深い静かな夜だった。
Mちゃんまんが
ちゃんまーの大切なMが死んだ夜。
仲間にすぐに連絡した。まだ温かく柔らかいMを みんなに抱きしめてほしかった。
硬く冷たいMじゃなく 温かく柔らかいMを。
みんな来てくれた。 仲間もトモダチも たくさん来てくれてMを撫でてくれた。
あぁMはなんてたくさんの人に愛されていたのかと思った。
そしてこんな素晴らしいものを ちゃんまーにくれたのか。と再認識した。
Mと暮らしたから持てた仲間とトモダチ。
たくさん遊んだ。たくさん喧嘩した。(←Mがね。ちゃんまーじゃないよ。)
たくさん笑った。
大好きなみんなに来てもらえて ちゃんまーは幸せだった。
Mは こんなにたくさんの人に愛してもらえていたのだ。
こんなにたくさんの人がMを想って涙を流してくれているのだ。なんてありがたいんだろう。
深夜まで一緒にいてくれたトモダチが帰った後 明鏡を左に、Mを右に抱いて ずっと座っていた。
ずっと ずっと座っていた。泣いてない。ただずっと座ってた。
何かを考えてしまいそうだったから 心を封印した。 固くどこかの扉を閉めた。
そして 深い静かな夜を過ごした。
あぁそうか。みんなもこういう夜を過ごしたのか、と思った。
自分だけじゃない。無くしたのは自分だけじゃない。
ちゃんまーの知ってる人も知らない人もこういう夜を過ごしたんだ。 この深い静かな夜を過ごしたんだ。
何かが終わった。 そういう静かな夜だった。
苦しいんだ。そして痛い。 胸の真ん中にずっと硬いものがある。
トモダチは泣けばいいって言ってくれる。でも泣けない。 その扉を開ける勇気が出ない。
いつか 開けるかもしれないけど それは絶対に今日じゃない。
そして10日が経った。
朝が苦しい。 あぁアイツがいない今日が始まった。と思うから苦しい。
昼も苦しい。 明鏡と散歩へ行って帰って来ても 留守番していたからオヤツをよこせ、と言ってこないから苦しい。
夜が苦しい。 あの深く静かな夜を思い出すから苦しい。
ちゃんまーを立たせたのは明鏡だった。
最初は明鏡を不安がらせてはいけない、と立った。
明鏡がショックで体調を崩したらいかん、と無理やり笑った。
ヨワッチイ明鏡だから、と気遣った。
うっかりするとMの祭壇の前に座り込んで動けなくなるのだが
気付くと隣に明鏡がいて
はっと現実に引き戻されて立ち上がった。
出来ることなら このままずっと ずっとMのそばに座っていたいという気持ちにカツを入れて立ち上がった。
明鏡のためなら立ち上がれる。
明鏡のために今日を過ごそう。明鏡のためなら いっぱい遊んで笑える。
明鏡には驚かされた。
きっとショックで吐いたり下痢したりするだろうと思ってたのに 元気でいてくれるし
ちゃんまーが仕事に行っている数時間 たったヒトリなのに きっちり留守番している。
そうなのだ。明鏡がこんなに逞しく頑張ってるのだから ちゃんまーも負けてはいられないのだ。
よっしゃ。 大丈夫だ。
そんなわけで 今日からブログ再開!
アイツが作ったMちゃんまんファミリーは まだまだずっと続くのだ。
アイツが教えてくれた あのキラキラした素晴らしい時間を無駄にする気はないのだ。
じっと座りこんでいる方が楽だからこそ フンっと立ち上がる。ちゃんまーは楽じゃない方の道を進むのだ。
みんな!本当にありがとう。
みんなっていうのは仲間のことだし トモダチのことだし 家族のことだし メールやメッセをくれた人のことだし
こっそり影から見守っていてくれた人のこと。
気遣いって優しいな。本当に励まされてる。ありがとう。
ランキングも復活するのだ。
ニンゲン目線だと苦しくて痛いけど
Mの目線で考えると幸せに決まってる。
やりたいようにやって たくさん食って たくさん遊んで。
そして最期の最期まで かーちゃんに抱きしめられて命尽きたんだからね。
おい、明鏡もそうやって死ねよ。あとは任せとけ。