新年の2日目を迎えました。今日はどんよりと曇っていますが、気温は高めであまり寒いと言う感じはしていません。
昨日は初詣に行った後で、庭に寒肥を入れました。本来ですと少し遅いのですが、昨年12月は仕事に終われ、作業をしているひまがありませんでした。植物栽培をしていて痛感するのですが、寒肥の効果はとても大きなものがあります。特に、春一番のバラの花などは、花の数と言い、大きさと言い、入れないときに比べて、抜群に良い花を咲かせてくれます。
寒肥は、有機質の肥料+腐葉土(または堆肥)と言うのが定番ですが、最近私は腐葉土の代わりに「古土の再生材」として販売されているものを使っています。これは、非常に土としてのバランスを考えた成分構成になっていますので、土をふかふかにするだけでなく、微量要素の補給としても有効な素材だと思います。また、有機質の肥料としては、醗酵済みのものよりは、未醗酵の油粕の粉末のようなものがよいようです。醗酵済みのものですと、肥料効果が春の芽出しの前に表われてしまい、ちょっと早すぎるようです。未醗酵のものを、じっくりと3ヶ月程度かけて、肥料効果を発揮させるのがベストだと思います。ただし、鶏糞の未醗酵のものはかなり臭いが強いのと、醗酵時に熱を出して、根をいためるおそれがありますので、お勧めできません。
寒肥というとかなり土を掘り起こして肥料を入れなければならないので大変な作業だと思い、さぼってしまう人も多いと思いますが、そんなに、気にすることなく10cm程度の穴を掘って、肥料を入れるだけでも効果がありますので、ぜひお勧めしたい作業です。
最近では球根を植えるために、土に丸い穴をあけるような道具も販売されていますので、これを使って穴をあけて肥料を入れるだけでも効果があると思います。花の数が少ないとか、花が小さいあるいは実が付かない等で悩んでいる方はぜひお試しください。
それでは今日は何の作業をしましょうか?
ちなみに今日の写真は白のわびすけツバキです。