五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

五高開校五十周年記念祭開催される

2015-01-03 04:30:26 | 五高の歴史
今日は二千十五年も早くも三日、月日の経過は早い早い、孫たちも正月に来ていたが昨日は帰った。何時もいない連中が居るとせからしく自分のことなど出来やあしない。昨夜からは本来の自分たちの生活に返れてホットしている。相変わらず旧制五高の歴史・エピソードを探している。

五高は昭和十二年十月十日開校五十周年記念祭を行っている、今から七十七年の昔になるだろうか、日本は軍事大国として世界に打って出ようとしていた時期である。このとき寮史も編纂されている。これまでの五十年間の寮の様子は編集者の意向であろうか、内容については同じ時期に編集されている五高五十年史と大同小異に見える。

この史については昭和二十三年続習学寮史として昭和十二年以降の様子について発行されている。こっちの方は寮生の日誌が基礎になっている。そのためここでは続習学寮史を中心にして掲載して見たい。
五高時代の化学実験所・・重要文化財


昭和十三年の記述から「去る二月末以来引き続き行われている不良学生狩の結果は今更の如く世人をして学生の堕落に眼を瞠らしめた。そしてこの問題が遅蒔ながら世人の注目をひくに至った事は或る意味では喜ばしい事と思う。しかし問題の根源は実に遠くかつ深きものがあろう。これは単に学生のみに限らずインテリゲンチャ一般の浮動性(主としてその社会的地位)無目的性乃至思想の混迷性等に帰し得よう。
しかし思想への沈潜乃至未来への希望を阻まれたインテリゲンチャの選ぶべき唯一の途が、果たしてデカダンスでありエロチズムであろうか、それらは二者択一的関係にあるものであろうか。そのいずれについても否である。之迄「世間を知る」という茫漠な言葉を口にして退廃の生活にまことしやかなこじつけをする人が多かったのではないか」・・ ・・・・・前総代岡部秀一・・・・・