救急車に乗り込むお父さん。それを見送って、残った姉夫婦と私で車で病院(かかりつけの病院、午前中に診察した病院)に行きました。姉が前もって「そちらに運びますから」っといっておいたからだ。
道中、まったく救急車の音は聞こえなかった。国道23号線は相変わらずの渋滞。ここをお父さんが乗った救急車はサイレンを鳴らして通っていったのだろうか・・。
全員が無言の中、だれかが「昨日じゃなくってよかったね、あの雪だったら救急車はこんなに早くこれなかったし、病院にも行くことが出来なかったね」
そう、なんとなく仕組まれた状態だった。家族全員が家にいたのだ。いつもは誰かが家にいない週末。、甥も帰ってきていた。不思議だ・・。
病院について休日夜間窓口に行き、救急外来待合室に行った。するとインフルエンザ患者がたくさんいたけど、そのときはうつるとか、そんなことまったく考えなかった。
救急外来に行くとお父さんの姿も母の姿もなかった。
救急外来の中を甥と姪でさ迷う。カーテンで個々に仕切られた部屋がいくつもあって、そのひとつの前に救急隊が立っている場所があった。そこのカーテンを開けることも出来ず、ただ、お父さんはどこ??っと言っていると看護婦さんに、ここにはいてはいけないから待合室で待っていてください、といわれ、追い出されてしまった。そして姉を見つけて、姉が看護婦に聞くと「今、処置をしていますから」っと言われた。姉はすぐさま私たちに「死ぬための処置をしているみたい」っといった。
力が抜けた・・・。ああ、終ったんだなっと。こんな終り方、本当に思っても見なかった・・・・。自分の親が死ぬなんて・・・こんなに早く、どうしても納得が行かなかった。
放心状態で病院のロビーで姪と座っていた。姉はどこかに行ってしまった母を探しに行った。姪と二人、そう、私と姪はお父さんにうっとうしいほどかわいがられていた。私が姪に「もう少し、やさしくすればよかった」というと姪も「うん・・」っと泣いていた。
姉はどこかに行ってしまった母を捜しながらうろうろしていた。そこに看護婦さんが私たちを呼びに来た。今処置をしていますからこちらに・・・
姉が勇気を振り絞って「父は死んだのでしょうか?」
すると看護婦さんは「え???生きていますよ!!」力強く言ってくれた。
腰が抜けた・・・
周りが見ているけど思わず「よかった!!!」泣き崩れてしまった
後日この看護婦さんにはいろいろお世話になった。ありがとうございます
道中、まったく救急車の音は聞こえなかった。国道23号線は相変わらずの渋滞。ここをお父さんが乗った救急車はサイレンを鳴らして通っていったのだろうか・・。
全員が無言の中、だれかが「昨日じゃなくってよかったね、あの雪だったら救急車はこんなに早くこれなかったし、病院にも行くことが出来なかったね」
そう、なんとなく仕組まれた状態だった。家族全員が家にいたのだ。いつもは誰かが家にいない週末。、甥も帰ってきていた。不思議だ・・。
病院について休日夜間窓口に行き、救急外来待合室に行った。するとインフルエンザ患者がたくさんいたけど、そのときはうつるとか、そんなことまったく考えなかった。
救急外来に行くとお父さんの姿も母の姿もなかった。
救急外来の中を甥と姪でさ迷う。カーテンで個々に仕切られた部屋がいくつもあって、そのひとつの前に救急隊が立っている場所があった。そこのカーテンを開けることも出来ず、ただ、お父さんはどこ??っと言っていると看護婦さんに、ここにはいてはいけないから待合室で待っていてください、といわれ、追い出されてしまった。そして姉を見つけて、姉が看護婦に聞くと「今、処置をしていますから」っと言われた。姉はすぐさま私たちに「死ぬための処置をしているみたい」っといった。
力が抜けた・・・。ああ、終ったんだなっと。こんな終り方、本当に思っても見なかった・・・・。自分の親が死ぬなんて・・・こんなに早く、どうしても納得が行かなかった。
放心状態で病院のロビーで姪と座っていた。姉はどこかに行ってしまった母を探しに行った。姪と二人、そう、私と姪はお父さんにうっとうしいほどかわいがられていた。私が姪に「もう少し、やさしくすればよかった」というと姪も「うん・・」っと泣いていた。
姉はどこかに行ってしまった母を捜しながらうろうろしていた。そこに看護婦さんが私たちを呼びに来た。今処置をしていますからこちらに・・・
姉が勇気を振り絞って「父は死んだのでしょうか?」
すると看護婦さんは「え???生きていますよ!!」力強く言ってくれた。
腰が抜けた・・・
周りが見ているけど思わず「よかった!!!」泣き崩れてしまった
後日この看護婦さんにはいろいろお世話になった。ありがとうございます