にゅん日和

仲良し夫婦の『気まま日記』

おかあさんになりたい

2015-07-20 22:11:23 | 日記
腰椎圧迫骨折の実母の入浴介助の為に、実家に行った時の事。

入浴待ちの時間の間、久しぶりにかつての自室のアルバムを開いた。

幼稚園の七夕祭りの願い事の短冊がアルバムに貼付してあって懐かしさで胸が一杯になった。

幼稚園児の私の願い事
※おもちゃが欲しい
※おかあさんになりたい

私が2歳の頃から、母親は働きに出ていました。
当時の幼稚園は土曜日も半日保育。
月~金曜日までおばあちゃんが迎えに来てくれて、土曜日は母親が迎えに来てくれた。子供心ながら、母親が迎えに来てくれて一緒に帰れる土曜日は、楽しみと嬉しさで一杯で、土曜日になるのを心待ちにしていました。

母親は私を包みこんでくれる、憧れの存在。私の度重なる手術にも、子供の私以上に立ち向かってくれた。人一倍情に深く優しい人。

学校を卒業して社会人になってからも、いつも将来は、私も『おかあさんになって、娘と沢山お花を育てたい。娘も私と同じように吹奏楽やりたいって言ったら、どんな事があっても絶対やらせてあげよう。』

子供との日常をどんなに夢に見ただろうか、、。

結婚しても、その夢は叶わなかった。
心の中でも、現実でも充分理解していたはずなのに、5歳の私の短冊を見たら切なくて悲しくて、涙が止まらなかった。

物心つくかつかない頃からあった私の願い事。当時から心の中にあったんだなと思うと、やりきれない思いで泣けた。

よっちゃんママにも実母にも、子供を抱かせてあげたかった。

どれだけ泣いても、解決するものでもないけれど、ずっと心の中に燻っていたんだな。

新しい道を行くしかないのに、、、。