衝撃～秋の旅･岡山

岡山への秋･旅、

岡山市を後にし、高梁（たかはし）市へと向かいました。

本日は、わたしの旅の目的。

ずっとずっと楽しみにしていたお話です。

画家・児島虎次郎(1881ｰ1929)を、ご存知でしょうか？

倉敷の大原美術館の創設に尽力した人物です。

美術館･開館の必要性を説き

ヨーロッパで収蔵する作品の収集を行い

大原美術館の基礎を築き上げました。

わたしは虎次郎の絵が大好き。（↑↓）

若かりし頃、大原美術館で出会い、

一目惚れでした♥

江國香織『日のあたる白い壁』（集英社文庫）の

表紙にも使われているので、

ご存知の方も多いかも・・・（↓）

ファンの皆様には申し訳ございませんが

以来、「虎ちゃん」と呼んでおりますｗ

その虎ちゃんの出身地が

現在の高梁市成羽（なりわ）。

地元には「高梁市成羽美術館」があり、

虎ちゃんの作品も収蔵されているのです。

ならば、ぜひ！

・・・と、岡山市街から車で1時間ほど、

成羽へ足を延ばしました。

久しぶりに虎ちゃんに会える！

成羽川(↑)が見え、美術館が近付いてくると、

もう心臓がバクバク・・・

（↓）美術館へ着くと、

転がるようにして車を降りました。

ところが・・・

ここで衝撃の事実を知ったのです。

この美術館は企画展のみ。

常設展示はなく、

今回、児島虎次郎の作品はないとのこと。

虎ちゃんの絵は一枚もなかったんです・・・

・・・・・・😱 

きちんと調べていなかった私のミス。

でも、HPで大々的に虎ちゃんを取り上げていたのに

虎ちゃんにゆかりのものが

全くないって言うのも、どうなんでしょう・・・？

ショップでも絵はがきを売っているくらい。

オンラインショップでは

虎ちゃん関連の資料を扱っていたのに

ここでの扱いは一切ありませんでした。

もう、がっくり・・・

隅っこで、声を上げて泣きました。

（子どもかっ！？）

クールな夫ですら、

さすがに妻が哀れだったらしく、オロオロ・・・

申し訳ないようでした。

・・・・・・

なにか、なにか・・・

ちっちゃなことでいい。

虎ちゃんの面影を故郷で探そう！

気を取り直し、

虎ちゃんの生家らしき場所へ行ってみました。

明治生まれの虎ちゃん。

生家は旅館で、仕出しや食品の販売も手がけ、

繁盛していたとか。

なるほど今も商業エリアのようです。

どなたかいらしたら、お話を伺いたかったのに

人影がありませんでした。

虎ちゃんの生家から一本先の通りは

武家屋敷街。（冒頭画像も）

かつての成羽藩の面影がありました。

でも・・・

虎ちゃんを偲べるものは全くなくて・・・

せっかくの故郷なのに・・・

わたしが気づかなかっただけならいいな・・・

哀しい気持ちを抱えたまま成羽を後にし、

宿のある高梁駅方面へ向かいました。

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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

昨日はドッカンと疲れましたが、

早寝をしたせいか、スッキリした目覚めです♫

日曜日、「優しい風が吹きますように」

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