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大好き、シュウメイギク

2020-11-05 | 日々のこと
先日のこと・・・
夫が「おふくろに『たくさん咲いている、あの白い花は、何?』って
訊かれたよ・・・」と、申します。

「シュウメイギクよ」と、答えながら、
やっぱり、この白い花は目を引くんだなぁ・・・と嬉しくなりました。

シュウメイギク(秋明菊)。

我が家では、敷地内別居をしている、義父母の家からも、よく見える一角に、
毎年、きれいな花を咲かせてくれます。
さわさわと風に揺れる風情は、見とれるほどです。




今から30年程前の、「暮しの手帖」のエッセイに
忘れられない場面があります。

その方は、鎌倉から東京へ、ときどき、横須賀線で通う・・・
毎回、鎌倉駅の売店で、お茶を買うのがお約束。
見ると、売店に、きれいな白い花が生けてある・・・

「きれいな花ね、これは何?」
「シュウメイギクです。お寺さんにいただいたのよ」

・・・毎年、シュウメイギクを見ると、
このやりとりを思い出します。

風に揺れる花は、しなやかで、清らか・・・
鎌倉のお寺にも映えるなぁと・・・
中国から古い時代に入ってきたそうなので、鎌倉武士も眺めたかしら・・・

別名は貴船菊なので、京都の貴船に咲き乱れたのでしょうか・・・

そんな空想も楽しいものです♫




我が家のシュウメイギクは、母の庭からやってきました。
さして手入れもしていないのに、どんどん株を広げ、
毎年きれいに咲いてくれます。

本当は、母から、赤い花も、もらっていたのですが、
どういうわけか、元気がなく、
ほとんど花をつけることがありません・・・



最近、ネットで調べ、初めて、
シュウメイギクはアネモネの仲間だと知りました。

なるほど!

というのも、先日、母から、芽が出たばかりのアネモネの苗?を
もらってきました。
「タネを蒔いたら、たくさん出てきたの。私、アネモネ、大好きなのよ」と。

母が好きなシュウメイギクとアネモネは、仲間同士。
好きなものは、やっぱり似ているんですね。
もちろん、母は、そんなことを知らないでしょうけれど。

シュウメイギクにアネモネ。
わたしも、大好きです。
娘というものも、母親に似てくるのかも知れませんw

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