星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

功名が辻 第9回おぼえがき

2006-03-06 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第9回「初めての浮気」(3月5日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

今週の殿。戦いながら退却するという追いつめられた状況で、武士らしく「ここが
死に場所」発言をしたかと思うと、小りんとの浮気をめぐって情けない男になって
しまったり。戦場でのオンと、戦から離れたオフでの落差を思いっきり見せて楽し
ませてくれました。これでチョットわかったのは、オフの場では争いごとを好まな
い殿の性格。と言うワケで、今回は一豊さんの対人「関係」にも注目(笑)。

■死に場所
敗走中に敵に囲まれ、とうとう「ここがわしの死に場所じゃ。千代も許してくれよ
う」と腕の手ぬぐいに触れてから、家臣たちの見守るなか小刀で自分の首を切ろう
とした一豊。その瞬間、家康が援軍で現れまさに命を拾ったのでした。
そんな時でもわざわざ立ち上がって家康に礼を言い、「秀吉様は?」と尋ね、無
事とわかると嬉しそうな顔をするこの人。後に仕えることになる家康にとっても
一豊は、すでに<誠実な男>としてきっとインプットされたに違いない!
(将来の)上司への好感度は二重マル。

■二百石
退却の折に自分を戸板で運んでくれた同僚の堀尾と中村。一豊は二人のところに
出向き「こたびの恩義は生涯忘れん」と言って土下座をしちゃうんですねー。
命の恩人だから当然といえば当然かもしれないけれど、そのまっすぐさは見事。
これには堀尾くんカンゲキ。一豊の二百石加増にやっかんでいた中村くんにまで
気持ちが通じたよう。敵を作らないことも武士の大事な資質なんだろうな、と。
同僚との「関係」の保ち方も二重マル。
「武士は相身互い」という堀尾君。家康も秀吉に同じことを言ってました。

■小りん
キュートな忍びの小りんが登場!ここでは信長のように<NOといえる>一豊さん
ならよかったんだけど、きっと争いごとがお嫌いだったんですね、殿は。
敵の執拗な攻撃に、一夜めは無抵抗主義で、二夜めは和議(笑)で、あくまでも
平和的解決を試みたわけだから。しかも純粋な男と女の「関係」ならまだしも、
相手が間者だったなんて。ここだけはマルをあげられない一豊さんでありました。
一夜めの翌朝、千代の手ぬぐいがほどけて落ちた頃、小りんに質問をして昨夜の
出来事に探りを入れる殿。あの吹き出し方も咳き込み方も、うまいですね~。
それにしても、男三人そろって間者であることにまったく気づかない山内ファミ
リー。あとで気づいた殿が「他言はすまいぞ」と言い、それをてっきりお方様に
対してだと思って吉兵衛がムキになってボケ返すところ、好きです(笑)。

■忍びの二人
六平太に一豊のことを聞かれ「才気走ってはいないけれど人柄のよい男だった」
と話す小りん。「でも床上手じゃなかった」ナンテこんな若い娘に言われちゃい
ましたよー! それもオニギリ頬張りながら(笑)。ここで「比べるな!」と
六平太がいさめるところがちょっと笑える。(六平太、オニギリ頬張りすぎ!)
そして、今回も信長を救った六平太。鉄砲の名手に命じてあえて信長をはずさせ
たのは、ここで信長が死んだら千草越えを小りんにもらした一豊の責任になるか
らなのね。切腹しても追いつかないと言う一豊の命をも救った六平太。できる!
「お前の亭主が助かるとしたら運しかない。祈れ!それしかない。」っていう
千代への言葉も、厳しいけれどどんな慰めよりも納得しちゃいました。

■告白
千代は夫のわずかな変化も見逃さないから、一豊の胸はチクチク痛んだようで。
ゆるせ千代!わしは京で・・・おなごを・・・抱いた。千代との・・・誓いを
破った。突然、千代の前で土下座をする殿。一方的な無条件降伏でしたね。
一度は死を覚悟した男が、どうして千代の前ではこんなに弱いのか。プライドを
捨てて妻に土下座できるのか。そこが一豊さんの魅力の秘密でもあるような・・・。
はじめての<To be Continued> な第9回の終わり方に来週までドキドキ。

 

今週もなし!


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組

・スタジオパークからこんにちは NHK総合
 3月10日(金) 13:05~14:00  ゲスト 三谷幸喜さん
・土曜スタジオパーク NHK総合
 3月18日(土) 14:00~15:00  ゲスト 生瀬勝久さん 
※土曜スタジオパークは毎週要チェック。


雑誌・新聞 
●「NHKステラ」3/11~3/17号(3月8日発売)
<功名が辻>を特集。表紙、目次にも上川さんが登場。(本文全4ぺージ)
上川さんからのメッセージ。武田鉄矢さん、前田吟さんのインタビュー。
●「マネープラス」4月号(3月10日発売)内容紹介←3/12追記
P48-49に上川隆也さん特別インタビュー。
他に第10回・第11回のみどころをドラマの写真とともに掲載。
(「夫を出世させる家計管理術」の最終見開き2ぺージ)
●「ステラMOOK NHK時代劇の世界」(3月上旬発売予定)内容紹介
特別付録として上川さんのポスターつき。
(インタビュー記事全6ページ。過去に出演した時代劇や功名が辻について。)
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 


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2 コメント

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なるほど (しろう)
2006-03-07 15:47:07
信長を殺さなかったのは、信長が撃たれると、一豊の責任になりかねないから。そういう理由も成り立ちますね。何故威嚇で済ませたのか、いまひとつわからないんですよね。六平太、妖しくていいです!

殿のオンとオフの落差は見事ですね。硬軟自在の上川さんならではの見応えです。ほんと一豊という役、上川さんで見られて最高♪
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毎週たのしいです~ (ムンパリ)
2006-03-08 18:29:20
上川さん、前田さん、武田さんの職人ワザともいえる細かい仕事。山内ファミリーはきっと伝説になるでしょう(笑)。大河でこんなチーム今まで見た事ないですよね! ホント毎週楽しいです。

で、しろうさんも気になってますね!六平太は信長に早く天下を取ってもらって平和な世になってほしいから助けた、とも言えると思います。でも私は今回は小りんの情報を聞いてしまったから仕方なく一豊を助けることにした、と推理しましたよ~。あれはたしか六角からの指令。たとえ、はずしたとしても仕事をした事実は残るから報酬だけはもらえるし。威嚇が目的ではなく、信長を助けながら自分の仕事もするという両立作戦だったのでは?って思いました。六平太、不敵なヤツ(笑)。
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