので、苦肉の策として、笠をかぶせることに・・・

 この笠はトーダルの日本公演のときに倉敷へ行ったときに土産物屋で購入した踊り用の笠でございます。
 こういうときにこそ、使わなくては! 
 しかし、やっぱり「さくら」の持つ曲のイメージに合わない・・・
 それで、透けている白い布を笠の周りにマーサが縫いつけたのです。
 これでちょっとは神秘的な感じに見えないこともない・・・か?(^^;)

 着替えも着ていた服の上から羽織ったので、短時間で終了! このように舞台袖で記念撮影する余裕すらあったのでした。
 クセニヤちゃんは大喜び! しかし出番直前には十字を切ってお祈りしていた・・・。

 トーダル君が舞台袖に引っ込み、クセニヤちゃんが登場すると、パチパチと拍手、そしてフラッシュもパチパチ!!!
 舞台袖からトーダルと見守りましたが、トーダルはご満悦でございましたよ。
 終わった後は、またまた大急ぎで浴衣を脱ぐのを手伝いました。
 クセニヤちゃんは歌い終わった後
「ちょっと首の紐がじゃまになって口が大きく開かなかった。」
と言っていたので、この点は改善しなくては・・・。
 しかし、一番心配していた着替えが予想以上に早くできて、私はほっとしました。クセニヤちゃんも
「変身よ。歌舞伎みたい!」
と言っていました。

 私も裏方に参加できてうれしかったです。が、「さくら」が終わるまでは着替えのことが気になって、他の曲が集中して聞けなかった。(^^;)
 見に来ていただいたお客さんたちにも楽しんでもらえたかな・・・と思います。

2009年3月8日コンサート 1

2009年03月12日 | トーダル
 毎年恒例のトーダル「国際婦人デー(3月8日)コンサート」で、日本の歌「さくら」がベラルーシ語で歌われました。
 ベラルーシ語で歌う日本の歌「月と日」について詳しくはこちらをご覧ください。(HP「ベラルーシの部屋」内)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/songs/index.html

 
 コンサート2週間前、トーダルから電話がかかってきました。
「今年も国際婦人デーにコンサートをするんだけど、会場は大ホール(約1200席)! で、婦人デーだから『さくら』を歌うクセニヤに着物を着せたいんだけど・・・。」
 おお! それはすごい! と思いながらも
「着物・・・着替えるに40分ぐらいかかるよ・・・。」
と話すと、トーダルは
「そんなに? それは困る。」
なぜなら、「さくら」のときだけ着物をきてほしいのだとか。そりゃそうだ。クセニヤちゃんが他の歌を歌ったり、バイオリンを弾いたりするときもずーっと着物を着ていたら、笑っちゃうよね。
 でもまあ、お客さんに楽しんでもらおうというトーダルのアイデアなので、そのままやめてしまうのも、もったいない。
 3月8日の本番までに何とか考えときましょう・・・ということになりました。

 とにかく着物は着付けに時間がかかるので問題。
 トーダルの話によれば、「さくら」の前に演奏する曲にはクセニヤちゃんは登場しないので、その間に着替え、「さくら」が終わった後、すばやく元通りになって次の曲に間に合うようにする・・・ということだった。

 マーサがいろいろ考えた結果、桜模様の入っている浴衣と簡易帯(どちらも日本文化情報センターに寄付されたもので、着物展で展示してある。)で何とか時間を短縮することに・・・
 当日は開演1時間前に会場に行って、楽屋でクセニヤちゃんと着替えの練習をしました。浴衣もそのまま舞台袖に残し、時間のロスを減らしました。
 で、私が座る席も通路に面した席にしてもらい、「さくら」の前の前の曲が終わったら、通路を通って着替えの手伝いに走ることになったのであります。

 で、コンサート開始。世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、ほぼ満席! 
 そして世界的経済危機真っ最中にもかかわらず、スポンサーがいっぱいついていました。(スポンサーになった自動車会社からは、トーダルが会場で言った「合言葉」を覚えていて、プラス名前が「アレクサンドル」で、しかもこの会社の車に乗っている人は、車のメンテナンス1回無償、というプレゼントをしていた。本当にこの国ではどうなってんだ、不況?! と思いましたよ。)

 トーダルは客席で薔薇を配ったり、スポンサー提供のチョコを配ったりと大サービスでございます。(画像参照)
 本人の格好もすごい。(^^;)ペテルブルグの貴族風?
 ひげを夏から伸ばし始めて、ついこの間までは熊みたいだったんだが、ストレートパーマ当てた?
 (熊トーダルの画像はこちら。画面右。熊って言うより、ライオンかな?)

http://westrecords.by/artists.asp?artid=93&subid=1&id=1401


 今回のコンサートの様子はこちらの画像でも見られます。(着物姿のクセニヤちゃんも登場させてほしかった・・・。)

http://generation.by/doc14-245.html

 
 この↑画像を見ても分かるように舞台にはスクリーンが張られ、お花の映像や、トーダルのアップや、CDのジャケットが映し出されたのです。
 

山猫

2008年07月19日 | トーダル
 ユニセフが創立60周年を記念して、ベラルーシで発表したアルバム「子守歌」の収録曲のうちの1曲「お休み、私の小さな花」のプロモーションビデオが製作されることになった。
 小人、うさぎなどいろいろな登場人物(動物)が出てくる。
 そのうちトーダルは山猫の役をしたのだが、そのときの様子がこれ。(画像参照。)

 最初見たとき、ロシア民話によく出てくる「灰色オオカミ」だと思った。
 猫じゃなくて山猫なので、かわいくない・・・ とても不機嫌そうである。
 しかも、プロモーションビデオを見たら、口の端からどういうわけか血を流しているのである。
 ユニセフが制作費を出したはずだが、この着ぐるみが安っぽい作りに見えるのは私だけ? (あわてて作った感がある衣装。)
 将来、トーダルには音楽だけじゃなく、歌って踊れる俳優になってほしい・・・と思う今日この頃。彼ならできる。
 
 しかも、このプロモーションビデオ、見てもさっぱり意味が分からない・・・のですが、解説がついていて、それを読めばよく意味が分かる作品になっています。
 でも、その解説が全部ベラルーシ語なんですよ。
 仕方ないので、ここで日本語に訳して作品解説します。詳しくはこちら。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa/e/c683b6f291bfd32b1cd5865fa5b2850b


「子守歌」(2007年)

2008年07月19日 | トーダル
ユニセフ創立60周年を記念して、製作されたアルバム。ベラルーシ語の子守歌が収録されている。トーダルは収録曲のほとんどを作曲。自身も歌っている。
 このCDについてはユニセフが製作した記念アルバムであるため、一般のCD店では販売されていない。
 トーダルのコンサート以外では、トーダルのオフィシャルサイト内で、試聴できる。収録曲15曲のうち11曲が試聴できるので、聴きたい方はぜひ、こちらをクリック。

http://www.todar.net/


 ところが2008年1月のトーダルのクリスマスコンサートへ行ったら、どういうわけか、このCDが会場内で売られていたので、早速買った。でもCDのケースは無地の紙の封筒だった。(もしかして・・・海賊版?)

 後からトーダルに尋ねたら、こういう事情だった。
 CD「子守歌」は販売されていないし、複製して販売するのも禁止されている。(見つかるとユニセフに叱られる。)
 しかし、多くの人に聴いてもらうことが目的であるため、複製するのはかまわない。複製したら自分で視聴する。あるいは無料でプレゼントするのは、逆に奨励されている。
 なので、みなさん、じゃんじゃんコピーしてじゃんじゃん友達にあげ、じゃんじゃんベラルーシ語の子守歌を聴きましょう。(^^;)
 
 さて、このCD収録曲である「お休み、私の小さな花」はPVが作られている。
 また「お休み、私の小さな花」は2011年に世界文化社が発行した「自分と子どもを放射能から守るには」(筆者はベルラド)の製作した宣伝用動画のコマーシャルソングとして採用された。詳しくはこちら。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa/e/c683b6f291bfd32b1cd5865fa5b2850b


 

トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 5

2008年07月15日 | トーダル
 ベラルーシの旅行雑誌にトーダルの日本公演インタビュー記事、そしてこれから日本へ行こうと思っているベラルーシ人へのアドバイスが4ページに渡り掲載されました!

 雑誌のタイトルは「Pro отдых 2008年第2号」
 日本語に訳すと「休みについて」あるいは「休みのプロ」ってとこでしょうか。

 とてもきれいな旅行専門誌で、カラー写真も多数掲載されています。
 普通は専門のカメラマンが取材した写真を掲載するのですが、トーダルの日本旅行記事については、トーダル本人、あるいはわれわれ日本人が撮影した画像が載りました!
 素人カメラマンのわれわれが撮影した画像にもかかわらず、印刷されたのを見ると、何だかとれもきれいな日本の風景・・・(自画自賛か?)
 しかも、風景写真だけではなく、編集部の意向により、日本人が写っている写真がたくさん採用されました。
 記事本文中に氏名が出てくる私だけではなく、オルケステル・ドレイデルの樋上さん、白石さんのご主人と娘さん、室生のマーサ大叔父さん、大叔母さん、はちのこや捨平、うさぎさんまで登場している・・・!
 これでみんな一挙にベラルーシでは有名な日本人になりましたね。(^^;)
 画像を選んだのはあくまで編集部です。
 どうやら、風景はもちろん、日本人にも興味津々のベラルーシ人なのだな。

 添付した画像は最初の見開き2ページです。個人的には室生寺の五重塔が載って、感動しました。


・・・・・
  
 「トーダル『日本へ行くときは心は開いて、頭は空っぽにして。』」

  記者 リュボーフィ・ガブリリューク

トーダル
「今回日本へ行くことになったきっかけは、まず日本文化情報センター代表のマーサと知り合ったことに始まります。CD『月と日』には日本で有名な10曲の歌をベラルーシ語に翻訳して収録しました。
 それまで東欧においては、このような形で日本の歌を紹介する作品は発表されていません。
 これは日本の伝統的なメロディーをベラルーシ人の目で見た音楽作品なのです。
 『日本へ行くことになった。』と言われたときでさえ、僕は信じていませんでした。でも日本人は何か言ったら、必ず実行するんです。すぐに実行できないときもあるかもしれません。でも最終的には全てうまくいきました。」


<日本での滞在>

トーダル
「京都では2回のコンサートを行いました。南のほうへ旅行にも行って、その移動距離は1000キロにもなりました。
 見たものは日本という国が持つ経済基盤、高速道路、橋、洞窟、寺、聖なる山である富士山、町・・・全てヨーロッパ人の心に響くものばかりです。
 日本は地震のため常に震えている国です。それで日本人はみんないつも何かしようと動き回っているんです。まあ、信じられないような国ですよ。
 でも一番印象深かったのは日本の自然です。僕は出発前、わざと日本の建築やランドマークについて調べませんでした。それは日本について自分自身の感想を形作りたかったからです。
 大事なのはこれが僕にとって新しい印象になることでした。

 この作業を続けたいと思っているんです。今考えているのは3人か4人のメンバーで大きな日本の都市に行くことです。東京とか大阪とか。
 日本人は日本の文化を他の国の人が知って、尊敬しているかどうかを重要視しています。日本人は外国人が日本のことをどう受け入れたのか、日本についてどんな感想を持ったのか、注意深く見ていて、マスコミが記事にします。
 僕はいろんな国に行きましたが、最も多く行ったことのあるポーランドですら、僕のCDの宣伝のために、日本ほど真剣に取り組む国はありません。」


<日本への旅に必要なもの>

トーダル
「旅行者のみんなに僕はたくさんアドバイスできますよ。ただ、11時間という長時間のフライトはきついので、それに対する心構えは必要です。
 可能であれば、ボーイングの飛行機を選んでください。アルコール飲料の摂取には注意が必要です。これは飲み物全般に言えることですが。機内のトイレの行列には限りがあります。
 イギリスのように日本は島国です。なので、ユーモアの感覚は独自のものがあります。日本人に冗談を言うとき、超えてはいけない一線にはそっと触れましょう。人物についてふざけたことを言うのは禁物です。日本人はあなたのことを理解してくれず、出国できなくなるかもしれません。こういう事態が起こったこともあるんです。」


<観光ガイドは必要>

トーダル
「早めにガイドを予約するほうがいいです。あるいは日本人は外国語、英語ですらほとんど話せないという事実を認めておくべきでしょう。
 あなたの英語が下手でも、何も話せないよりはましです。日本語の会話集を持っていくほうが、何か日本人に説明しなければならないときに役立ちます。
 車をレンタルすることはもちろん可能です。それに道路には行き先の案内などが英語で表示されています。でもやっぱり、初めて日本へ行くのなら、ガイドを頼んでおくほうがいいでしょう。
 早めに旅行のプランを立てておくことも大事です。日本では南のほうへ行くと何でも物価が安いことを覚えておいてください。」


<日本人から学べるもの>

トーダル
「たくさん学べます。自国の文化や象徴するシンボル、母国語を敬うこと、などなどよいことが学べます。これ一つとっても価値あることですよ。
 日本には10世紀に建てられた寺がありますが、日本人は誰も『これは古い。』と言って驚きません。日本人は自分の先祖についてよく知っていて、それも普通のことなんです。
 日本人の物事に対する用意周到な面、細部にいたるまでの具体化、などについて学ぶことはベラルーシ人にとって役立ちます。
 日本人はお年寄りと子どもを尊敬しています。これもベラルーシ人が受け入れたらいいのではないでしょうか。
 公衆トイレが清潔なことも羨ましく思っていいですよ。
 そして日本人は常に約束を守ります。」


<日本人は学ぶことを怖れない>

トーダル
「日本人は学ぶことを怖がりません。この特性は生活のさまざまな面に表れています。もし日本人に何か質問したとします。すると日本人自身がそれについて話すことを、おもしろい、と感じるのです。ですから、質問すればするほど、客も主人も心穏やかになります。
 でももし、あなたが日本でどうしたらいいのか分からなくなったり、理解ができないことが起こったら、周りの日本人がしているようにやってみてください。」


<ホテルについて>

トーダル
「ホテルの中にはヨーロッパスタイルのものと、和風の伝統的なものがあります。京都では僕は普通のヨーロッパスタイルのホテルに泊まっていました。
 ベラルーシ人が日本映画で見るようなホテル、つまりがらんとした部屋に畳がしいてあって、障子がある・・・といったタイプのものは南へ旅行に行ったときに泊まりました。そのホテルは太平洋の海岸にあって、温泉の湯を引いたあまり大きくない浴場がありました。」


<食事について>

トーダル
「日本料理はとても気に入りました。いろんな種類の米の料理、甘酸っぱい梅の実、有名な寿司や刺身もいろんなタイプのものがあるんです。滞在中の2週間、ナイフとフォークは手にせず、箸だけを持っていました。
 今、僕はよく日本料理のことを思い出します。
 ベラルーシに来たことのある日本人はベラルーシ料理をおいしいと言っています。日本人はイタリア料理も好きなんです。フォークを使って料理を食べる、というのは日本人にとって特別な思い入れがあるんです。」


<宗教と開いた心>
 
トーダル
「宗教に関しては日本は全く異なる文明を持っています。ここで信仰されているのは神道と仏教です。神道には800万の神がいるそうです。とにかく、ベラルーシとは違う、内部に秩序を持った美しい生活ですよ。
 日本へ行ったとき、僕は心を開いて、頭は空っぽにして行きました。つまり、事前に何も知識を仕入れていなかった、ということです。国とそこにある生活についてあるがままに受け入れられるからです。」
 
・・・・・

日本のラジオ番組で「月と日」が紹介されました!

2008年07月13日 | トーダル
 日本の二つのラジオ番組でCD「月と日」が紹介されました!

 1回目は3月11日CBCラジオの番組「ツー快! お昼ドキッ」です。

http://hicbc.com/radio/tsu-kai/tue/index.htm


 紹介してくださったばんばひろふみさん、ありがとうございました! そして聞いてくださった方もありがとうございます!
 この番組では「村祭」が紹介され、番組サイト内では、放送後このような感想が掲載されました。(今はもう読めなくなっているみたいですね。)

「しかしあのトーダルの『村祭り』はすごいインパクトでしたね。決して秋の村祭
りって印象じゃないですよね。日本の村祭りもベラルーシに行くとああなるのか。みなさんからもリアクションいただきましたが、またばんばんの選曲にも期待しましょう。」

 うーむ、やっぱり日本人にはインパクトがありますよね、「村祭」。(他の曲もそうだけど。(^^;)

 2回目の放送は3月27日、ABCラジオ「元気イチバン 芦沢誠です」のばんばひろふみさんの音楽紹介コーナーで『月と日』CDの紹介がありました。
 この番組のサイトはこちらです。

http://abc1008.com/genki/frame.html


 この番組では「村祭」と季節柄、「さくら」が紹介されました。この放送は私も録音したものを聞くことができました。さすが、ばんばさんはミュージシャン、二つの歌の対比を解説してくれました。
 トーダルのことも詳しく紹介してくださって、とってもうれしかったです。
 
 「さくら」については
「この歌は日本人の『花見をしながらドンちゃん騒ぎ』するさくらではなく、日本人が本来持っていたはかないさくら、愛でるさくらについてのイメージが出ている。」
「アレンジがいい。日本人が歌う『さくら』とは違う感覚がある。」
「日本人とは違う不思議な世界感が出ている。」
「女性が歌って正解ですね。妖艶な感じがします」
という感想が出ました。
 私からすれば、最高の褒め言葉です!(感涙)

 「村祭」については
「男性ボーカル(トーダル)の歌い方が、いかにも村の収穫を喜んでいる感じが出ている。秋祭りになると元気になる人物像が浮かぶ。」
「アレンジがポップでテンション上がりますねえ。」
 トーダルのことを「ジリドンのおっちゃん」とも言っていました。(^^;)(いや、もうジリドンのおっちゃんでもいいです。日本でのあだ名はこれからこれでいこうか。)(^^;)

 ありがとう、ばんばん!!! いつかトーダルとジョイントコンサートを・・・!!! (^^;)
 
 それから、これはこのラジオ番組を聴いて「村祭」が収録されたCD「月と日」を捜し求めた方、関西在住のパーカッショニスト・木村和人さんのブログです。
 こんなに必死になって探してくださってありがとうございます!!!

http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083443588.html



http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083518385.html



http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10083738031.html


 さらには「Vesna!」店舗までわざわざお越しくださりました。

http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10085907161.html


 こういう人がいると知るだけで、幸せです。今までの苦労が報われます・・・。
 木村さんからはその後、とてもとても丁寧な「月と日」のご感想をいただきました。プロのミュージシャンの方の貴重なご意見、翻訳してトーダルに伝えておきますね。
 とても喜ぶと思います。

 他にも以前ラジオ番組(NHKなど)で紹介してもらったときも、放送後に反応が大きく出まして、CD「月と日」の売り上げもあがるのですが、その後ブログなどで紹介してくださっている方がいることが分かりました。(今まで全然知りませんでした。)

「くるめ発 福○家(ふくわうち)日和」2006年5月21日

http://blogs.dion.ne.jp/fukuwauti/archives/cat_11913-1.html


 長い間「月と日」を探しで下さってありがとうございました。

「ペグを抜く」2005年12月30日

http://d.hatena.ne.jp/laggnugg/comment?date=20051230


 laggnuggさん、申し訳ありません。CD「月と日」は「タワーレコード渋谷店の、ロシア棚」を探してもありません・・・。

「わたしの日誌」2005年12月24日

http://pg.xrea.jp/blog/archives/2005_12.html


 「日本人的には意味がわからないところがかっこいいような。」というご感想、ありがとうございます! 
 日本人にとってはよく分からない国、ベラルーシのベラルーシ人がベラルーシ語で歌っているのが、「月と日」のいいところだと私は思っています!

・・・・・・・・・・・・・・・

 でもばんばんだけに限らず、日本人のリスナーの方々の感想がネットを通じてベラルーシでも読めるというのは、本当にありがたいことです。


トーダルがミンスクのコンサートで日本の歌をはっぴを着て歌いました。

2008年06月08日 | トーダル
 3月8日にトーダルがミンスクのコンサートで日本の歌「村祭」「さくら」を歌いました。
 そしてもちろん
「ギターを日本で買いましたあああ!!!」「きゃーーー!!!(観客)」の叫びからステージは始まりました・・・
 
 日本帰国後初のベラルーシでのコンサート、すごくおもしろかったです!
 画像はホタテ貝を持って踊るトーダル。(^^;)どうしてホタテ貝を持っているかと言うと・・・

 日本滞在中、マーサ父の友人Aさんが北海道土産で送ってきてくださったホタテ貝。トーダルをはじめ、ベラルーシ隊は鍋に入れてさんざん食べた・・・(^^;)その貝殻がもったいなかったので、ベラルーシへ持って帰ることにしたのですが、うっかりトーダルがギター代の借金を返しに家に来たときに、貝がらを渡すのを忘れていたのです。
 それで3月8日のコンサートに貝がらを持って行きました。
 で、3月8日は国際婦人デーで、女性にお花をあげる日なので、WZ-オルキエストラのクセニヤちゃんに、はちの子(好きなアニメ:ゲゲゲの鬼太郎)からお花を渡し、トーダルには貝を渡したのです。
 観客席からはなぜか
「何をもらったんだ? サンドイッチ?」
という声が上がりました。(^^;)(ゆかいなベラルーシ人・・・)

 トーダルはステージ上で、いきなりほたて貝をもらって「え・・・」と思ったらしく、アンプの上にそれをぽいっと置いてしまいました。
 「『トーダルの新しいギターで大騒ぎ』の新聞記事 」にくっつけた画像にアンプが写っていますが、それをよく見ると、ほたて貝が写っています。

 その後、日本公演で人気があった「海」という曲も歌ったのですが、海つながりからか、トーダルは間奏部分で突然、ホタテ貝をつかみ、それを持って踊りだしました。そのとき撮ったのがこの画像なのです。

 それだけではなく、マトリョミンの物真似もしていました。でも会場に来ていた人でその意味が分かったのは、たぶん日本人の私とはちの子だけ・・・(^^;)
「アリガトゴザイマシタアアア・・・!!!」
とも叫んでいたトーダル・・・。(^^;)
 
 アンコールでは日本土産であるあの、祭のはっぴを着てくれましたよ。(^^)
「マーサ!!! この背中に書いてある漢字はどういう意味だーい!」(←知ってるくせにきくんだよね。)
「祭だあ!」
とベラルーシ語で叫び返しておきましたよ、私は。(^^;)
 そいて「村祭」でまたまた盛り上がりました。
 でもクセニヤちゃんが「さくら」を歌ってくれたときは、日本公演のときの苦労が思い出され、涙が出ました。

 ベラルーシのマスコミがこのコンサートについての記事を書いていますので、こちらをクリック。
 記事はベラルーシ語ですが、画像(なぜかマーサ&はちの子も登場。)や動画(「トーダル☆ロックスター」とタイトルをつけたい。)が見られますので、クリックしてみてください。

http://generation.by/news2215.html



トーダルが公式ブログ内でギターの画像を公開しています。

2008年05月17日 | トーダル
 トーダルが日本で買ったギブソンのギターの画像を、自分の公式ブログ内で公開しています。

http://todar-vojt.livejournal.com/9836.html#cutid1

 撮影したのは新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」のカメラマン。このうちの一枚の画像が、同紙に掲載されました。(掲載記事については、このブログ内「『トーダルの新しいギターで大騒ぎ』の新聞記事」を参照。)

 うんうん、どうぞ自慢してください。>トーダル
 ベラルーシのトーダルファンはびっくり&そして喜んでください。
 うらやましいと思う人は、どうぞうらやましいと思ってください。(^^;)




「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」の新聞記事

2008年05月15日 | トーダル
 3月21日付の新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」の文化面を開いた私はあっと叫んだ。
 見開き2ページを使って、
「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」
という特集記事がどーんと載っているではないか!!!
 そこには高松で買ったギターを持って、Vサインをするトーダルのカラー写真が・・・!
 この記事は現在ネット配信されています。写真を見たい方はこちらをクリック。記事本文はロシア語です。 

http://www.sb.by/post/strunoy_serdtsu/


 他にも4人の有名ベラルーシ人ミュージシャンの写真がどどどどーんと掲載されている・・・。
 これは一体何事か? あわてて記事を読んでみた。

 ・・・つまりは、こういうことだった。
 トーダルが日本でギブソンのギターを買ったことが、ベラルーシ音楽界で大きな話題となり、新聞記者が
「お、そうだ、そういや、ベラルーシ人のミュージシャンはどんなギターを使っているのかな? 一度にたくさん載せたら、おもしろいネタになる。今までこういう記事、載ったことないもんね。」
と考えたらしく、さっそくベラルーシの有名ギタリスト4人に
「どんなギターを使っているか?」
「どのギターが一番のお気に入りか?」
「そのギターにまつわるエピソードがあれば、ぜひ。」
といった質問をしているのである。
 「トーダルのことがうらやましいか?」などという質問まである・・・!

 全部翻訳するのは大変なので、大事なところだけ、ご紹介します。
 まず、記事の冒頭。
「日本へ公演のため滞在していたトーダルは、そこで高価なギブソンのギターを買った。噂によれば、その値段は3000ドル以上。
 このギターを持ったトーダルのミュージシャンとしてのステイタスは一気に上がった。
 それではトーダル以外のベラルーシ人ロックギタリストはどんなギターを持っているのか? 高価な楽器が売られていないこの国の現状をどう見ているのか?」
 
 最初にミュージシャンのアトモラビにインタビュー。
「僕が使っているアコースティックギターはマーティンのD-15で、1100ユーロしました。この系では最も安いものです。」
「トーダルがギブソンのギターを買ったことをうらやましく思いますか?」
「ギブソンのアコースティックギターなら、僕も買いたいと思うよ。音楽にとって楽器の音は重要でしょ?
 しかし、この国ではそういう大事なことに関心が払われていない。だから、トーダルの新しいギターのせいで、大騒ぎになったんですよ。
 こんなギターは、今までベラルーシのステージでは使われることがなかったんです。
 ベラルーシの楽器屋についてはノーコメント。15年間、ギターやそのほかの楽器を探しているけど、いい楽器はミンスクでは買えません。
 モスクワに住んでいるミュージシャンなら、何とかいい楽器を手に入れることがでるだろうけど・・・。何もかも貧困が原因です。」

 次にミュージシャンのセルゲイ・プクスト(トーダルの友達)にインタビュー。
「あなたのグループのメンバーからきいたんですが、あなたが使っているギターは安かったそうですね。楽器にお金をかけないんですか?」
「それは違うよ。今、僕が使っているスクワイア・ストラトカスターは、高いギターと言っていいよ。・・・会場によって、音が変るんだよね。」

 次に人気グループ「J:モルス」のギタリスト、ロマン・オルロフにインタビュー。
「僕が持っているのは、フェンダーのストラトカスター・カスタムボディです。
・・・このギターはモスクワでは3500ドルすると思います。このギターを買ったのは音がいいからです。それ以上のことは言えません。
・・・ワインと同じでギターは古ければ古いほどいいものです。」

 最後に(たぶんこの5人の中で一番ベラルーシ人の間で人気がある)グループN.R.M.のリーダー、リャヴォン・ヴォリスキーが登場。
「僕はギターを一つではなく、四つ持っています。
 一番大切にしているのはN.R.M.結成時に、友達からもらったイバニーズ(アイバニーズ)のジャズギターで1974年製のもの。このギターには僕自身は値段はつけられません。
 フェンダーの安いギターも持っています。値段は700ドルから800ドルあたりかな。
 ・・・アトモラビはちょっと言い過ぎてるよ。コンサートに来た観客にとっては、そんなに音の良し悪しは重要じゃないと思うよ。大事なのはミュージシャン自身が気分よく演奏することさ。そういうのが観客に伝わるからね。
 いい音がする高い楽器を持っていても、ミュージシャンが自分自身を信じていなかったら、だめなんだ。
 ・・・でも最近、ベラルーシのギタリストが一斉に高い楽器を探し求めるようになったね。いいことだよ。成長するのをやめていないんだから。」
「あなたにも夢のギターがありますか?」
「トーダルが日本で買ったのは珍しいモデルのギターだから、少しばかりトーダルのことがうらやましいね。ギブソン、これが夢だよ。
 キエフにとてもいいギターがあるって知ってね。友人のグループ『リャピス・トルベツコイ』が近いうちに、そのギターを買ってきてくれることになっているんで、楽しみに待っているんだ。」

 ・・・以上です。
 ・・・これを読んだ捨平は
「ベラルーシの新聞の文化面は、他に載せるようなニュースはないのか。」
と少々呆れ気味・・・。
 ちなみにこの新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」は発行部数、約40万部で、ベラルーシでは発行部数が多い新聞の一つである。
 
 ところで、この投稿自体にくっつけた画像はトーダルの公式ブログから許可をもらって、添付したものです。(トーダル、浮かれポーズだな・・・)
 これは3月8日にミンスク市内で行われたコンサートを取材したベラルーシのマスコミからの提供です。その記事はこちら。
 記事はベラルーシ語ですが、画像や動画が見られますので、クリックしてみてください。

http://generation.by/news2215.html


 3月8日のミンスクコンサートについては、別に投稿した記事「トーダルがミンスクのコンサートで日本の歌をはっぴを着て歌いました」をご覧ください。

・・・・・

 おまけ

 7月18日付の新聞「ソビエツカヤ・ベラルーシ」にまたトーダルがギターを持った写真が載っていた。(これしか編集部にトーダルの写真はないのか・・・?)

http://sb.by/post/slushay_pesnyu_vetra/


 今年で3回目になったベラルーシエトノ音楽祭(エトノとは、エスノ・ミュージック、つまり民族音楽のこと。)の記事で、出演したトーダルやトロイッツァというベラルーシのエトノ音楽の草分けグループ「トロイツァ」のイワン・キルチュークの画像が載っています。
(もう一人写真で載っているのはロシア人の著名音楽評論家。しかし音楽祭1日目、ずっといねむりしてらしい。ばかもん。)
 インタビューを受けたトーダルはエトノ音楽について「風の歌の聴け」とか答えていて、それがそのまま、この記事のタイトルになっているんだけど、もしかして、村上春樹の本、読んだ? (^^;)

トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 4

2008年05月14日 | トーダル
「ベラルーシ・ニュース」3月21日付 ベラルーシ語

http://naviny.by/rubrics/opinion/2008/03/21/ic_articles_410_156176/

 トーダルによる「日本キーワード辞典」スタイルの記事。
「芸者」の項ではトーダルは「芸者は見かけませんでした。」などと答えている。
 つまらんことをきかないでください。>ベラルーシのマスコミ
 ベラルーシ人が抱いている日本のイメージは分かりましたけどねえ・・・。

・・・・・

 記事のタイトル
「トーダル WZ. Made in Japan」

<日本>

「日本行きのことはとても信じられなかったです。だってとても遠い国だから。そして非現実的だったから。日本人は僕の日本公演のために多額の予算を組んでくれました。夢は叶うものですね!
 11時間のフライトでは僕は眠れませんでした。ちょっと飛行機が怖いのと、満月と星の幻想を見たかったからなんです。
 日本へ行くまでの僕が抱いていた日本のイメージというのはステレオタイプ的なものでした。つまり、空手、サムライ、コンピュータといったあんばいです。
 今の僕にとって日本は緑に包まれていて、広々としていて、光あふれているイメージです。」

<日本人>

「普通、ベラルーシ人は日本人のことをロボットみたいに思っているでしょう? でも違います。普通の人間なんです! 
 われわれヨーロッパ人は人生にプラスとマイナスを見つけようとしています。愛と憎しみ、黒と白、善と悪といったような。日本人もこういったことに同じように反応しています。」


<富士山>

「特急列車に乗りました。富士山が近づいたとき、起こされました。というのも、長いフライトの後、全ての力が尽きていたからです。目にしたのは高い山だけではありませんでした。雪、太陽、そして富士でした。」


<畳>

「僕が泊まったホテルには畳はありませんでした。でも旅行に行ったときに泊まったホテルにはありました。日本の旅館には畳がしいてあって、それ以外にはテレビと高さの低いテーブルと海が見える窓しかありません。
 畳の上に座ってお酒や緑茶を飲んだり、小さな舟が魚を釣ったりするのを眺めるのは本当に楽しいことです。
 日本では太平洋の水に足をつけました。これが僕にとって重要な意味を持っていたんです。どうしてかは分からないけど・・・。」


<寿司>

「僕たちベラルーシ人が知っている日本料理はごく一部です。皆さん、僕が日本で食べたものをお見せできないのが残念ですよ。僕は鍋の中身を釣り上げては食べました。鍋料理というのは鍋の中に醤油とかいろいろのものを入れて煮る料理です。他にも豆腐から海草、鯨の脂肪から湯葉まで食べました。
 唯一食べられなかったのはゆでた玉ねぎ。これはベラルーシでも日本でも食べられません。嫌いなんです。でも生魚は好物の一つになりました。」


<箸>

「日本にいた2週間、フォークとナイフを手にしませんでした。実は日本に行く前に箸をつかむ練習をしていましたが、いらいらしてうまくいきませんでした。しかし、一度うまくいけば何でも食べられるようになりました。日本酒を飲みながら、タコの足をコウノトリになった気分で捕まえるんです。」


<酒>

「最高! ほとんど毎日飲みました。飽きたりなんかしません。『乾杯』につぐ『乾杯』! こうして男にならなくっちゃいけません。
 日本のウオッカも飲んでみましたが、あまり度数が強くなかったです。」


<芸者>

「日本では芸者は見かけませんでした。芸者のことはちょっと聞いたことがあるだけです。
 タトゥーのような格好の子どもはいました。見かけたけど知り合いにはなりませんでした。日本人の女の子たちは歌手の僕を評価してくれましたから、日本でも自分自身をスターだと思えましたよ。」

<日本人女性>

「コンサートにはたくさんの日本人女性が来ました。ステージ終了後も彼女たちと話をしたりしました。でも彼女たちが何を考えているのか、僕には分からなかった。ヨーコ・オノには出会えませんでした。
 日本人女性はみんなとてもすてきです。・・・でも、僕は多くを期待しすぎていたようです。
 でも、僕はそのために日本に行ったのではありません。今回の日本公演で最も大事だったのは、ベラルーシと日本とがコンタクトを取ること。僕と日本。そう、ヨーコ・オノとジョン・レノンとの関係のように。」

・・・・・

 日本にいるとき、そんなに一生懸命ヨーコ・オノを探していたのか?
 ・・・と言うか・・・私は言いたい。
 ヨーコ・オノがジョン・レノンと出会ったのは、日本じゃない!
 ・・・アメリカだ!

 ところで、トーダルのプロフィールも紹介されています。何年生まれで・・・というような紹介がされているのですが、それに続いて書いてある内容はこのとおり。
「・・・人生と自分のネマンやしきを愛し、そこを日本風に改装しようと計画中。そこで日本風に座って、日没を眺めたいそう。」

 ・・・本当に実現するのだろうか・・・。


(内容については後日若干補足します。)

トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 3

2008年05月09日 | トーダル
「ウエスト・レコード ニュース」 3月21日付 ロシア語

http://www.camarade.biz/page/1/bo/9701/article.html


 トーダルが所属するウエスト・レコードによるインタビュー記事。
 この記事の内容が一番まともです。。とても詳しくて、どうせ読むなら、この記事をお勧めします。(他のマスコミももっとまじめなことをきいてほしい。)

・・・・・

 記事のタイトル
「トーダルは日本人にベラルーシを見せた」


記者「日本ではどのように出迎えてくれましたか?」

トーダル「とても暖かく迎えてくれました。それは2月の明るい朝のことでした。
 今回の旅は非現実的なことのように思っていました。いつか日本へ行くだろう、ということを信じられずにいたんです。日本公演の話は2年前から進められていました。ビザが下りたと知ってから、出発を現実として待つようになったんです。今まで11時間も飛行機に乗ったことはありませんでした。
 日本での最も鮮やかな印象、それは観客の皆さんでした。日本では2回ステージに立ったのですが、観客がみんな日本人なんです。会場にはわざわざ東京から来た2人のベラルーシ人とカザフスタン人もいましたが。」
(←厳密には1人のベラルーシ人は大阪から来られていました。)

記者「出発前に何か準備をしましたか?」

トーダル「正直言って、何もしませんでした。僕はこういう性格で、旅に出てから、準備しておけばよかったと思うんです。たとえば会話集を持って行くとか。ときどき自分が恥ずかしくなります。」
(←確かにトーダルは、日本滞在中に
「ロシア語で書いてある日本語会話集を買って持ってくればよかった。」
と言っていました。しかも持ってこなかった理由を
「僕は怠け者なんだ。なぜなら、星座がかに座だから。」
と言っていた。・・・全世界のかに座生まれの人よ、これは本当なのか? トーダルにこんなことを言わせておいていいのか? 本当にいいのか?)

記者「すぐに体が慣れましたか?」

トーダル「何日間か眠くてしかたがありませんでした。飛行機の中で寝られなかったからです。どうしてかと言うと、まずちょっと飛行機が怖いから。それから、おもしろかったから。
 富士山のそばを通ったのですが、何とか目を開けて、何枚か写真を撮りました。時差ぼけは何日間か続いたのですが、それ以外には特に問題はなかったです。
 日本へはハートをオープンにして行きました。長くグループで演奏活動をしていると、こういうふうに真面目になるんです。だから、異国で何か慣れないことがあっても、日本人がやっていることを真似していればいいんです。日本人はとても丁寧で真面目です。オープンにすることによって、僕は日本人の邪魔はしなかったと思っています。
 滞在5日目、ホームシックになりました。家族に会いたくなり、この気持ちを伝えたいと思ったのです。しかし翌日から日本国内の旅行が始まり、そんな気持ちはなくなりました。」

記者「日本について以前はどんなこと知りませんでしたか? 日本に行って最初に心に開がったものは何ですか?」

トーダル「答えるのは難しいですね。日本へは心を開くためではなく、吸収しに行きました。
 分かったのはベラルーシ人が日本人について持っている考えというのは、相当間違っている、ということです。ベラルーシ人は日本人のことをプログラミングされている、と思っているでしょ? でも本当は全くそうじゃない。日本の映画や絵画、文学などに関心がある人は分かっていると思うけど、日本人はみんなそれぞれ個性的なんです。
 逆に日本人のほうが『ベラルーシ人はプログラミングされてるみたい。』と思っているんじゃないかな? とにかくベラルーシ人はステレオタイプ的な物の考えに慣れすぎているよ。
 日本人はベラルーシ人とは全く違うんです。日本人は伝統を大切にしています。それに京都だけではなく、日本中がとても清潔でした。
 狭い国土でこれだけの経済的構造基盤を持っていることは尊敬に値します。あちこちにこんな立派な高速道路やトンネルを建設したんですから。
 それに自然、そしてそれに対する日本人の態度には、ただただ感動しました。」

記者「日本の伝統については、どんな点に驚きましたか?」

トーダル「僕は偉大な哲学者ではありません。でも、いろいろと理解できるときもあります。
 日本で最も驚いたのは、お年寄りと子どもです。日本のお年よりはおしゃれです。子どもは宇宙的で、非現実的です。
 日本人の人生は子どもの誕生や定年退職で終わりになることではない、ということは喜ばしいことです。日本人は人生に新しい質を考えつくんです。」

記者「日本滞在中のプログラムで印象に残ったものは?」

トーダル「僕はいくつかの町に行きました。東京はほとんど乗り換えだけしたのですが、残念には思いません。東京はベラルーシにいてもテレビで見られます。
 美しい場所がたくさんあるのは京都です。京都は天皇の都なんです。世界的に有名な名所がたくさんあります。金閣寺に石庭、御所。苔に覆われた庭園はそれだけで一つのテーマです。苔に日本人は根気よく向かい合っています。苔が名園において重要な役割を果たしていると考えています。
 町についての第一印象は『おもちゃの町みたい。』でした。とにかくすみずみまで、行き届いていて、ちょっといらいらするぐらいです。
 名所以外にもいろいろなところへ行きました。本物の日本の森を見ましたよ。」

記者「日本の森はベラルーシの森とどう違うんですか?」

トーダル「まず日本には山がたくさんあります。これはもちろんベラルーシ人にとって印象的です。
 4人がかりでも抱えきれないような巨木が生えています。伐採する木の数は最小限に抑えているんです。森が持つ意味とその重要性を把握しているからです。日本はこんな技術大国なのにもかかわらず、自然から切り離されていない。」

記者「日本の小学校に行ったそうですね。」

トーダル「マーサのお母さんの母校へ行くことができました。その学校の校長先生はマーサのお母さんの同級生だった人です。
 その印象は、学校の先生はどこも同じということです。生徒たちを助けたいと考えているんです。日本とベラルーシの学校は大きな差はないと感じました。」

記者「コンサートはどうでしたか?」

トーダル「マーサが日本語からベラルーシ語に訳してくれました。日本人の観客もベラルーシ人の観客も大きな違いはありません。歌詞の日本語訳が配られましたが、それでもやはり僕を日本人観客のみなさんは理解しづらかったのではないかと思います。
 僕のことはCD『月と日』によって、すでに日本に紹介されていました。観客は日本の歌のベラルーシバージョンを聴きにきていました。
 僕は1曲は日本語で、1曲は着物(←はっぴ)を着て歌いました。ステージでは心を込めて歌いました。ちょっとずうずうしいぐらいに。」

記者「どうやって日本語の歌詞を覚えましたか?」

トーダル「正直言って歌詞を暗記することはできませんでした。紙を見ながら歌ったんです。観客の反応は普通でした。後で泣いていた人がいた、と言われました。これは本当だとそのときすぐ思いました。」

記者「日本人はベラルーシやベラルーシ人のことを知っているんでしょうか?」
トーダル「少ししか知りません。ミンスクの名を聞いたことがあっても、それがベラルーシにあることを知らない、そんな感じでしょうか。
 もちろんチェルノブイリ原発事故のことはよく知っており、そのため放射能被害については他人事のように感じないんです。
 ベラルーシへ来たことのある日本人はベラルーシ料理が好きです。それに日本人は月に1回ぐらい西洋料理を食べにレストランへ行くんです。イタリアンとかフレンチとかが好きなんですが、ベラルーシ料理のレストランへ行くのは、まだ定着していません。」

記者「あなたにとって日本料理は独立した一つのテーマだそうですね? どうしてですか?」

トーダル「ベラルーシ人は海産物や新鮮な魚から切り離されています。僕は日本へ胃袋もオープンにして行きました。何でも食べられる用意をしていたんです。滞在中の2週間、箸だけを手にしていました。そして不便だとは全く感じませんでした。
 多くの料理は今まで食べたことのないものばかりで、日本にまた行かなければ、もう二度と食べられないものもあるんじゃないかと思っています。何と言っても日本料理は見た目がきれいで、そしておいしいんです。
 日本酒はとてもおいしかったです。温めた状態で飲んで、すごく酔っ払うことはないんです。
 もう一つ言いたいのは、日本人が痩せている民族だと言うことです。
 何の料理か分からなくても、さっきも言ったように、日本に行ったら日本人のまねをして食べてみることです。それに何でも質問していいし、日本人は外国人にいろいろ説明するのが好きです。」

記者「日本人女性の印象について教えてください。」

トーダル「着物を着た日本人女性が気に入りました。着物を着てレストランへ行ったり、散歩したりするんです。着物にはいろんな色や模様があって、それぞれの模様が意味を持っています。
 日本人女性はみんなそれぞれ違っています。きれいな人もいれば、個性的な美人もいます。
 簡単にコミュニケーションが取れた人もいましたが、英語ができる人は少なく、これは僕にとって問題でした。」

記者「今回の日本公演についてまとめと、今後について。」

トーダル「まとめとしては、ギターを買いました。僕の夢だったギターです。今まで探したけど見つからなかったものです。
 公演は成功でした。一番大事なのはもう観客を恐れることはない、ということです。つまり、今後どんなステージに上がるとしても、もう緊張はしません。
 世界中探しても、マーサのように日本式で僕を紹介している人はいません。(←よっしゃ、よう言うた。)
 今まで発表したアルバムのうち約半分は、収録曲の歌詞が日本語に翻訳されました。(←がんばって訳しましたよ。)
 これは将来のために重要な事実です。ベラルーシと日本の関係は違う段階に進歩すると思います。もちろん、『月と日』プロジェクトのことや、ベラルーシ文学の詩の分野についてもです。(←確かにベラルーシ語の詩は、私が翻訳したもの以外はほとんど日本語に翻訳されていないでしょう。今のところ。)
 日本の新聞社(←朝日新聞のこと)に2回インタビューを受け、ベラルーシのことやベラルーシ人のことに質問されました。とにかく日本で100万人の日本人がベラルーシの記事を読み、待ってくれているんです。これはベラルーシ人にとってとても喜ばしいことでしょう。」

記者「あなたは今までいろんな外国公演に行ってきましたが、ベラルーシへ帰った来たときの気持ちは?」

トーダル「よい気分でしたよ。家に帰るのはいつでも嬉しいことです。
 いろんな国へ行ったことがあるけど、そこに残りたいと思ったことは一度もありません。そんな必要性も感じたこともありません。僕には戻る場所があるんです。帰国の途上、人生について考えたり、旅の思い出を書き留めたりすることができるんですからね。」


トーダル初来日・ベラルーシのマスコミのインタビュー記事 2

2008年05月08日 | トーダル
「コムソモリスカヤ・プラウダ」紙 ベラルーシ版 3月7日付 ロシア語

http://news.open.by/505/2008-03-07/47914/

 コムソモリスカヤ・プラウダはマーサはあんまり好きじゃないです・・・。おもしろおかしけりゃいいって感じなので。しかし、コムソモリスカヤ・プラウダのスピードには驚かされる。他のマスコミがもたもたしている間、3日に帰国したトーダルのインタビュー記事、7日には印刷している・・・。

 記事のタイトル
「トーダル『僕は2週間ナイフとフォークを手にしなかった!』」

 トーダル「日本の思い出はとてもたくさんです。日本の自然はとても美しい。そしてお寺も。墓地にも行きましたよ。本物の日本の村にも行きました。」

トーダル「日本の家では入るとすぐに靴を脱ぎますが、(←ベラルーシでもそうだけど。)トイレすら、トイレ用のスリッパに履き替えます。(←ベラルーシでは履き替えない。)そして便器はコンピューター仕掛けです。」

トーダル「日本には日本車がたくさん走っていますが、ヨーロッパの車も走っています。そして日本人は西洋料理を食べるのが好きです。イタリアンレストランとかフレンチレストランがたくさんあって、箸じゃなく、ナイフとフォークで食べています。僕はこの2週間箸をずっと手にして、すごく幸せでした。」

トーダル「ベラルーシ人が知っている日本料理は巻き寿司と刺身ぐらいです。しかし日本で僕はいろんな種類の日本料理を食べました。海の幸はどれもこれもおいしくて、言葉では表せないほどです!」

記者「帰国するとき、ベルトを締めることができましたか?」
トーダル「大丈夫! 日本人はみんなやせています。日本料理では太りません。65歳の日本人男性は、酒を飲まない50歳のベラルーシ人みたいに若く見えます。だって、日本食は海草に豆腐・・・ミンスクでは手に入らないものばかりです。」

トーダル「日本人女性はみんな小柄で、黒っぽくて、髪型はギムナジアの生徒みたいです。」
(←ここでいうギムナジアとは、ロシア革命前にあった裕福な貴族の女子が通っていた規律の厳しい女子高のこと。要するにみんな同じような髪型にしている、とトーダルは言いたいわけです。)

トーダル「もちろんきれいな日本人女性もいました。ただ、日本人女性が表情を変えると、顔の印象がずいぶん変わってきてしまいます。そしてその表情で何を表そうとしているのか、僕には分かりませんでした。ベラルーシ人女性なら、何を考えているのか、表情から読み取れるんだけど。」
(←つまり、顔の表情・・・というかリアクション、ジェスチャーなどが、日本人とベラルーシ人とでは違うので、トーダルには日本人が何を考えているのか、どういう感情を表しているのか分からないことが多かった、ということです。逆に日本人が外国人のリアクションやジェスチャーが分からないことがあるのと同じ。)

トーダル「着物を着た女性も見ました。たとえば着物を着てレストランへ行ったりするんです。」

記者「映画に出てくるような、チェック柄のミニスカートに長い靴下を履いた女の子は本当にいましたか?」
トーダル「そういう女の子もいました。」

トーダル「日本人の観客はベラルーシ人の観客と大きな差はありません。年上の観客は静かに聴くし、若い人たちは叫びたいんです。日本人は細かいところまで意識が行き届いていますよ。コンサートでは曲目を印刷したプログラムを配っていました。」(←ベラルーシでもクラシック音楽のコンサートではプログラムを用意するけど、有料であることが多い。)

トーダル「コンサートでは日本語でも歌いました。紙を見ながらだったけど、ミュージシャンにとっては簡単なことです。それは感動的な歌で、泣いてた人もいたとコンサートが終わった後、言われました。」(←「十五夜お月さん」のこと。)

記者「サケ以外に何を持って帰りましたか?」
トーダル「ギターです! ギブソンの赤! 夢そのものです!」

記者「日本では曲を作りましたか?」
トーダル「いいえ。でもそのことをよく考えました。それに人生についても。ある神社に行ったんですが、そこでは少しお金を払うと占ってくれるんです。(←平野神社のおみくじのこと。)僕がひいたのは猫でした。それに詩がついた紙がついていて、ビジネスとか、家とか家庭とかいろんなことの占いの結果が書いてあるんです。そこにあったのは、全ての面においていい結果でしたが、『結婚はあわててするな。』と『引越しも急ぐな』でした。占いが当たるかどうか試すんじゃなくて、このアドバイスをきくことにしましたよ。」
(←さあ、どうなることやら。)