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読んだ、読んでいる、読む本

2022-04-05 | 2022夏まで ~本~
おはようございます。

今朝は、朝からバタバタ・・・
大急ぎでの更新は、読書感想文です。
どうぞ、おつきあいくださいませ。

ブクログ「由々と本棚」は、ここで触れなかった感想文もあります。
本のお好きな方にお立ち寄りいただけると嬉しいです。)



まず、読んだ本。

小野寺史宜『ホケツ!』(祥伝社)。
私にとって、安心の鉄板・作家の小野寺氏。

高校サッカー部のホケツである大地・・・
彼だけでなく、周りの生徒達も、生き生きしていて、
そして誠実。

決して居心地が良いばかりではないけれど・・・
生きていられるって、幸せだと、
当たり前のことを当たり前に感じさせてくれます。




読んでいるのは、
堀川惠子『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』(講談社)。

原爆投下は、なぜ広島だったのか?
広島出身の著者の疑問は、やがて、ひとつの地名にたどりつく・・・
広島市の海に浮かぶ、人口の島・宇品(うじな)。

読み始めたばかりで、まだ宇品の由来がわかったばかり・・・

広島の原爆投下に、いち早く駆けつけたのは
宇品の「暁部隊」の人々だったという、
そこが、おそらくクライマックスでしょう。先は長いw

戦跡めぐりは、我が旅のテーマの一つ。
それなのに、広島市は30年ほど前に、一度でかけたものの
年末でモロモロがクローズしていたという・・・情報収集不足でした。

なるべく早く、呉や江田島を含んで
広島を歩きたいという願いがあるので・・・
その準備のための一冊です。

読み応え十分、軽々には読めないと、既に、ひしひしと感じています。
(図書館で借りているのでは読み切れず、買わないとダメかも・・・)



最後に、読む本を・・・
最上俊樹『未来の余白からⅡ』(婦人之友社)。

先日、雑誌「婦人之友」を初めて、きちんと読みました。
そこで最上氏のエッセイ「未来の余白から」に出会っています。
読んですぐに、注文、購入した本です。

国際法学者らしく、明晰な文章ながら、
詩情にあふれていたからかもしれません。

ロシアのウクライナ侵攻の直前にかかれたエッセイは、深く胸にしみ・・・
無力感に、ただ悶々とするばかりのわたしに、
一筋の光を示してくれたような気がしました。


(先週、多摩川にて撮影。なんてきれいな青空!)


あれから一ヶ月半が過ぎ・・・
拙ブログでは、できるだけ、好きなこと、楽しいことを考え
不快なことを書きたくないので・・・少しだけ。

戦争が人を狂気に走らせることを、まさか21世紀、
自分の生きている時代に、リアルタイムで知ることになるとは・・
もはや、これはナチス?KGB?の所業?

「戦跡」ではないリアル・・・

戦争は始まったら、なかなか終えられないし、停戦も難しくなる・・・
そのことも、よくわかりました。


心乱れる春ですが・・・

それだけに、私の前にある、平和な日々を愛しみたい・・・
そして、戦禍に巻き込まれた人々が、ウクライナの春の空を、
穏やかに見上げられる日が、早く来ますように・・・


本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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