天皇・皇后熊本に来る

ちょうどブログの中では昭和六年の陸軍大演習に天皇の行幸があったことを記していた。

今日は例の日曜日で春日人おても案内に出て行くが、熊本では全国豊かな海作り大会の為天皇が

昨日から熊本に来て地元はじめ大事であるようだ。今日は式典が行われ天皇夫妻は水俣に行くとか

おても案内は九州新幹線の熊本駅の乗降口で行うのであるが日曜の午後と決めていたところ勝手に

一般人は新幹線口には入れないとか、おても案内のための帽子を配布するので、午前のうちに出て

来てくれと言う連絡があった。普段の時は十二時半のバスで行っていたが、そのため今日は朝の九時

過ぎのバスで行くことにした。天皇と言っても我々と同じ人間である。五高の歴史を紐説いていると

昔の現人神の姿が見えているが、現代に於いては人間天皇で現人神でこそないが五高の時代と日本人

の精神は全然変わってはいないように感じるのは俺一人ではなかろう。


此処で昭和６年の天皇陛下五高訪問の五高の奉迎送次第を掲げる

奉迎送次第

１、着御　国家奏楽（きん簿表門に入御の際これを）はじめる楽隊は本校生徒で組織する）
１、便殿へ入御　　　　　　　　　　　　学校長御先導
１、単独拝謁
１、学校長奏上
１、列立拝謁場へ出御　　　　　　　学校長御先導
１、研究成果品展覧　　　　　　　　　同上
１、運動場へ出御　　　　　　　　　　同上（一同敬礼
１、玉座着御　　　　　　　　　　　一同最敬礼（体操教官の指揮による
１、国家合唱　　　　　　　　　　　　一回
１、学校長運動競技開始の奏上
１、運動競技開始　　　　　　　　運動競技中直立休めの姿勢
１、運動競技終了
１、万歳三唱　　　　　　　　　　　学校長の発声による
１、最敬礼　　　　　　　　　　　　体操教官の指揮による
１、学校長終了の奏上
１、玉座退御　　　　　　　　　　　国家奏楽一同敬礼
１、還御　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上