おはようございます。
本日は、ピアノのお話・・・
どうぞ、おつきあいくださいませ。
万年中級レベルの、アラ還ピアノ。
ただいま、ショパン様の「プレリュード(前奏曲)」を練習しています。
プレリュードといえば・・・
「太田胃散」のCMに流れる曲(第7番)ですw
それから「雨だれ」(第15番)が有名どころでしょうか。
昨秋、畏れ多くも、ショパンコンクールに触発され・・・
「エチュード(練習曲)」に挑戦。
技術はもちろん、身体がついていけませんでした。
そんなとき、先生から「プレリュード」を紹介していただきました。
「技術的に易しめだし、いろいろな要素が取込まれた曲集なので、
お好きな曲があると思いますよ・・・」と。
早速、年末から取り組んでいます。
楽しいです♫
でも、そこはショパン様です。
やさしい顔をして、その実、難しくて・・・
たやすくは弾けません。
そのうえ、なぜか、先生も、なかなか合格点をくださらないのです。
その理由に、先日のレッスンで気づきました。
先生は、質を求めておいでなのだなぁと・・・
この日、見ていただいたのは第3番(→参考動画<PTNA>)
この日、繰り返し、ご注意を受けたのが、最後の音の終わり方。
「響きをよく聴いて、身体を使って・・・肘を外側に回す感じです」
・・・何度トライしても、なかなかクリアできません。
先生は「音が良くなってきています、もうひと頑張りしましょうよ、
宿題です。生ピアノで練習されているでしょう?」
と、最後におっしゃいました。
「先生、わたし、今、生ピを弾いていないんです。」
「えっ、そうなんですか?音が変わってきていらしたから、
てっきり生ピアノ効果だなぁと思っていました。」
実は、最近、隣の義父母宅のピアノを弾きに行かなくなりました。
もともと寒い家なのに、誰も住まない家は、いっそう冷え込んで・・・
ポータブルのストーブを持ち込んだくらいでは、とてもとても・・・
そんな話をすると、「宿題」は、生ピを弾けるようになるまで、
持ち越しになりましたw
そもそも・・・
この曲も、本当は、「vivace」のめちゃくちゃ速い曲で、
ネットを見ると、難易度も高くなっています。
でも、わたしは、あんなに速くはできない。
最初のレッスンで、速く弾けなくて、ゆっくりと弾いたところ、
先生が、これを、いたくお気に召してくださり・・・
「いいじゃないですか、これでいきましょうよ」と、
本来の半分くらいのスピードで弾いています。
「ゆっくり弾くと、違う曲になってしまいますが、
ショパンはショパン。どう弾いても美しいでしょう?」とも、
おっしゃいました。
確かに、ゆっくり弾くと、のびのびとした広がりが出る気がします。
わたしの中では・・・
パリを離れ、マジョルカ島に到着した、若きショパンが
恋人サンドと共に、南の島に心身が解放され・・・
そんなイメージです。
実際は、すぐに冬がやってきて、
ショパン一行は大変な目に遭うのですが・・・
それだけに、つかの間の幸せが愛しい気がします。
速くさえ弾かなければ、技術的に難しくはないので、
イメージを膨らませながら、楽しんで弾けるのです。
先生は・・・
ショパンが好きなら、難曲をあきらめるのではなく、
楽しんで、自分なりの完成度を高めれば良いんですよ、
と、教えてくださっているのです。
だから、最後の2音に、メチャクチャ厳しいw (↓)
めざすは、完成度!
完成度といえば・・・
北京オリンピックの女子フィギュア、
銅メダリストの坂本花織選手を思い出します。
坂本選手の愛くるしい笑顔、
決まったときに見せるガッツポーズが、たまりません♫
はじけるような笑顔を見ているだけで幸せな気持ちになれます。
試合後、「自分のしてきたことが、間違っていなかった」との
発言を聞きました。
読売新聞オンライン(2月28日付)によると、
「4回転など難度の高いジャンプを組み込まず、完成度で勝負し、
圧倒的な強さを誇るROC勢の一角を崩した」とあります。
きっと、はかりしれないほどの努力をしていらしたのでしょう。
(今年初めて見つけたタンポポは、心を温かくしてくれました。
坂本選手の笑顔のように♫)
大技ではなくとも、完成度を目指す・・・
世界3位の真剣勝負と、単なる趣味を一緒にするのは、
おこがましいですが・・・
わたしも目指すは、完成度だなぁと・・・
(楽譜の指示通りではないけれど、そこはスルーねw)
自分が弾いて楽しくて、豊かな気持ちになれること。
そこを到達点として・・・
日々、ピアノに向かっております♫
ロシアのウクライナ侵攻に衝撃を受け・・・
身辺でも、ウツウツすることが重なり・・・
せめて、ブログは楽しい話題を選びたいなぁと思う、この頃です。
本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。