銭の戦争 上 金の地獄篇 下 金の味篇
パク・イングォン著
父親の借金・死
それだけでは終わらず
母、兄の死と不幸は続いた。
その状況の中、
執拗な取り立てに追われるクム・ナラ。
人は、金の前でどこまで落ちるのか。。。
落ちざるを得ないのか。。。
落ちるところまで落ちたクム・ナラだったが
金の威力を逆手に取り、大きな変貌を遂げる。
自分が経験した地獄のような日々を
同じ苦しみを味合わせないよう
策を練り、借金者を救い。
逆に金に執着し亡者となった取り立て屋を
陥れ、金を巻き上げる。
唯一の肉親、姉家族の家の前に
巻き上げた金が詰まった段ボール箱を
黙って置いていったクム・ナラ。。。
終わらない、銭の戦争。
この先も続く、果てしない闘いに
負けないでくれ、と
願わずにはいられなかった。