島根の旅、
本日の話題は、苦手な方もいらっしゃるかも・・・
どうぞ、テキト~にスルーなさってくださいませ。
旅バナの前に、ちょこっと、さかのぼります。
去年の秋、「ドキュメント 72hours」、
「島根・黄泉平良坂 あの世との境界で」を観ていて
大興奮w
というのも、
額賀澪『青春をクビになって』(文藝春秋)に
出てきた土地だったからです。
額賀澪さんの小説は、
いつも新刊を待ちかねて読んでいます。
本作は「古事記」の研究者である
ポスドク(ポスト・ドクター)の青年が描かれ
辛くて辛くて・・・でも光も射すのが額賀流。
小説に登場するのが「黄泉国の入口」でした。
「ここ、絶対に、行きたい、行こう、行く!」
そう決めました。
(↑)黄泉平良坂(ヨモツヒラサカ)が
「黄泉の国(あの世)」と「この世」の境とされる
由来は「古事記」にあります。
ーーはるかはるか昔・・・
夫婦神である伊邪那岐命(イザナギノミコト)と
妻・伊邪那美命(イザナミノミコト)は
睦まじく島々や神々を生む・・・
けれども、
火の神の出産で、妻・イザナミは死んでしまう・・・
妻恋しさに、夫イザナギは黄泉の国を訪ねる。
夫の熱意に、妻イザナミは
何とか帰れるよう、黄泉国の神々と相談するという。
ただし、
「決して中を見ないで下さいね」と約束させて・・・
でも、見ちゃうんだよね、夫イザナギ。
そしてびっくり、大慌てで逃げ出す。
妻・イザナミは黄泉の国で、醜い姿に変わっていたのだから。
恥をかかされたと怒り狂う妻・イザナミ。
さっそく、大勢で追いかけさせるが、
夫イザナギは蔓(カズラ)、筍、桃を投げつけ、
何とか逃げ帰る。
夫イザナギは黄泉の国の入口を
大きな岩でふさいだのだったーー
「古事記」に書かれた、この入口が、
黄泉平良坂と言われています・・・
この日、まずは揖夜(イヤ) 神社にお参り(↑)
妻イザナミ命をお祀りする、
黄泉の国に縁深い神社なのだとか。
そこから車で5分ほど走ると、
黄泉平良坂です。
(歩く場合は、おそらく<↑>の道、徒歩10分ほど)
「72hours」効果か、
5台分の駐車場は、すぐに埋まってしまいます。
鬱蒼とした木立の中ですが・・・
明るい日差しのせいか、
あの世と、この世の境目という
おどろおどろしさはありません。
けれど、畏れ多く厳粛な気持ち。
黄泉国への入口の岩とされる大岩の
撮影も遠慮しています。
ここでは亡き人への手紙を切手代(お賽銭?)と共に
投函すると、ご供養してくださるのだとか・・・
一筆箋とペンも用意されています。
それも訪れる人が絶えない理由でしょう。
気づけば、
わたしも亡き父に手紙を書いていました。
<入口近くの池にはおびただしいほどのオタマジャクシ>
実は・・・💦
きっかけとなった『青春をクビになって』を
旅の直前に読み直したところ・・・
小説に登場する「黄泉国の入口」は
ここ黄泉国平良坂ではありませんでした。
あちらは広島県の比婆(ヒバ)山。
小説で「登山」をしているのに、
番組では軽装でサクッと出かけているので、
ヘンだなぁとは思っていたのです・・・w
気づいたものの・・・
せっかく夫がスケジュールを立ててくれたので、
そのまま出かけてきました😅
どちらも黄泉の国伝説の地であることに
変わりはありませんものね・・・
*********************
長々とおつきあいいただき、
どうもありがとうございます。感謝です!
週明けの朝、激しい雨が降っています。
どなた様も、どうぞお気を付けてお出かけ下さい。
世界中に「優しい風が吹きますように」
1番乗りだぜ(*≧∀≦*)
ええな、
ご夫婦で散策しながら
歴史や文化に触れて😊
亡くなられた方にも
敬意を払って。
勉強になります(*^▽^*)
お互いステキな一週間に
なりますように☆★☆
テル
黄泉平良坂、神秘的な所ですね。
読ませていただいて、一度行ってみたいと思いました✨
お知らせありがとうございます〜
私も父にお手紙書きたいです👐
ご主人様が色々調べて連れて行ってくれたんですね(*´-`)
いつもお優しい❤︎
今日も曇り☁️
お天気スッキリしませんが、素敵な一日をお過ごしくださいね☺️🍀🍀
( chami)
この「72時間」を夫と見ました。一度行ってみたいねと言いながら、我が夫はゴルフツアー優先で、全く行く様子がないので、私は誰か誘って行こうかと考えています。手紙を出したいと思っています。ゆっくりブログで拝読できて本当に良かったです。有り難うございました。なおとも
『黄泉国の入口』という世界観はもしかしたらちょっと苦手かもしれないなぁ。。。
神秘的で森閑としていてきっとあの世とこの世の境目があるように思われるところですね。
それでも亡くなった両親が空高いところから
ずっと見守ってくれているとは心から思っていますが。。。(きっとそれが黄泉の国かな)
コメントをどうもありがとうございます。
うわ、テルさんの「ええな」、
このお言葉、嬉しいです~
これからも、テルさんに「ええな」と
おっしゃっていただける記事が書けますように
精進しますw
テルさん、コチラは快晴ですが、そちらはいかがでしょう?
どうぞ、1日、お気を付けてお過ごし下さいね!
コメントをどうもありがとうございます。
黄泉平良坂・・・
chamiさんも、私と同じく、お母様はお元気ですが・・・ですものね、
お父様に、ゆっくりお伝えしたいこともおありでしょう。
わたしも、思わず、父にあれこれ書いてしまいました。
コチラは快晴です。
それだけでうれしくて・・・
chamiさん、どうぞ良い1日をおすごしくださいね!
こちらは快晴です。
あ、ご覧になりましたか!
あの番組で見るほど、広いエリアではないのが意外でした。
揖屋神社から歩くルートをとると、いっそう神秘的なのだと思います。
調べてみると、もっと不思議な土地がたくさんあるそうで・・・
興味は尽きない出雲でした。
お出かけの節は、ぜひそちらもお訪ね下さいませ~♫
大事な方へお便りができますように・・・
「ドキュメント 72hours」
あっこちゃんと逆に、大晦日のスペシャル以外は
ほとんど観ていないのに、この日はたまたま観ていて・・・
勘違いをした次第ですw
こういうお話は、心の深い部分と関わるので、
お考えはいろいろですよね・・・
帰り道、明らかに何か想いを抱えている若い女性とすれ違い、
大事な人を思う気持ちは、人それぞれだね、と夫と話しました。