おはようございます。
先日、久しぶりに夢でうなされました。
その原因となったのが、佐藤賢一『新徴組』(新潮社)。
本日は、悪夢まで見ちゃったほどの小説・話に
どうぞ、おつきあいくださいませ。
(佐藤賢一『遺訓』新潮文庫は、『新徴組』の続編とも言うべき作品。
購入予定で注文しました♫)
数日前、眠っていたら、いわゆる金縛り状態になりました。
夢の中、わたしは子どもで、かつての自分の部屋に寝ています・・・
枕元に、お侍さんが立っている・・・
でも鎧を着けていないから大丈夫、落ち武者じゃないよね・・・
(↑妙な余裕w)
お母さんを呼ばなきゃ・・・声が出ない、動けない・・・
いやだ、大柄な人影が近付いてきた、こわい、この人は誰?
・・・その大柄な人影、つまり夫に、揺り動かされて、
目が覚めました。
相当、うなされていたようですw
これは佐藤賢一『新徴組(シンチョウグミ)』(新潮社)を読んでいたからだと、
翌朝、ぼんやりした頭ながらも、気づきました。
『新徴組』は、新潮社のサイトによると・・・
「沖田総司の義兄・沖田林太郎、軍事の天才・酒井玄蕃(ゲンバ)。
戊辰戦争に不敗伝説を残した、もうひとつの新選組。
池上冬樹氏賞賛。」とのこと。
新選組と新徴組 を、ざっくりいうと・・・
幕末、幕府の募集に応じて京都にのぼった浪士のうち、
京都に残ったのが新選組、江戸に戻ったのが新徴組です。
新選組は会津藩、新徴組は庄内藩の元に置かれました。
新選組と同じく、新徴組の面々も、
幕末の戊辰戦争へと巻き込まれていきます・・・
とにかく、人間描写が豊か・・・いきいきと描かれ、
知らず知らず感情移入してしまうのです。
それだけに人を斬る場面も生々しくて・・・
それが悪夢につながったのだと思います。
(清川口での戦いがあった土地)
なんのゆかりもございませんが・・・
若かりし頃から、アタクシ、戊辰戦争は、断然、旧幕軍!
今月の大型連休で出かけた山形でも、
↑戊辰戦争の跡をたどっています。
その折り、佐藤賢一氏が鶴岡のご出身と知ったのです。
鶴岡は、江戸時代、鶴岡藩(庄内藩)の城下町!
失礼ながら、故・藤沢周平氏にばかり目が行き、気づきませんでした。
そうなると・・・
にわかに、佐藤賢一小説を読む、モチベーションが上がりますw
直木賞受賞の「王妃の離婚」も、
宝塚出舞台化された「傭兵ピエール」も
全然、ダメだったのに・・・
フランスの歴史を「ベルばら」以後、読むのもなんだかなぁ・・・
という気持ちが、どうしても拭えなくて・・・w
でも、庄内藩の「新徴組」だと思うとね!
(『新徴組』のエピローグに登場する松ヶ岡。
まだそこまで読めていないけれど・・・)
本当を言うと、数年前に『新徴組』も、途中で投げていたのです。
今回は、鶴岡に生まれ育ち、今もお住まいという、庄内人が
書いていらっしゃると思うと、それだけで胸が熱くなりますw
しかも、「新徴組」は、山形の旅でも、
印象深かった地に関係しているのです。
それだけに、読みたい想いは強まっています。
ああ、でも、ここのところ、バタバタで、読む時間がなくて・・・
図書館の返却期限が迫ってきました。
この本は、今、品切れで買うこともできず・・・
頑張って読むしかありません。
(追記・今後も手元に置きたいので古本サイトで購入しました)
なお、これを読んだら、庄内の旅での感動を、記事にまとめるつもりです。
その折りは、どうぞ、また、お訪ね下さいませ。
本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。