東京の梅雨入りから二週間。大好きな花、紫陽花が咲き誇っています。
土壌の酸性度を花の色で知らせてくれる、なかなかの科学者ぶりですが、酸性なら青系に、アルカリ性なら赤系にと、リトマス試験紙とは逆の色で証明。ちょっと紛らわしくもあります。
雨の中の紫陽花、雨上がりの紫陽花、晴れの日の紫陽花も!
ところで、紫陽花には科学者以外にも、縁の下の力持ちという逞しい一面もあるのですね。山や崖の斜面、川べりや線路際に紫陽花が植えられている風景を多く目にします。深く広く、太い根を張る紫陽花は、土壌を支えて土砂崩れを防ぐお役目も担っているのだとか。
花期を終えても造花のように形を崩さず、褪せて立ち枯れる紫陽花を、美しいままに散る桜の潔さと対比して、哀れという感じ方もありますが、桜に憧れながらも、目指すところは紫陽花だと、自分の人生を重ねてみました。アハハ(笑)