
おはようございます。
今週、ピアノのレッスンで、
ドビュッシー「レントよりも遅く(ワルツ)」<La Plus que lente (Valse)>を
終えました♫
この曲にまつわるアレコレに、どうぞ、おつきあいくださいませ。

小野寺史宜ファンの皆様なら、ご存知の曲かもしれませんね~
そうです、子ども食堂を舞台にした『とにもかくにもごはん』(講談社)に
登場!
(感想文→小野寺史宜『とにもかくにもごはん』に涙する)
こども食堂の会場は、カフェ「クロード」。
「レント...」は、実際に、
かつて、ラジオのクラッシック音楽番組のテーマとして
使われ話題になったとか。
小説のカフェ・オーナーも、この曲が大好で・・・
作曲者クロード・アシル・ドビュッシーから、店名を付けたとの設定です。
さっそく、アタクシも、曲を聴いてみると・・・
大人な雰囲気の、いい曲でした。
「次は、この曲を弾こう!」
単純なアタクシは、すっかり小説に影響されましたw

「レントよりも遅く」・・・
「レント」は、イタリア語で「ゆっくり」という意味の音楽用語、
「ゆっくり(レント)」よりも「遅く」って!?
・・・難しく考えるのは止めましたw
ドビュッシーのピアノ曲といえば、
「月の光」「亜麻色の髪の乙女」「アラベスク」など、
キラキラと輝くような曲が知られています。
一方、こちら「レント…」は、なんというか、アンニュイな感じ。
もあ~んと、靄がかかっているような・・・
弾けば弾くほど、不思議な気分になるというか・・・

弾き始めた3月の頃、藤谷治『ニコデモ』(小学館)を読んでいました。
主人公ニコデモは、第二次世界大戦前のパリで音楽家として成功します。
(ま、そのあと、いろいろあるわけですが・・・)
パリのキャバレーでピアノを弾くニコデモ。
おお、この曲のアンニュイで小粋なイメージにぴったりです!
アタクシも、ムーランルージュのピアノ弾き気分・・・
またも、小説に影響されましたw

・・・ということで、小説と共に、妄想しながらの、約2ヶ月。
楽しい時間でした。
先生も「『この音は、こう弾こう、いや、こっちの方がいいかな』と、
あれこれ工夫して弾きたくなる曲ですね」と、
おっしゃっていました。
本当は、まだまだ合格点ではないんですけれど・・・
これ以上、練習を続けても、たぶん、飽きてしまいます。
そうすると、嫌いになっちゃいそうで・・・
ということで、現時点では、これまでにしました。
先生も、こちらの意思を尊重して下さるので、ありがたいです。
ご参考までに・・・
サンソン・フランソワの演奏動画をニコ動画より、
貼らせていただきました。
本日も、おつきあいくださった皆さまがいらっしゃることも、
とっても、ありがたく・・・感謝、感謝でございます。
今朝、こちらは、時折、雨が激しく降っております。
どうぞ、皆さま、お気を付けてお出かけ下さいませ。