桃色鸚哥のため息

風の吹くまま、気の向くままに……

エニシダ(金雀枝:マメ科)も

2005年05月21日 | Weblog
 
結構種類があるようで、とりあえず、周りで見かけたものを載せてみました。赤いのは去年も載せたヤツですけど。ちなみに白いのは「シロバナセッカ(石化)エニシダ」というみたいで、黄色の綺麗に並んでいる小さめの花は「ヒメエニシダ」ということで。以前は大きい黄色のしか知らなかったし、実家の塀の前に車を止めると、上から黄色い花びらがたくさん落ちてきて「ウザイ!」と思っていたので、あまりいい印象ではありませんでしたね。でも、これだけ並べてみると、へえ、いいじゃない!って思えるようになりました。

ところで……。
このところ、あちこちテレビで見かけるのが、舘野泉さんというピアニスト。1936年生まれということだからもう、70歳近いお年ですが、すごい人です。東京芸大を主席で卒業してフィンランドに移住してピアニスト、教授などの音楽活動をしてきた人です。CDも100枚ほど出しているようです。息子さんもバイオリニストという音楽一家。奥さんはフィンランドの人みたい。

この方は2002年に脳溢血で倒れ、右半身不随となったのです。ピアノを弾くことが自分の呼吸、と思っていたのに右手がちっとも動かない……それで生きる気力も失っていたところに、アメリカに修行に出ていた息子さんが、ある楽譜を持って帰ってきた。それは、ブリッジ作曲の左手のための作品だったのです。それを弾いてみて、右手が使えなくても大丈夫とわかって、それから息を吹き返したように左手に命をかけて、仲のよい間宮芳生さん(作曲家)に作曲してもらい、今また新たに左手だけのピアニストとして活動をしているのです。

私は完璧な右利きだから左手の動きが鈍く、それこそ東京芸大出のピアノの先生に左手のための特訓を受けたものでした。なので、舘野さんの話を聞いた時は、すごい!のひと言しか思いつきませんでした。もうちょっと真剣に左手の練習しとけばよかった、なんて思ったりして(笑) 

最近私の心に残った舘野さんのピアノの響きです。左手だけでこんなに音が出せるなんて、と感動しました。明日22日14時からTBSTVで舘野さん出るみたいですので、興味のある方はご覧になってみてください。