博物館で開催される大きな展覧会で何かとお見かけする寺名の一つ。
浄瑠璃寺。
最近では、鑑真和上展で見た馬頭観音立像がインパクト大でした。
昔の拝観パンフを引っぱり出してみると、やっぱり行ってるやん!(笑)
わわ、これスゴいなー。もーいっかい、逢いにいこっ!
てなわけで、岩船寺から浄瑠璃寺へ。こちらも約15年ぶりです。
周辺は当尾(とおの)と呼ばれるエリアです。
仏像に逢う前に百円野菜にもそそられます・・・(えへ)。
所在地は京都府ですが、当尾は奈良の興福寺の別所として寺院や石仏が
たくさん造られた地域。この浄瑠璃寺も興福寺の別所だったそう。
お寺の名前がいいですよね♪
前に「文楽の夕べ」レポにも書いた通り、浄瑠璃といえばピンポン!
薬師如来さんです。
創建当時のご本尊、薬師仏の浄土である浄瑠璃世界からつけられた名前
だそうです。
池を中央に置き、東には薬師如来をまつる三重塔(国宝)、西には九体
の阿弥如来を安置する本堂があります。
このレイアウトの意味は・・・
薬師仏は東方浄土の教主。現実の苦悩を救い、西方浄土へ送り出してく
れる遺送仏なんです。
もう一方の阿弥陀仏は、西方未来の理想郷である楽土へ迎えてくれる
来迎仏。その間に池がある。
つまり、「煩悩の河を越えて彼岸にある未来をめざし精進する」と
アナタも西方浄土へ行ける! というワケ。
(以上、パンフの受け売り。)
↓この写真は九体阿弥陀堂(国宝)の外側。
中に九体の阿弥陀様がおられ、いわば建物全体が厨子のようなもの。
それぞれの阿弥陀仏ごとに扉があり、外からも見られるのだとか。
拝観の際は阿弥陀堂の中で、間近に阿弥陀仏を見ることができます。
真ん中の大きな阿弥陀さんの印相は来迎印。
あと八体は定印を結んでいます。
建物だけじゃなく、九体阿弥陀如来像も国宝です。
一体一体を見てからもう一度九体ぜんぶを横からいっぺんに眺める
のが壮観♪
これだけじゃないんですよー。
四天王像(国宝)がいい。(多聞天、広目天は東京国立博物館にご出張!)
顔がいいし、細かい紋様もきれいに残ってます。
不動明王三尊像もええやん。二人の童子の表情がねー、たまりませぬ♪
キリがないのでこのへんで。
あ。三重塔に安置されている秘仏の薬師如来像ですが、一昨年、アライグマ
に襲われたそうで、今年の6月15日から修理のためお留守です~。
阿弥陀堂にある美人の吉祥天女像さまも通常は厨子に入ったまま。こちらは
1月と春と秋の公開期間のみ見られるそうです。
あっ、池の向こうに西方浄土が♪
●真言律宗 小田原山「浄瑠璃寺」
・最寄り駅/
近鉄・JR奈良駅から 浄瑠璃寺前経由加茂行バス「浄瑠璃寺前」下車
徒歩すぐ
JR加茂駅からもバスあり「浄瑠璃寺前」下車すぐ
・近くに有料駐車場あり
浄瑠璃寺。
最近では、鑑真和上展で見た馬頭観音立像がインパクト大でした。
昔の拝観パンフを引っぱり出してみると、やっぱり行ってるやん!(笑)
わわ、これスゴいなー。もーいっかい、逢いにいこっ!
てなわけで、岩船寺から浄瑠璃寺へ。こちらも約15年ぶりです。
周辺は当尾(とおの)と呼ばれるエリアです。
仏像に逢う前に百円野菜にもそそられます・・・(えへ)。
たくさん造られた地域。この浄瑠璃寺も興福寺の別所だったそう。
お寺の名前がいいですよね♪
前に「文楽の夕べ」レポにも書いた通り、浄瑠璃といえばピンポン!
薬師如来さんです。
創建当時のご本尊、薬師仏の浄土である浄瑠璃世界からつけられた名前
だそうです。
の阿弥如来を安置する本堂があります。
このレイアウトの意味は・・・
薬師仏は東方浄土の教主。現実の苦悩を救い、西方浄土へ送り出してく
れる遺送仏なんです。
もう一方の阿弥陀仏は、西方未来の理想郷である楽土へ迎えてくれる
来迎仏。その間に池がある。
つまり、「煩悩の河を越えて彼岸にある未来をめざし精進する」と
アナタも西方浄土へ行ける! というワケ。
(以上、パンフの受け売り。)
↓この写真は九体阿弥陀堂(国宝)の外側。
中に九体の阿弥陀様がおられ、いわば建物全体が厨子のようなもの。
それぞれの阿弥陀仏ごとに扉があり、外からも見られるのだとか。
拝観の際は阿弥陀堂の中で、間近に阿弥陀仏を見ることができます。
真ん中の大きな阿弥陀さんの印相は来迎印。
あと八体は定印を結んでいます。
建物だけじゃなく、九体阿弥陀如来像も国宝です。
一体一体を見てからもう一度九体ぜんぶを横からいっぺんに眺める
のが壮観♪
四天王像(国宝)がいい。(多聞天、広目天は東京国立博物館にご出張!)
顔がいいし、細かい紋様もきれいに残ってます。
不動明王三尊像もええやん。二人の童子の表情がねー、たまりませぬ♪
キリがないのでこのへんで。
あ。三重塔に安置されている秘仏の薬師如来像ですが、一昨年、アライグマ
に襲われたそうで、今年の6月15日から修理のためお留守です~。
阿弥陀堂にある美人の吉祥天女像さまも通常は厨子に入ったまま。こちらは
1月と春と秋の公開期間のみ見られるそうです。
あっ、池の向こうに西方浄土が♪
●真言律宗 小田原山「浄瑠璃寺」
・最寄り駅/
近鉄・JR奈良駅から 浄瑠璃寺前経由加茂行バス「浄瑠璃寺前」下車
徒歩すぐ
JR加茂駅からもバスあり「浄瑠璃寺前」下車すぐ
・近くに有料駐車場あり
季節は秋で、小説の中の描写とは少し違いましたが、阿弥陀堂といい、池の配置等を見て、女性的なお寺やと感じたのを憶えています。
そういえば、参道で、初めて「そうめんうり」を見たのも「浄瑠璃寺」でした。
私事ですみません。
素敵ですね。
ってか、アライグマの襲撃に合っていらっしゃったとは^^;
仏様も、体張ってますね~
懐かしがっていただき、うれしいです。
堀辰雄『浄瑠璃寺の春』ですか。一度読んでみたいです。
女性的、ですか~♪ うわ、想定外の表現!
感受性豊かな中学生時代の記憶ですから、きっととても鮮明
なんでしょうねー。
浄瑠璃寺は木が伸びたかもしれませんが、全体の風景は
『浄瑠璃寺の春』の頃や、花かばさんがご覧になられた時と
それほど変わっていないのではないかと想像しています。
猫たちが阿弥陀堂の縁側や、三重塔の前でシアワセそうに
昼寝しており、のどかな風景でしたよ(笑)。
もう幾つぐらい回られたんでしょう?
こちらのお薬師さんはお正月と毎月8日が秘仏ご開帳の日
らしいのですが、当分はお留守のようですから
お電話で確認されたほうがいいですよ~。
アライグマですが、塔内に侵入して天井や壁画、お薬師さん
にまで傷つけてしまったそうです。
修復を終えて早く帰ってこられるといいですね~!