紋次郎と日々の出来事

骨肉腫と闘った紋次郎と保護犬の正次郎との日々

最期に向けて・・1

2008年08月25日 23時25分15秒 | 父のこと
眠れぬまま、起きなければいけない時間になりました。あわただしく過ぎる朝。
そんな中、母がトイレで粗相をしてしましました。こんなことありえません。

お父さんは癌になってから今までとは考えられないほど、母のことを気遣っていました。
お母さんがこう言うからこのようにする。お母さんが怒るからこのようにする。お母さんがこういうからこのようにしなさい。など・・母の希望をかなえるよう必死でした。

母はお父さんが闘病中、病院にはほとんど行きませんでした。目が見えにくいっと言うこともあり、行かなかったこともあったのですが、お父さんが倒れてから毎日病院へ行き、病院に泊まり、想像以上のお父さんの無反応を目の当たりにしてかなり疲れていたのだと思います。

粗相をしって、ふと、お父さんはお母さんがこれほど苦しんでいるので、そろそろ楽にしてあげようっと思っているのかもしれないな・・っと思いました
が、母の気持ちは違いました。意識がなくてもやはり生きてほしかったようです。後日わかりました。お父さんの誤算だね

会社に行く電車の中、電車から見えるお父さんが入院している病院を見ながら今日かもしれないな・・・っと漠然に思っていました