毎年の行事となった、第九と肉。
今年も芸大の奏楽堂で開催される第九を鑑賞しに、上野の山に登る。
今回で34回と、市民参加による第九の演奏会では老舗にあたるのであろう。
15時過ぎに演奏が始まる。
席は前列から10列目の端っこだったが各楽器の音が良く聞こえる。
毎回第二楽章の終わり頃に目を覚ますが、今年はすんなり最後まで聴けた。
もしかしたら例年よりテンポが早いのかもしれない。
その証しか、昨年の終演に外にでると、すでに暗くなっていた記憶があるが、今年は明るさが残り、街灯も点灯を待っていた。
動物園を過ぎるころには、閉園時間が迫っているせいか、出口門から大勢の人がはき出されてきた。
山を下り、不忍池に出ると広々とした空間となっていた。
記憶では、池に浮かぶ弁財天に続く道のたもとにあった店舗が跡形もなくなくなっており、綺麗に舗装された空き地だけが残されていた。
なんだか、狐にばかされたよう。
仲見世通りに入ると、街頭のスピーカーから客引きに注意を促すアナウンスが、繰り返し流されていた。
「5,000円ポッキリは絶対嘘」との事。
いつもの店で焼き肉を食べ終わるが、時間が早いのでアメ横に潜入。
年末の上野はなぜか魅力が倍増する。
初めて二木で買い物。その勢いでアメ横の名前も分からない雑貨店で小物を購入。
酔っているせいなのか、アメ横の魔力なのかすべての商品が魅力的に思えてくる。
危険なので早々に脱出を図る。
新御徒町駅までくると、さすがに魔の手も追ってこないようだ。
昨日と同じ大江戸線で帰宅。