五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

バス通勤について

2013-10-16 04:28:15 | 雑件
火曜日にはほとんど五高記念館に出ている。五〇年近く車で行き来していたが後期高齢者になった
のを記念して車の免許状を返納したので記念館への往復にはやはり不便さを感じている。

我が家の上の郷から黒髪までの直通のバスはないので交通センターで乗り換えで行くのである。
バス通勤では時間は約一時間以上を見なければならない。

ここで現在の俺のバス通勤の様子を照会してみたい。

バス停まで約十五分歩いて行くが同時間帯の通勤者に行き合わせるとセンターまで殆ど立ちん坊で行かねばならない。
現在ではさんこうバス、都市バス、熊本バス等が運航しているが、利用するのはやはりほとんどがさんこうバスである。
七時二十九分という時間帯のバスがあるのでなるべくこれに合わせている。約二十分を要して熊本交通センター
バス停に到着する。

交通センターではさんこうバスの外は降車場は一番端だったり,乗降に都合がよい場所はすべてさんこうが占領
している。このことはその昔さんこう関係者がこの交通センターを建設したのでさんこうバスの乗降は便利が良
い場所にあり、ほかの会社の乗降の不便さはその名残りであろうと思われる。

そしてセンターではセンター発大津行き八時に乗ることにしている。
黒髪の大学前までは約二〇分の乗車時間である。大学前で下車し構内を眺めて記念館に達するのである。

その昔大学前バス停は北地区の西側一番端にあったので現在の大学の赤門前に変更してもらったのは何時だったか、
もちろんまだ俺が現役時代で「熊本大学前」と言うのに「一番端にあるのはおかしいじゃないか」という事でバス
協会等に掛け合い停留所位置を変更してもらったのである。今でこそ乗客のための停留所という事で乗客は神様と
大事にされているが、この停留所位置を変更してもらうだけでも全く官庁を相手にしている状態で向こうの関係者
の対応は俺たちが乗せているのだという態度が見え見えであったという事は未だに忘れてはいない。
熊本県の交通は全くのさんこうバスの独占事業であったのでこのような態度であったと思われ、独占ということの
怖さを感じたものであった。